KANDAI RAINBOW DAYを開催しました!

関大万博Weeks 2025.07.18

KANDAI RAINBOW DAYを開催しました!

「普通」をほどいて、じぶんを知る。誰かを想う。
 2025年6月30日(月)、関西大学千里山キャンパスにて、「KANDAI RAINBOW DAY」を開催しました。本イベントは、「だれかの"普通"に合わせなくても、安心していられる関大に。」をテーマに、多様性を祝福し、自分らしさを大切にすることを目的とした体験型イベントです。本学ではこれまでも企業やNPOと協働し、性の多様性を尊重するイベントを開催してきましたが、今回はその中でも過去最大規模の取り組みとなります。
 PRIDE月間(LGBTQ+の尊重と多様性を祝う月間)である6月に、性の多様性や自分らしい表現について、楽しく学び・感じ・共有できる6つのブースが設けられ、学生・教職員・地域の方々など、多くの来場者でにぎわいました。

KANDAI RAINBOW DAY

楽しく参加して、ちょっと学べる。そんなきっかけに
 ブースのひとつである性の多様性クイズでは、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社と株式会社ファミリーマートの協力のもと、関西大学が作成した『性の多様性に関するガイド』およびコカ・コーラシステムの『LGBTQ+アライのためのハンドブック』の内容をもとにしたクイズを出題。「アライってどんな人?」「アウティングってどういう意味?」といった、日常の会話にも関わる大事なテーマを、クイズという気軽なかたちで楽しみながら学べる内容となっていました。

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

 参加者は学生や教職員を含めて312人。ガイドやハンドブックをじっくり読み込んで真剣に解答する姿も見られました。
 正解者にはコカ・コーラ社製品とLGBTQ+アライのためのハンドブック、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとファミリーマートが共同制作したオリジナルステッカー、関大アライ会のオリジナルステッカーをプレゼント。気軽に楽しめて、ちょっと学べる—そんな絶妙なバランスのブースは、学生が「アライ」について知ったり、企業のLGBTQ+への取り組みに触れるきっかけにもなっていました。

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

愛のかたちを祝うフォトブースも登場
 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの協力によるレインボーフォトブースでは、"あいあい傘"の演出や、「HAPPY PRIDE」の合言葉のもとに、"愛のかたちも祝う方法もひとりひとり違っていい"というメッセージが、写真撮影という体験を通して届けられました。

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

 「Love as you are - ありのままの愛を祝うフォトスポット」と題されたこの空間では、学生たちが自由にポーズをとりながら、楽しそうに写真撮影をしていました。フォトブースには、花束やサングラス、蝶ネクタイ、カチューシャ、帽子など、自分らしいスタイルや気分を自由に演出できる小物が数多く用意されており、来場者はそれぞれの感性で撮影を楽しんでいました。

KANDAI RAINBOW DAY

 また、高橋智幸学長もフォトブースを訪問。イベントのメッセージに共感しながら、場の雰囲気を温かく盛り上げてくれました!一人でも、大切な友人や同僚とでも、誰かと一緒に写真を撮ることは、ちょっとした気恥ずかしさがつきものです。だからこそ—笑顔になること、自分を表現すること、そしてその楽しい一瞬を誰かと共有して写真に残すことが、フォトブースでの特別な体験になったのではないでしょうか。

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

「じぶんらしさ」を探したり、「違いを知る」体験の場として
 さらに本イベントでは、学生団体や職員の主体的な取り組みによって、多様なブースが展開されました。学生団体Your Voice Loungeは、「多声空間」と「缶バッジづくり」を企画・運営。話しにくい感情や小さな違和感を言葉にして共有する「多声空間」では、来場者がふと立ち止まり、自分の内面と静かに向き合う時間が流れていました。缶バッジづくりでは、色や言葉を選んで「じぶんらしさ」を目に見えるかたちにする楽しさが広がり、終始にぎわいを見せていました。

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

 関大アライ会(職員の自主研究会)が運営した「多様性ライブラリ」では、性の多様性や多様な家族、生き方に関する絵本やマンガを自由に手に取って読むことができ、穏やかな雰囲気のなかで多様性に触れる学びの場となりました。

KANDAI RAINBOW DAY

 「My Closet ~私らしい服選び~」は、学生団体Your Voice Loungeと関西大学SDGsキャンパスサポーターが連携して実施。学内で回収した古着を、性別ではなくサイズごとにディスプレイし、誰でも自由に選んで無料で持ち帰ることができるポップアップ・クローゼットとして開かれました。「レディース」「メンズ」といった分類をあえて設けず、"自分が好きだと思う服を、自分の感覚で選ぶ"という体験が、参加者に新しい視点や安心感をもたらしていました。

KANDAI RAINBOW DAY

KANDAI RAINBOW DAY

 「KANDAI RAINBOW DAY」は、単なるイベントではなく、関西大学がダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進する姿勢を"可視化"するシンボリックな1日です。関西大学は、今後もキャンパス内外のパートナーとともに、すべての人が「安心して、じぶんらしく」過ごせる大学を目指し、継続的に取り組みを展開してまいります。

戻る