関⻄⼤学ボランティアセンター20周年記念イベント活動報告
マイクロプラスチックプロジェクト 活動報告
活動概要
本プロジェクトは、環境問題への理解を深めることを目的に、事前学習と実践を組み合わせて実施する「マイクロプラスチックプロジェクト」を実施しました。
本プロジェクトでは、映画上映を通じた学びと、実際の環境保全活動を結びつけることで、マイクロプラスチックをはじめとする海洋ゴミ問題を「自分ごと」として捉える機会を創出しています。
映画『マイクロプラスチックストーリー~ぼくらがつくる2050年~』の上映会は、2023年から継続して開催し、2025年度で3回目となりました。
これまでボランティアセンターでは、淀川や大和川での清掃活動、大阪湾沿岸での海岸清掃など、河川から海へとつながる環境保全活動に継続して取り組んできました。
川や海に流れ出たゴミの一部は、最終的に友ヶ島周辺へ漂着します。
こうした背景を踏まえ、2025年度は、川・海・島へと連なるゴミの流れを意識した実践の場として友ヶ島での清掃活動を実施しました。
事前学習で得た知識を実践につなげることで、参加者が環境問題や社会課題への理解と関心をより深めることを目ざし、活動に取り組みました。
活動内容
9/21(日)
事前学習
映画上映会「マイクロプラスチックストーリー~ぼくらが作る2050年~」
本映画は、ニューヨークの小学生たちが自分たちの未来を良くするためにプラスチック汚染問題に向き合い、行動していく様子を題材にしています。
子どもたちの素朴な疑問を丁寧に重ねていきながら、専門家がそれに回答することでプラスチック汚染問題を分かりやすく解き明かしていく内容を通して環境問題について学び、環境保全活動の意義を再確認するきっかけとなりました。
映画上映後は、グループごとに映画を視聴した感想を共有しました。
当初は、上映後にニューヨーク在住の監督とオンラインを繋いでの座談会を予定していましたが、先方の都合により実施できなかったため、代替として受講者アンケートにて監督への質問を募集し、回答を学生に共有することでより深い学びに繋げました。
マイクロプラスチックが世界でどれほど排出されているかという現状や、ニューヨークの小学生たちが自ら考え行動している姿を知ることで、受講学生にとって「自分にできること」を意識する機会となりました。

社会学部
1年次生
ニューヨークの小学生たちの行動力に驚かされました。言葉で言うことは簡単だが、実際行動に移すことは難しく勇気のあることであるため、実践できているのを見て私自身も役に立ちたい、未来のために何か行動しなければならないという気持ちになりました。

経済学部
1年次生
ニューヨークの自分よりも年齢が年下の人たちがマイクロプラスチックの知識だけを学ぶのではなく、実際に行動に起こす行動力を見て、衝撃を受けました。それと同時に自分も今後、身近にプラスチックを無くしていく行動をしていき、ゴミを減らしていきたいと思いました。

社会安全学部
2年次生
昨年の10月でもプラスチックゴミについて学び、実際に大阪湾に行ってゴミを集めました。プラスチックゴミがあちこちに落ちてあり、波打によって丸く小さくなっているマイクロプラスチックもたくさんあったことを覚えています。この映画を通して、再びプラスチックゴミが海を汚して生き物や人間に大きな影響を与えていることを実感し、私も普段の生活でプラスチックを減らす工夫をしながら、ボランティアを続けていきたいと思いました。

社会学部
3年次生
環境問題は決して遠いものではなく、私たちの日常生活と深く関わっていると思います。これからも自分にできることを続け、将来は学びや仕事を通して持続可能な社会づくりに貢献していきたいです。
10/5(日)
友ヶ島清掃ツアー
関西大学から和歌山県加太へ
加太から友ヶ島へ
午前 北垂水海岸の清掃
友ヶ島の北側に位置する北垂水海岸を清掃しました。
北垂水海岸は、砂浜のため大きなゴミから砂に埋もれたマイクロプラスチックまで様々なゴミが流れつきます。
また、日本のゴミだけでなく、海外由来のゴミも多くみられました。当日は、雨天での活動となりましたが、約1時間の清掃活動を行い、ゴミ袋30袋、約60kgのゴミを回収しました。
昼食・観光
午後 南垂水海岸を清掃
※雨天のため午後の活動は実施しておりません。
友ヶ島の南側に位置する南垂水海岸を清掃予定でした。
南垂水海岸は岩場のため、ペットボトルや流木など大きなゴミが多くみられます。
当日は、雨天のため清掃活動ができませんでしたが、北垂水海岸と南垂水海岸の両方を清掃することで、流れつくゴミの違いやどこ由来のゴミなのかを考えることができます。
また、マイクロプラスチックがどれくらいあるのかを実際に調べることを予定していました。
関西大学到着
現地活動の様子
活動報告
参加した感想

社会学部
4年次生
こんなにもいろいろな種類、数のゴミがあることは実際にボランティアに参加してみないと知りえないことだったと思います。普段このくらいいいかと思っていることが積み重なっている現実を頭において生活するべきだなと思いました。参加者同士楽しくコミュニケーションを取りながら進めることができて、とても刺激的でした。

文学部
4年次生
想像以上にゴミが多く、驚きました。
今後は、ゴミへの関わり方を見直すと共に、今回学んだことを第三者に伝えることでゴミ削減に繋げていきたいです。

社会安全学部
2年次生
思っていた以上にゴミが多く、プラスチック汚染に対して自分ごとに捉えることができました。
今まで、どこか他人事に思ってしまっていた部分があったが、今回実際にゴミを目の当たりにし、まずは自分ができることから始めたいと思えました。

商学部
2年次生
漂着ゴミの中には日本の商品だけでなく、英語や中国語で書かれた袋なども落ちていたのが衝撃的でした。そのほかにも崩れかけているペットボトルやカンなど、映画で見たことを実際に友が島で見れたのがよかったです。漂着ゴミの中には大阪や兵庫など近隣の県から流れてくるものもたくさんあると思うので、お互いに現状を共有し、協力して海洋ゴミ問題に取り組んで行くべきだと感じました。
ボランティアの満足度
参加して感じたボランティアの魅力
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ボランティアは非営利な活動ですが、お金には代えられない経験や機会を得ることができる点でとても良い活動だなと改めて思いました。 (商学部・1年次生)
- 社会貢献できたという達成感が得られることです。特に行動を起こしていなかった時よりも身近に環境問題を自分事に感じ、意識を高めることができることです。(社会学部・1年次生)
- 実際に現状を見ることで、環境問題の深刻さを肌で感じることができるところです。(商学部・1年次生)
- 耳にする情報も大切だが、実際に自分が体験してみるということの大切さを感じることができるところです。(経済学部・1年次生)
- 今まで授業で習ってきたこと以外での学びがあること。また、普段関わりがない人と交流できることです。(商学部・2年次生)
- 人の役に立ちながら自分も成長できるところです。(総合情報学部・1年次生)



