外国語学部 吉田信介教授のゼミでは、問題解決力と交渉力を兼ね備えたグローバル人材への成長を目指し活動しています。その一つの軸としてフィリピン女性とその子ども達の自立支援をしているNGO団体『DAWN(Development Action for Women Network)』への協力を行っています。

今回のあけぼのツアーはDAWNの活動の一環で
① 父親が日本人、母親がフィリピン人の子ども達が日本を訪れ、離れて住む父親と再会する事
② 生活費や養育費の援助を日本の父親から受け取ること、
以上２点を目標とし、ミュージカル公演をすべく来日されました。

総合情報学部の久保田真弓教授やDAWN創業者の方によるご挨拶、久保田ゼミ生からの説明後、子ども達による舞台が行われました。

"The Crane Dog～ルーツを探して～"
鶴と犬の間に生まれた「クレイン・ドッグ」の物語。
普段はシャイな子ども達ですが、舞台上で堂々と演技を披露する彼らの劇に引き込まれ、1時間の公演はあっという間に過ぎていきました。
公演後は質問コーナーが設けられました。子どもたちは、彼らの両親や自分自身を演じることで、当時の両親の気持ちを理解することができるようになったと語っていたことが印象的でした。

最後は皆でダンスを踊り約50名の参加者が集まる会場が一体となる中、公演は閉会しました。
吉田ゼミから出店した、フィリピン女性作のSIKHAY商品の販売も大盛況でした。