それぞれの想いを乗せて。万博部フードを夢洲で提供!サスティナブルな未来の食工房

関大万博Weeks 2025.09.22

それぞれの想いを乗せて。万博部フードを夢洲で提供!サスティナブルな未来の食工房

 9月14日から20日の一週間、関大万博部が大阪ヘルスケアパビリオン「デモキッチンエリア」に出展し、「人と文化が繋がるサスティナブルな未来の食工房」と題した試食・試飲イベントを実施しました!

デモキッチン

 本イベントは、食を通じて人と文化を繋ぎ、多様な価値を共有することで「いのち輝く社会」を実現を目指す企画。関大万博部の8つのプロジェクトのうち、食をテーマに活動する3チームがそれぞれのオリジナル食を提供しました。

デモキッチン

クラフトコーラで世界と乾杯!――「關杯チーム」
 「關杯チーム」が結成当初から大切にしてきたのは「繋がり」です。国や宗教を問わず世界中で親しまれている飲み物「コーラ」を活動の軸に据え、万博での「乾杯」交流を一つの目標に掲げてきました。コーラ作りに取り組むなかで、「コーラが人と人を繋ぐアイテムになり得る」ことを実感。オリジナルクラフトコーラ『關杯』の商品化や学内外での販売イベントを通じ、多くの人とのご縁を生み出してきました。

デモキッチン

デモキッチン

 「乾杯は魔法の合言葉」をスローガンに、これまでにも万博会場において乾杯交流イベントを実施してきましたが、今回が最後にして最大規模のイベント。クラフトコーラ作りの実演ワークショップを行い、来場者と一緒に工程を共有しながら、完成したコーラを3日間で1,500杯提供しました。初対面の人同士がコーラで乾杯し、一体感のある空間が広がりました。

デモキッチン

デモキッチン

非常食アレンジで防災をもっと身近に――「未来の私たちへチーム」
 「備蓄していた非常食、気づいた時には賞味期限が過ぎていた」という日常の1シーン。こうした問題に着目し、食品ロスの削減や防災啓発を目的に始動したのが「未来の私たちへチーム」です。「非常食は味気ない」という世間のイメージを変えようと、手軽に、楽しく調理できることをポイントにアレンジレシピを開発。同時に、日常的に消費しながら備蓄する「ローリングストック」の考え方の普及にも取り組んできました。

デモキッチン

デモキッチン

 デモキッチンで提供したのは、「冷やしサラダフォー」「まぜそばフォー」「ポテチおにぎり」「フレンチトースト」「梅茶漬け」「鮭茶漬け」の6品。容器には環境に配慮のバガス製品を用いるなど、身近なところから持続可能性を意識しました。3日間で合計540食を提供し、来場者からは「非常食って美味しい」「備蓄するのも楽しそう」といった声が寄せられ、非常食の新しい可能性を届けることができました。

デモキッチン

デモキッチン

みんなにやさしい食を目指して――「EXPO食堂チーム」
 「世界の食文化を理解し、ともに楽しむ社会をつくりたい」。そんな想いを持ったメンバーで結成されたのが「EXPO食堂チーム」。キャンパス内の学食とコラボし、世界を感じられる期間限定の万博メニューを開発・提供するなど、万博機運の醸成にも貢献してきました。

デモキッチン

デモキッチン

 多様性を考える中で注目したのが、ユニバーサルデザインフード(UDF)。UDFとは年齢や障害の有無に関係なく、誰もが美味しく食べられる「やさしい食品」です。デモキッチンでは、関大独自の「KUDF」を開発し、アメリカ、イタリア、インド、メキシコ、日本風のKUDFハンバーガーを提供しました。パンとハンバーグにはUDF規格適合商品を使用し、バジルソースやサルサソース、カレー粉、お好み焼きソースなど各国風のトッピングを施した簡単レシピ。UDFの理念を伝えながら、和やかな交流の場をつくりました。

デモキッチン

デモキッチン

さいごに
 関大万博部の食に関わる3チームの集大成として臨んだデモキッチン。「食を通じて人と文化を繋ぐ」という壮大なテーマに、学生たちは全力で挑みました。食を通じた交流には、文化や価値観の違いを超えて、人と人を近づける力があります。今回の取り組みが、来場者の皆さんにとって未来を考える新しいきっかけとなれば幸いです。

関大万博部の詳細
関大万博部公式Instagram

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