お知らせ

2018.12.17

2018.12.15「「座」の文芸~宝塚歌劇と上方の「笑い」~」を開催いたしました。

日本独自の文芸である俳諧は「座」の文芸とも呼ばれます。非日常的な関係で
つながり、生きる楽しみをいっしょにする「座」という場で俳諧が育まれました。
上方の「笑い」もまた、落語でも狂言でも、現代に至って喜劇、漫才も、その
場の人たちがその場の非日常的な関係でつながり、楽しむ、人間が連帯する気
持ちを営みます。上方の芸能を「座」という概念を通して考えることで、上方の「笑
い」の文化に新しい見方が生まれそうです。今回の研究会は大東文化大学東洋
研究所の協力を得て、前半の研究報告では、上方の「笑い」と「座」の歴史的
な展開をたどり、宝塚歌劇の作品が生みだされる現場を「座」と捉え直しました。
後半は、「座」の典型的な場である宝塚歌劇について、元宝塚歌劇団トップスター
榛名由梨さんからお話しをうかがいました。


日時:2018年12月15日(土)13:00~16:30
場所:関西大学千里山キャンパスなにわ大阪研究センターセミナー室

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研究報告1 「風狂と『笑い』―天和・貞享期の座の文芸―」
  安保博史(群馬県立女子大学文学部教授、大東文化大学東洋研究所兼任研究員)
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研究報告2 「『笑い』と『座』の文芸―宝塚新芸座と新人会―」
  藏中しのぶ(大東文化大学外国語学部教授、同東洋文化研究所兼担研究員)
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講演 「ベルサイユのばら、45年の軌跡」
  榛名由梨(元宝塚歌劇団トップスター)

共同開催:関西大学なにわ大阪研究センター特別研究「なにわ大阪『笑い』文化の再検討」班
     大東文化大学東洋研究所「茶の湯と座の文芸」研究班

協力:関西大学人間健康学部浦和男研究室
   群馬県立女子大学文学部安保博史研究室
   大東文化大学外国語学部蔵中しのぶ研究室


チラシはこちら