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6/9(土)外国語学部主催 史傑鵬 氏による学術講演会を開催しました

  • 2018/06/22

 6月9日、外国語学部では、史傑鵬教授をお招きし「『説文解字』の世界:漢字学の濫觴」を演題に学術講演会を開催しました。当日は約40名の皆さまにお集まりいただきました。
 漢字、訓詁学を専門とする史教授は、中国最古の部首別漢字字書『説文解字』(せつもんかいじ)について講義した。東漢の許慎が、漢字を540の部首に分けて体系付け、その成り立ちを解説し、字の本義を記しているのが『説文解字』であり、有名な漢字「六書」の学説もこの本から始まり、『説文解字』は紛れもなく漢字学の濫觴です。
 『説文解字』に関する研究は、清代に最も大きな成果を上げた。19世紀末の甲骨文字の出土により、研究が更に深められました。史教授の講演では、『説文解字』の著者、成立を紹介する他に、清代「小学」の研究成果を振り返り、特にその研究方法について話しました。また『説文解字』の知識は、今日、国外の学習者を含め、漢字学習にどのような示唆を与えられるかについても問題提起をされました。

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