関⻄⼤学ボランティアセンター20周年記念イベント活動報告
被災地支援プロジェクト写真洗浄ボランティア
〜関西大学から能登へ届ける想い〜 イベントレポート
活動概要
本プロジェクトは、被災地支援活動に関心のある学生が、被災地の現状を知り、被災者の方々の心に寄り添う経験を通して、自分たちにできる支援について考え、主体的に行動を起こすきっかけを創出することを目的としています。
2024年度は、現地に行かなくてもできる支援として、学内で「写真洗浄ボランティア」を実施しました。また、写真洗浄活動について理解を深める機会として、昼休みを活用した講座も開催しました。
2025年度は、写真を洗浄するだけでなく、実際に被災地を訪れ、洗浄した写真を持ち主の方へ直接返却することを目的に、「写真洗浄ボランティア in 能登」を実施しました。
学内での活動から現地での被災地支援活動へと段階的に取り組むことで、学生一人ひとりが被災地支援を「自分ごと」として捉え、継続的な関わりへとつなげることを目指しています。
活動内容
写真洗浄ボランティア
5月15日(木)@千里山キャンパス 参加者数18名
第1回目は、アルバムからの「切り出し作業」を行いました。
雨や泥で汚れてしまったあと乾かしたアルバムから、1枚1枚丁寧に台紙から写真を切り出しました。活動前には、写真の持ち主であるすーさんが「写真がかえってくるのを楽しみにしている」と語る動画を拝見し、写真をお返しすることの意味や想いについて考える時間となりました。また、能登の復興状況を知り、被災された方にどのように寄り添うことができるのかを考える機会にもなりました。活動後にはグループごとに感じたことや学びを共有し、参加者同士で思いを深めました。
6月18日(水)@梅田キャンパス 参加者数14名
第2回目は、第1回目に引き続きアルバムからの「切り出し作業」を行いました。また、2回目の参加者は「仕上げ作業」を行いました。
今回、写真洗浄をさせていただいているすーさんのお写真は、泥や雨に濡れてからすぐに乾かしていたため、バクテリアの腐食があまり進んでおらず、綺麗に残っている写真が多くありました。そのため、洗い作業で腐食が進んでいるところを削るよりは、仕上げとして全体的にアルコールで消毒して綺麗に拭き上げを行いました。コープ神戸や関西学院大学の学生など、おたがいさまプロジェクトのメンバーにもご参加いただきました。活動後にはグループごとに感じた思い等の意見交換を行いました。
7月9日(水)@梅田キャンパス 参加者数12名
第3回目は、「切り出し作業」を行いました。カッターと定規を使用し、写真を傷つけないよう注意しながら1枚1枚丁寧に切り出しました。また、能登半島の現在の復興状況についても共有し、写真洗浄の活動がどのように被災地につながっているのかを改めて考える機会となりました。活動後にはグループごとに感じたことを共有し、継続して活動に関わる意義について参加者同士で意見交換を行いました。
8月4日(月)@千里山キャンパス 参加者数19名
第4回目は「仕上げ作業」と「アルバム作成」を行いました。1枚1枚丁寧にアルコールで拭き上げた写真を新しいアルバムに収め、持ち主の方のもとへお返しする準備を進めました。参加学生は写真に写る風景や表情から持ち主の方の思い出に思いを寄せながら、最後まで心を込めて作業に取り組みました。活動後にはグループでの振り返りを行い、写真を通して人の想いに触れる活動の意義について共有しました。
写真洗浄ボランティア in Kansai university 協力団体おたがいさまプロジェクト
ボランティアの満足度
参加者の声~写真洗浄に参加してみて~
- 被災された方の大切な思い出を丁寧に切り取る作業は簡単ではあれど、とても緊張しました。当たり前の日常をうつした写真を目にすると、当たり前を無くしてしまう災害の恐ろしさも肌に感じました。災害支援は初めて行う活動でしたが、今回のボランティアを通して少しでも被災地の方達の力になれることがあれば、やりたいと思いました。(経済学部・2年次生)
- 今回の写真洗浄のボランティアに参加し、改めて「写真」の持つ力や意味を深く実感しました。汚れていたり、濡れてしまった写真一枚一枚に、家族の笑顔や何気ない日常が写っており、それがどれほど大切な記憶かを思うと、自然と作業が丁寧になりました。被災地の方々のつらさを直接理解することはできませんが、こうした形で少しでも寄り添えることに、意味があると感じました。今後も、自分にできる支援を続けていきたいです。
(商学部・3年次生) - 写真からとても愛が伝わってきて、私も元気をもらえました。この活動を通して笑顔になってくださる方がいると思うと、とても温かな気持ちになりました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
(文学部・4年次生) - 被災地の方々の大切な思い出に直接触れることで、写真の持つ力や記憶の重みを実感しました。地道な作業でしたが、人の心に届く支援とは何かを考えるきっかけにもなりました。
(システム理工学部・1年次生)
被災地支援プロジェクト
〜関西大学から届ける能登への想い〜
現地視察
石川県輪島市門前町黒島町にあるゲストハウス黒島(宿泊所)に到着後、現地視察を行いました。
震災から2年経った今でも家財が倒れたままや、窓ガラスが割れて扉も開けっ放しになっている家屋も多くあり、復興の大変さを目の当たりにしました。報道で見ているだけでは分からなかった現地の状況を目と肌で感じることができました。
事前学習足湯・傾聴の練習会
おたがいさまプロジェクト 大竹 修 氏による講義にて、能登の現状や2日目の写真返却会、足湯・傾聴活動について学びました。そのあとは、ペアになり足湯・傾聴活動を行うときの流れやマッサージの方法、声のかけ方など実践的な練習を行いました。
学生で次の日のレク会議
就寝
ミーティング
写真返却会
5月から8月にかけて約80名の関大生が洗浄した写真を、10冊のアルバムにまとめて持ち主の方へ返却しました。持ち主の方は涙を流して喜ばれている様子でした。写真の返却後には、震災当時の様子を伺い、力強さとともに喪失の悲しみに触れる機会となりました。
お茶会・レクリエーション
現地の方々に少しでも楽しい時間を過ごしてもらいたいと、学生自らレクリエーションを企画、「魚へん漢字クイズ」や「絵しりとり」などを実施しました。会場には笑い声があふれ、学生と地域の方々が和やかに心通わせるひとときを過ごしました。
足湯・傾聴活動会
会話を交わしながら足湯とマッサージを通じて心身を癒していただく足湯傾聴。
学生たちは前夜に練習を重ね、被災された方々の気持ちに寄り添うことを大切に、笑顔で活動に取り組みました。
ご飯会イベント会
非常食のカップ麺をアレンジした「カップ麺お好み焼き」約100食を提供しました。足を運んでくれた方からは、「すごくおいしい!」「作り方教えて」と大変好評でした。地元団体「笑haha・とうげ組」の方々によるあんみつのふるまいや、サントリーホールディングス様からの飲料提供もあり、地域と学生が一体となる温かなイベントとなりました。
復興を願う花火の打ち上げ
学生が学内外の募金活動で集めて約77万円で約350発の復興祈願花火を打ち上げました。海辺に集まった住民の方々とともに花火を見上げながら、復興への願いを共有しました。
観覧後には、「花火を観て前を向ける気がした」と涙ながらに語る方もおり、学生も「関西から想いを届けられて本当に良かった」と深く胸を打たれました。
就寝
海岸清掃
腰細地区で海岸清掃を実施しました。区長様や住民の方々、災害支援チーム「いいすまいる」の皆さんと力を合わせ、1トンサイズのフレコンバック28袋分の漂流ゴミを回収しました。
地震による隆起でゴミがたまりやすくなった現地での作業は体力を要しましたが、地域の方々からのお茶の差し入れや温かい励ましに支えられました。
現地活動の様子
活動報告
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
私が被災地支援プロジェクトに参加したきっかけは、以前旅行で能登を訪れ、その土地の魅力に強く惹かれていたからです。綺麗な自然や美味しいごはん、温かく迎えてくれた地域の方々の姿が今でも印象に残っています。ニュースで能登が被災したことを知ったとき、単なる「被災地」ではなく、大切な思い出のある場所が傷ついたように感じました。自分にできることは小さくても、好きな能登のために何か行動したいという思いから、このプロジェクトへの参加を決意しました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動の中で最も印象に残ったのは、支援先で出会った地元の方から「来てくれてありがとう」と直接声をかけてもらった瞬間です。大変な状況の中にありながらも、感謝の言葉や穏やかな笑顔を向けてくださる姿に胸を打たれ、自分がこの活動に参加した意味を強く感じました。瓦礫の残る風景や、以前旅行で訪れたときとは大きく変わってしまった街の様子を目の当たりにし、被害の深刻さを改めて実感しました。それでも、日常を取り戻そうと前を向き、互いに支え合いながら生活を続ける方々の姿が印象的でした。その姿から、困難な状況にあっても希望を失わずに歩み続けることの大切さと、人の持つ強さを深く感じました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
支援活動を通じて、被災地支援とは特別な人だけが行うものではなく、一人ひとりの小さな行動の積み重ねによって成り立つものだと学びました。実際に現地に足を運ぶことで、報道だけでは分からない被災地の日常や、人々が抱える不安や希望に触れることができました。能登が好きだという個人的な気持ちから始まった行動でしたが、その思いが誰かの心の支えや復興への一助につながる可能性があることを実感しました。この経験を通して、関心を持ち続けること、行動し続けることの大切さを学び、今後も被災地に寄り添いながら、継続的に活動していきたいと考えています。
メッセージ
被災地支援やボランティア活動は、特別な知識や技術を持つ人だけが行うものでなく、学生である私たちだからこそ、時間や行動の自由を生かして現地に足を運び、人の話に丁寧に耳を傾けることができると思います。私自身、最初は「自分にできることは限られているのではないか」と不安を感じていました。しかし実際に参加してみると、作業を手伝うことだけでなく、話を聞き、寄り添う姿勢そのものが支援になると気づきました。一歩踏み出すことで、被災地の現実を自分の目で知り、物事を自分事として考えるようになれました。その経験は、被災地のためだけでなく、自分自身の成長にも確実につながると思います。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
元々、友人がこういう活動あるよーって教えてくれたのがきっかけで、あまり今までボランティアをやったことがなかったというところから1度やってみようと思い立って参加させていただきました。ボランティアに興味はあるけどやったことはないままっていうのが自分の中でもったいないと感じていて、友達がきっかけをくれたのでとても良いタイミングだったかなと感じます。また、ボランティアの最初の入口も写真洗浄というもので、比較的に参加しやすい活動だったというのも関係してるかもしれません。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
現地、能登半島で行った被災地の方々との交流が最も印象に残っています。被災地の方々と交流する中で、学生メンバーでどのようなレクリエーションをすれば現地の方たちと円滑にコミュニケーションを取れるのかをみんなで考えました。その過程で学生みんなと仲良くなれたし、被災地の方々ともコミュニケーションが取れたのですごく楽しかったです。レクリエーションを行う上でさまざまな年齢層の方がいるのでそういったことを考慮するのも難しかったですが、達成感がありました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
支援活動を通して、実際にやってみるということの大事さを学べたと思います。今まではボランティアに興味はあるけどそれに経験が伴っていなかったので、実際にどんなものかを把握しておらず、楽しいか楽しくないかも分かりませんでした。しかし、実際にボランティアをやってみて楽しかったし、その中で出会った友達もいて、そこから輪が広がっていく感覚がとても嬉しかったです。これらも実際に行動を起こした結果だと思うのでまずは実際にやってみるというのが大事だなと感じました。
メッセージ
ボランティアをやってみたいなあと思う人は大勢いて、思うだけなら誰でもできるとは思います。でも実際にやってみた人ってめちゃくちゃ少ないし、それをできる機会があることが価値あることなんじゃないかと僕は思っています。とりあえずやってみて、合わなかったらそれはそれで知れた価値だし、ボランティアが楽しいと感じるならそれはやってみたから知れたことだし、とりあえずやってみることかなと思います。入口は友達に誘われたからでもいいし、どんなきっかけでもいいと思います。やったことが後悔に繋がるとは思わないのでまず挑戦してみませんか。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
地域支援や困っている人に寄り添う活動に以前から興味があり、誰かの心の支えになれることがしたいと考えていました。そんな中で出会ったのが写真洗浄ボランティアです。写真洗浄は、被災により汚れてしまった写真をきれいにし、持ち主の大切な思い出を守る活動です。単に写真を洗浄するだけでなく、一枚一枚に込められた人生や家族の歴史、想いに触れられる点に強い魅力を感じ、参加を決意しました。活動を続ける中で、写真の先にいる被災者の方々と直接お会いし、思いを伺いたいという気持ちが強くなり、実際に石川県能登での現地活動にも参加しました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
最も印象に残っているのは、洗浄した写真を持ち主の方へ返却した瞬間です。震災から二年が経過しても復旧が進まない中、その方は私たちに気丈に振る舞い、穏やかに話をしてくださいました。しかし、写真を手に取った途端、表情が崩れ、両手で大切そうに抱えながら涙を流されました。その姿を目の当たりにし、写真は単なる物ではなく、その方の人生や家族との時間が詰まったかけがえのない存在なのだと実感しました。同時に、建物や物資の支援だけでなく、心に寄り添い続ける支援の重要性を強く感じた瞬間でした。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
震災から二年が経過した今でも復旧が進んでいない地域がある中で、皆さん明るく接してくれましたが、お話を聞いているとやはり心の底には大きな不安を抱えていました。写真を持ち主の方に返却した際にも、涙を流して喜ばれる姿を目にしました。その経験から、建物の修復や物資の支援も大切ですが、被災者の継続的な心のケアも必要であることを学びました。被災された方が抱える不安や思いに対して、寄り添い方や、安心して気持ちを引き出せる関わり方がどれほど重要であるかを学びました。
メッセージ
被災地支援やボランティアは、特別な知識や経験がなければできないものではありません。私自身、最初は不安もありましたが、学生だからこそ持てる素直さや時間、そして相手の話を丁寧に聞こうとする姿勢が大きな力になると実感しました。専門的な支援ができなくても、誰かの思い出を守り、気持ちに寄り添うことはできます。若い世代が関心を持ち、実際に足を踏み出すこと自体が、被災地にとって大きな励ましになると感じました。迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。その経験は必ず、自分自身の成長にもつながります。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
本プロジェクトに参加したきっかけは、友人から声をかけてもらったことです。当初は正直なところ、自分に何ができるのか分からず、特別な動機があったわけではありませんでした。しかし、能登半島地震の報道を目にする中で、遠くから心配するだけでなく、実際に何か行動に移す機会になるのではないかと考えるようになりました。また、これまで経験したことのない被災地支援に直接関われる点にも強く惹かれました。友人の一言がきっかけではありましたが、その誘いを通して「自分の目で現地を見てみたい」「誰かの役に立てるなら挑戦したい」という思いが芽生え、参加を決意しました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動の中で最も印象に残っているのは、写真を返却したすーさんの言葉です。「支援に来てくれた人からは“頑張って”と言われるけれど、もう十分頑張っている。だから、いつも踏ん張るようにしている」という言葉を聞いたとき、胸が詰まるような感覚になりました。私はこれまで、被災地では前向きな励ましの言葉をかけることが大切なのだと思っていました。しかしその一言からは、震災後も日常を立て直すために、見えないところで努力を重ね続けている現実が伝わってきました。「頑張る」という言葉が必ずしも相手を支えるとは限らないこと、すでに限界まで努力している人もいることを初めて実感しました。その場では適切な言葉が見つからず、ただ静かに話を聞くことしかできませんでしたが、支援とは何かを深く考えるきっかけになりました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
支援活動を通して大きく変わったのは、自分の立ち位置に対する認識です。現地を訪れる前は、どこかで「支援する側」という意識を持っていました。しかし、被災された方々と実際に関わる中で、その考えは揺らぎました。皆さんはすでに日常を立て直そうと懸命に踏ん張っており、外から来た私たちはその途中に少し関わらせてもらっている存在に過ぎないのだと感じました。すーさんの「もう十分頑張っている」という言葉も、その気づきを強めました。 自分たちは手伝ってあげているのではなく、ある意味で勝手にお節介をしている側なのではないか。その自覚を持ったことで、一方的に励ますのではなく、相手の状況や思いを尊重する姿勢の大切さを学びました。支援とは何かを問い直す経験になりました。
メッセージ
被災地支援というと、現地に行かなければ意味がないと思う人も多いかもしれません。しかし、写真洗浄の活動を通して、現地に行かなくても確実にその地の人のためになれる支援があることを知りました。実際に私たちが洗浄した写真は現地に届けられ、誰かの大切な思い出として手元に戻っています。支援の形は一つではなく、自分の置かれた環境の中でできることにも十分価値があります。学生だからこそ、時間や行動力を生かして参加できる活動もあります。まずは自分にできる形から関わってみることが、大きな一歩になると思いました。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
石川県能登半島の状態をニュースで知り、何か支援できればという思いはあったものの、現地に行くには一歩踏み出せずにいました。そんな中、学内で募集されていた写真洗浄ボランティアの存在を知り、比較的参加しやすい形で支援に関わることができると感じて参加しました。活動を通して、被災された方々にとって写真が大切な思い出の記録であることを実感し、直接洗浄した写真をお返ししたいという気持ちが強くなり、現地での活動の参加を決めました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
関西大学で企画・募金を行い、復興を願って打ち上げた花火が特に印象に残っています。天候が不安定で中止の可能性もありましたが、無事に打ち上がり安心しました。昼間にレクリエーションを行った際、現地の方が花火をとても楽しみにしていると話してくださっていたので、その方々と同じ空を見上げながら花火を眺めていることが非常に嬉しかったです。現地では娯楽が限られている中で、この時間が家族や友人と過ごす心和らぐひとときになっていたらいいなと思います。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
現地を訪れた2025年9月は、被災から1年半ほどが経過していたため、復旧はある程度進んでいるものだと想像していました。しかし実際には、倒壊したままの建物や仮設住宅が残る光景を目の当たりにして、復興の道のりの長さと現実の厳しさを痛感しました。現地に足を運び、自分の目で状況を確かめることの重要性を学ぶとともに、今後自分に何ができるのか、支援の在り方について改めて考える機会となりました。
メッセージ
被災地支援活動に限らず、社会に関わる経験に一歩踏み出すことで自分の価値観や視野は大きく広がります。学生のうちは時間や環境に恵まれいる一方で、受け身になりがちな時期でもあります。社会人になると自由な時間は今と比べて決して多くはありません。だからこそ一度立ち止まり、学生のうちにしかできない事の価値を考えてみてほしいと思います。どんなに些細な行動であっても、その経験は必ず自分自身の成長につながると思います。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
参加のきっかけは人の心に寄り添う支援に関わりたいと思ったからです。私は精神障がいのある方とお出かけをするボランティアに参加しており、発語が難しい方とも関わる中で、言葉だけでなく表情やしぐさから気持ちをくみ取って、そばで見守ることの大切さを学び、相手のペースに合わせ、安心できる時間を共有することが、支援において重要であるのだと感じました。被災された方々に真摯に向き合い、少しでも心の支えになりたいと思ったこと、また被災地支援ボランティアの活動内容には傾聴など、これまで培ってきた寄り添う姿勢を生かせると思い参加しました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動を通して最も印象に残っているのは、実際に目にした被災地の現状と、洗浄した写真を持ち主の方へ返却したときです。倒壊した家がそのまま残っていたり、道路も工事中の場所が多く、現地を訪れるまで震災の傷跡が今も深く残っていることを知りませんでした。日常的にこの光景を目にする方々の苦しさを思うと、震災はまだ終わっていないのだと強く感じました。写真返却会では、今回参加できなかった方も含め、多くのボランティアの思いを無事に届けることができ、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。持ち主の方から被災当時の出来事を鮮明に語ってくださり、その言葉から震災の惨さを深く感じました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
現地ではボランティア同士で助け合う場面が多くあり、協力しあったからこそできた支援活動であったと思います。また、被災された方々同士が支え合い、そのつながりをきっかけに新たなコミュニティが生まれているという話を聞きました。支援活動を通じて、人と人とのつながりや支え合うことの尊さを強く感じました。
活動に参加して、被災地の現状をより多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。関心を持ち、被災地を忘れずにいることが、現地の方々の心の支えにもなると思います。学生だからこそできる発信や行動を通して、今後も支援を続けていきたいです。
メッセージ
ボランティア活動は人生を豊かにしてくれる経験だと思います。活動を通じて、年齢を問わず多くの方との交流を通して様々な価値観や温かい気持ちに触れ、自分自身を見つめ直すきっかけにもなりました。
元々被災地支援といえば、力仕事で危険が伴うイメージが強く、私も最初はハードルが高いと感じていました。しかし実際には、話を聞くことや寄り添うことなど、学生だからこそできる支援もあります。少しでも興味があれば、参加をお勧めしたいです。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
被災地支援にもともと興味があり、大学1年次生の時から現地に行かなくてもできる被災地支援として「写真洗浄」に力を注いでいました。初めはただ写真を綺麗にして、被災者の方が喜んでくれたらいいなという思いで行っていました。しかし、「写真洗浄」への参加回数が増える度に、写真を綺麗にするのみでなく実際に持ち主の方に会って顔を見てお返しをしたい、現地のことや、当時のことなどを聞きたいと思っていました。そんな中、今回の被災地支援プロジェクトがボランティアセンター20周年記念事業として企画され、学生スタッフとして盛り上げたいという思いで参加させていただきました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
私は、被災地支援を行うにあたって花火大会を開催することを目標に、2ヶ月ほど前から募金活動を行っていました。夏で暑いなか呼びかけを続け、多くの方々から温かい言葉に支えられながら約80万円ほどご寄付をいただきました。そんな関西の人達の思いを乗せた花火をなんとか届けたいという思いをもって臨んだ当日だったので、私の気持ちは期待と不安が入り交じっていました。現地の方々はすごく花火大会を楽しみにしてくれていて、それだけでもこれまでのことが報われた気がしてすごく嬉しかったです。夕方になり、私は現地の方の近くで見ることができ、間近で現地の方の喜んでくれる反応を見れて自然と涙が溢れてきました。一生に残る体験だったと思います。これからも人が喜ぶようななにかをしていきたいと思いました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
3日間の活動を通して、現地の方を元気にしたかったのに、逆に元気をもらったとメンバー全員が口を揃えて言っていました。私もそのうちの1人なのですが、元気という名の不思議な力の正体は、気持ちの往来から生まれるエネルギーなのだと感じました。人間に血液が流れているように、思いやりの循環から明日を生きる活力に繋がることを知りました。被災という非日常的な状況の中、大切な人を失った悲しみを背負いながら生きていかなければならなくなった人が閉じこもっていたり、人との交流から遠ざかっていたりしている時は、自分から手を差し伸べて心を通わせる機会を設けることが大事だと学びました。
メッセージ
世間のボランティア活動に対する見方は、必ずしも良いものとは限らないと思います。「偽善だ」「エゴだ」と言われたりしているのが現実です。しかし、私は一度ボランティアに参加してみると純粋に楽しいと思えました。それ以来継続的にボランティア活動を続けています。世間体を気にしてボランティア活動をしにくい人の気持ちもすごく分かりますし、それ以外の障壁は様々だと思います。ただ、個人的には、近所で行われている地域の清掃活動や、興味のある大学で募集が行われているボランティア活動に1歩踏み出して参加してみて、純粋に楽しんでもらえると魅力に気づくかもしれません。また、普通に生きていたら会えなかったかもしれない大切な人や、素晴らしい人に会えるかもしれません。ぜひ、ボランティア活動に参加してみてください!
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
私が被災地支援ボランティアに参加したきっかけは、大学で行われていた写真洗浄ボランティアに出会ったことです。被災地で泥や水に汚れてしまった写真を、一枚ずつ丁寧に洗浄し、持ち主のもとへ返す活動です。それまで私は、地震や水害のニュースを見ても、どこか遠い場所の出来事のように感じてしまっていました。しかし、実際に写真を手に取ることで、その写真の一枚一枚に持ち主の人生や思い出が詰まっていることを実感しました。この写真の持ち主が災害で苦しんでいるのだと強く感じ、被災地を自分とは無関係な場所として見ることができなくなりました。この経験が、実際に現地へ足を運びたいと思う大きなきっかけとなりました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動の中で最も心に残っているのは、足湯傾聴のボランティアです。足湯をしながらハンドマッサージを行い、被災された方のお話を伺う活動でした。そこで出会った方は、20年間毎日欠かさず書いていた日記を、今回の災害で失ってしまったと話してくださいました。年齢を重ねる中で思い出を忘れてしまうことが怖く、その日の出来事を記録していたそうです。「思い出の欠片が一つ無くなってしまった」と語る姿が、とても印象に残っています。私はその方のご家族の話や最近の出来事などを聞きながら、たくさんのお話をしました。帰り際に「こんな幸せな日はない」と言っていただけたことが、とても嬉しく心に残っています。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
被災地支援を通して、私は人との繋がりの大切さや、人の温かさを強く感じました。被災地の方々の心に少しでも届いてほしいという思いから、募金活動を行い、花火を打ち上げました。被災地の方々の隣で花火を見て、涙を流しながら喜んでくださっている姿をみて、心が強く動かされました。自分たちの行動が確かに誰かの気持ちに届いているのだと感じました。また、被災地の方から被災当時のお話をお伺いし、地域の人たちと協力して助け合いながら困難を乗り越えたという話を聞き、改めて人との繋がりの大切さを実感しました。
メッセージ
被災地支援は、正直参加するのに勇気がいります。知らない土地に行くのは不安だし、何をしたらいいか迷うこともあります。私も最初はそうでしたが、実際に現地で被災地の方と関わると、一緒に笑い、涙を流し、胸がぎゅっとなるくらい心が動く経験をしました。小さな行動でも誰かの心に届くことを実感し、行動することの大切さを知りました。迷っている学生には、難しく考えすぎず、まず一歩踏み出してみてほしいです。勇気を出して踏み出したその一歩が、誰かの心を動かすかもしれません。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
中学生の頃から、メディアに映る日本での災害による被害の様子や被災地での被災者のくらしの様子を見る度に、私も何か力になりたいという想いがありました。画面の向こう側では、苦しんでいる被災者の方々が大勢いらっしゃるのに、私は暖かい自宅という安全圏からただ何もできず見ているだけというのが悔しかったです。しかし、実際に被災地に行って活動するというのは過去の自分にはハードルが高く、行動に移すことはできずにいました。大学生になり、自己判断で行動できる範囲が広がり、今回の被災地支援プロジェクトの存在を知り、人生経験という側面でも、このチャンスを掴むしかないと思いました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
ご飯会では、被災者の方々と直接交流させていただく機会がありました。そこで、一人の男性の方に聞かせていただいたお話が最も印象に残っています。その男性の方は、能登のお祭りのことについて話してくださいました。能登では、お祭りに対して一年を通して準備をしています。また、能登のお祭りの中には「高いところから飛び降りて、身体的にではなく精神的に一度死ぬ」というものがあります。能登の方々は、お祭りに対してそれぐらい命をかけています。しかし、その大切なお祭りをもう何年もできていません。お祭りをやるにしても、周りを見ると家は崩れ、道も悪路、そこを御神輿の行列が通るというのは不謹慎になってしまうという状況。また、御神輿を担ぐ人も、高齢化によって人手不足になっている。しかし、他の被災地域では大学生のボランティアを募って御神輿を担いでもらい、お祭りを復活させた地域もあるそうです。「お祭りを復活させたい。復活させるには私たちに何ができるのか、どういう工夫ができるのか」というふうに考える、そういった心持ちが、被災から前に進む一歩になる。「心の健康が、体の健康に繋がる。体の健康は、心の健康に後からついてくる。」と、その男性の方はおっしゃっていました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
上記の、最も印象に残った、被災された男性の方のお話を聞いているとき、私は胸がいっぱいで涙が溢れそうでした。能登の方々のお祭りにかける想い、それが震災により何年もできていない現状。能登の方々の悔しさは計り知れないと思います。そんな苦しい状況で、諦めることなく前向きな気持ちで必死に頑張っている被災者の方々の姿は、私たちにたくさんの精神的な学びを与えてくださいました。それは「周りを思いやる気持ち、協力、励まし合い、人と人との繋がりの大切さ」です。これらは、私たちの生活の中で何度も聞くありふれた言葉であり、軽く考えてしまうかもしれません。しかし、被災者の方々と接したことで、そんな軽い言葉ではない、簡単なことではないことが身に染みて分かりました。
メッセージ
ボランティア活動、被災地支援活動でしか得られない経験や学びはたくさんあります。学生の内にその経験や学びを得ることで、これからの人生観やものの見方が大きく違ってくると思います。実際に私は、今回被災地支援活動に参加したことで世界が大きく広がりました。また、今回の被災地支援活動では、支援に訪れた私たちが「若い学生」であるということで喜んでくださった方も多くいらっしゃいました。学生だからこそ与えられる元気や希望など人々を笑顔にできる前向きな力があるのではないかと思います。助け合いの輪がどんどん広がっていくと良いなと思います。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
友人に誘われて参加した写真洗浄活動をきっかけに、実際に被災地へ行ってみたいと思うようになったからです。写真洗浄は私にとって初めてのボランティア活動で、「写真洗浄は人の心を救う活動だ」という言葉が特に印象に残っています。写真の持ち主の方とビデオ通話をした際、思い出をとても大切にされ、写真の返却を心待ちにされていることを実感しました。写真洗浄は、一見すると簡単な作業に見えますが、被災者の方を思いながら取り組むことに意味があり、その思いは必ず相手に届くのだと感じました。活動を重ねる中で、実際に現地へ行き、自分たちが洗浄した写真を直接お返ししたいと思うようになりました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動を通して特に印象に残ったのは、現地の方々のあたたかさです。ボランティアとして訪れた私たち学生を笑顔で迎えてくださり、傾聴活動ではたくさんのお話を聞かせてくださいました。さらにご飯会イベントでは、現地で獲れたお刺身を私たちに振る舞ってくださいました。現地はまだ完全に復興したとは言えない状況で、毎日その風景を目にすることはとてもつらいはずです。それにもかかわらず、被災当時のことも含めて私たちに語ってくださり、あたたかく接してくださったことが強く心に残っています。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
支援活動を通して強く感じたことは、人とのつながりの大切さや尊さです。私が今まで持っていた、ボランティアは「一方的に支援するもの」というイメージが大きく変わりました。道下地区の方々は、お互いに声をかけ合い、支え合いながら生活されており、私たちもその輪の中に自然と迎え入れてもらっているように感じました。支援する側とされる側という関係ではなく、人と人として関わることで、私自身も元気や学びをもらっていたのだと思います。この経験から、支援とは一方通行ではなく、互いに支え合う関係の中で成り立つものだと学びました。
メッセージ
私が現地で何度も耳にしたのは、「来てくれるだけでうれしい」という言葉でした。特別な技術や大きな力がなくても、現地を訪れ、話を聞き、一緒に時間を過ごすこと自体に意味があるのだと感じました。学生には、時間や行動力、そして周りを明るくするエネルギーがあります。その存在が、現地の方々の気持ちを少しでも前向きにし、笑顔につながることもあります。最初は不安や迷いがあるかもしれませんが、一歩踏み出してみることで、自分自身も多くのものを受け取れるはずです。ぜひ、学生だからこそできる形で、支援の輪に加わってみてほしいです。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
私は、入学直後のボランティアガイダンスでの案内をきっかけに、被災地支援プロジェクトに参加しました。高校生の頃から被災地支援に関わってみたいという思いはありましたが、勉強や部活動を理由に実現できずにいました。そのため、大学生になって最初の挑戦として参加することを決めました。
初めは「現地に行かなくてもできる支援活動」として関わっていましたが、活動を続ける中で、写真の持ち主の方に直接お渡ししたいという気持ちが強まりました。また、能登を実際に訪れ、現地の様子を自分の目で見て感じたいと思い、現地での活動にも参加することを決めました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動を通して最も印象に残った瞬間は、1日目に輪島市へ到着してすぐ目にした光景です。崩れた屋根瓦、薙ぎ倒された家具、割れたコンクリートがそのまま残されており、震災から1年半が経ったとは思えない状況でした。時間が止まったかのような景色を前に、言葉を失いました。しかし、その直後にお会いした現地の方々は、私たちをあたたかく迎え入れ、当時のことや今の思いを穏やかに語ってくださいました。深刻な被害の現実と、人のぬくもりとの大きなギャップに、私は強い衝撃を受けると同時に、人の強さについて考えさせられました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
私は被災地支援プロジェクトに参加するまで、「助ける側」という意識を強く持っていました。しかし、現地の方々とお話をする中で、私の方が多くのことを学ばせていただき、逆に元気をもらっている自分に気づきました。また、ニュースやSNSでは次第に見かけなくなった現地の現状を、自分の目で見ることの大切さも実感しました。さらに、「復興」とは単に建物が再建されることではなく、人の気持ちが前を向けるようになることでもあると感じました。正直に言うと、参加前の私は被災地に対して「可哀想」という一面的なイメージを持っていました。しかし、そのイメージが大きく変わり、当事者の強さや温かさを知ることができたことこそ、私にとって最も大きな学びです。
メッセージ
もし少しでもボランティア活動や被災地支援活動に参加してみようかな、と迷っているのなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。私は1年次生の春から活動を始めましたが、その経験は大学生活の中でも特に大きな財産になっています。人との出会いが増える時期だからこそ、ボランティアで学んだことや被災地で感じたことを、友人や周囲の人に伝えることができました。活動を通して出会ったのは、同じ学生だけでなく、4年次生や社会人の方など、本当にさまざまな世代の人たちです。年齢や立場を越えてつながれるのも、ボランティアの魅力だと感じています。「やってみたい」という気持ちが少しでもあるなら、その気持ちを大切にしてほしいです。何歳から始めても遅くありません。そしてきっと、自分が思っている以上に、多くのものを受け取ることになると思います。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
私は大学入学時から何かしらのボランティア活動に参加したいと考えていました。ボランティアガイダンスを通じ、写真洗浄ボランティアの存在を知るとともに、写真が被災された方にとって唯一の生きる希望であると思い、写真洗浄を通して少しでも力になりたいと思うようになりました。また、ガイダンスや自身で調べる中で能登半島地震で被災された方々の現状を知り、現地に出向く機会があれば被災された方々の心の支えになりたいと思うようになりました。私はこの活動に参加することで被災された方々の心に寄り添う姿勢を大切にしながら、自分にできることを見つけ、少しでも被災された方々の心の支えになりたいと考えて参加しました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動の中で最も印象に残っているのは洗浄した写真をすーさんにお返しした写真返却会です。洗浄した写真を返却した際のすーさんの嬉しそうな顔、被災当時の状況を話された時に流された涙などが今でも思い返されます。実際に写真を洗浄して終わりではなく返却の場にも立ち会うことで、現地に行かない支援であっても被災された方を支えることができるのだと実感できました。そして、写真という「記憶」を通じて人と繋がることの尊さを学びました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
私はこの支援活動を通じ、支援とは単なる作業の提供ではなく、その先にいる「人」の心に寄り添い、記憶を繋ぐことだと感じました。特に写真洗浄をする際には単に汚れを落とす作業ではなく、持ち主の気持ちに寄り添って行うことが大切であると学びました。そして、実際に返却の場に立ち会うことで、自分が向き合っていたのは単なる写真ではなく、誰かの大切な人生の記憶そのものであったのだと強く実感し、「やってよかったな」と心から思いました。
メッセージ
被災地支援活動に興味があっても「自分に何ができるのか」「かえって迷惑にならないか」「現地に行かないといけないし」と悩み、一歩踏み出す勇気が出ない人も多いかもしれません。私自身も、被災地支援活動に興味があっても「実際に現地に行く必要があるし…」と躊躇していました。しかし、写真洗浄活動など現地に行かなくてもできる活動があると知り、これなら自分にもできるかもと思い、これが最初の一歩になりました。そして活動をする中で、実際に現地にも行ってみたいと思うようになりました。しかし、写真洗浄なんかで本当に助けになっているのか?と疑問に思うことがありました。ですが、実際に現地に行くことで、本当に感謝していただいたため、活動に参加して良かったと思いました。もし、被災地支援活動に興味があっても勇気が出ない人は現地に行かなくてもできる支援活動から始めてみてはいかがでしょうか?その行動は巡り巡って現地の方の笑顔や涙、そして「ありがとう」という言葉に繋がるはずです。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
この活動に参加させていただいたきっかけは、被災者の方々を支援する活動をしたいとずっと思っていた春に、関西大学での災害ボランティアの講座を受講させて頂いたことでした。私は以前より防災や自然災害の分野に関心があって社会安全学部に入った経緯もあり、現地での活動を通して力になりたいという思いがありました。併せて、漠然とはした目標みたいな感じで、誰かの支え、助けになるような活動がしたい、誰かのためになりたいという気持ちをずっとありました。そこで災害ボランティア講座と被災地支援活動を関西大学で行うことを知り、講座受講後に活動に参加したいという想いになりました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
活動を通して最も印象に残っていることは、やはり能登で出会った方々が笑顔で溢れたり、喜ばれていたのをものすごく実感できたことです。能登に行かせていただく前に写真洗浄ボランティアや花火を打ち上げるための募金活動など微力ながら関わらせていただいて、準備させていただいたものをお届けできた楽しい時間はかけがえのない思い出になりました。特に、現地での活動中に「ありがとう」という言葉を多くいただいて、その言葉から伝わる温もりや喜びの思いから、私自身嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
まず、ボランティア活動と聞くと重い物を運ぶなど身体に負担のかかる作業が多い印象を受けていたのですが、写真洗浄ボランティアのように誰でも比較的取り組みやすい活動があることを知ったことです。写真洗浄ボランティアの活動はさまざまな世代の方々が取り組める内容で、かつ私も初めて参加させていただいたときにとても温かい気持ちになったのを鮮明に覚えています。また現地での傾聴活動で、お話を伺うことは私自身が学びを得るだけでなく、お話しして下さった方にとっても頑張っていこうと前向きに思っていただけるきっかけにもなるということです。このように言っていただいたことは私にとってこれ以上ない嬉しいお言葉でありましたし、私の力でこれからの目標のための力になることができるのだという幸せな思いになりました。
メッセージ
ボランティア活動に参加してみたいという思いがある、気になっているという方はぜひその気持ちや意欲を大切にして参加してほしいなと思います。私自身も実際被災者支援活動に参加したいという想いの中に、私が活動を通して現地の方の支えになることができるのだろうかという不安もありました。でも「誰かを助けたい、誰かのための活動をしたい」という想いがあれば、必ずその想いが原動力となって喜びを届けることができます。また、ボランティア活動に参加したい想いはあっても、初めてでどのような活動ができるのか分からないという方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は大学のボランティアセンターや活動をされている方々に相談してみてください。様々な不安や思いに親切に向き合ってくださります。このようにボランティア活動ができる機会がみなさんの近くにたくさんあるので、共に笑顔の輪を広げる一員になってほしいなと思います。
被災地支援プロジェクトに参加した
きっかけ・理由
私はもともと、人の役に立ち頼られることにやりがいを感じる性格から、ボランティア活動に強い関心を持っていました。なかでも、一瞬にして日常を奪い去る災害に対し、「困っている人に直接寄り添い、貢献したい」という思いから被災地支援のボランティアに興味を持ちました。大学では災害ボランティアガイダンスを受講して基礎知識を学び、現地に行かなくても取り組める「写真洗浄」にも参加しました。被災された方々が失ったものの大きさと、再生への願いを実感しました。この経験を経て、間接的な支援だけでなく「実際に現地の空気に触れ、直接力になりたい」という思いが確信に変わりました。今も厳しい状況が続く能登の地で、被災された方々の心に寄り添いながら、自分にできる最大限の活動と支援に取り組みたいと強く思いました。
活動を通して、最も印象に残った
出来事・瞬間
私が最も印象に残ったことは2日目に実際に被災された方のお話を聞いたことです。まず、大学で私たちが洗浄してきた写真の持ち主の方からお話を伺う機会がありました。「感じたことのない揺れ」「全身アザだらけ」「震災で何もかも無くなった」などの言葉一つひとつに、聞いているだけで当時の絶望感が伝わり、恐怖を感じる思いでした。しかし、地震があった翌日から炊き出しに動いた行動力に強さを感じ、聞いている側が元気をもらった気がします。他にもお茶会や夜ご飯の際にも被災者の方々の「心の叫び」を直接傾聴させていただきました。初めて当事者の方と話したことで、自分の中で被害の大きさに現実味が湧き、その辛さを肌で実感しました。この貴重な経験を胸に、震災を自分事として捉え、今後の自分にできることを考え続けていきたいです。
支援活動を通じて感じたことや得た学び
今回の活動を通し、被災地支援の本質はただ単に写真洗浄や海岸清掃などの物質的な援助だけでなく、「心に寄り添うこと」であると強く実感しました。被災者の方々とお話する中で、本当に求められているのは、辛さを分かち合い、理解し合おうとする真剣なコミュニケーションだなと思いました。また、過酷な状況の中でもお互いに支え合い、前を向いて困難を乗り越える意志の強さを学びました。人が支え合うことで生まれる希望は、被災地の強さを象徴していると感じます。この活動は、私の人生において忘れることのできない貴重な経験です。ここで心得た共感と覚悟の大切さを今後の学びや生活に活かし社会貢献ができるよう、自分にできる一歩を踏み出していきたいです。
メッセージ
学生として参加したこの活動は、本当にかけがえのない経験でした。一生懸命支援に向き合う力やお茶会などでは楽しんでいただくという心構えは現地の方々の新しい力になり助けになると信じています。そして被災地支援というボランティアを通して自分自身も内面的に成長できたと思います。自分に何ができるのかを追求することは、自分自身の心を豊かにし、新たな視界を開いてくれる貴重な機会だと感じます。この経験を一時的なものにせず、これからの学びや人生を通して、関わる人々へ共有していきたいです。皆さんも、こういう機会があれば一度参加してみるといいと思います。助けになり寄り添おうとする力はきっと誰かに届き、自分自身の成長にもつながると信じています。

















