学生の声 Students' VOICE(社会情報システム系)

社会情報システム系 4年次生 海野 貴見さん(Takami Umino)

理想の環境で、理想の学びを実現

高校生の頃は、CMなどの映像制作に強い憧れがありました。オープンキャンパスでC棟のスタジオをはじめとする高槻キャンパスのさまざまな制作環境に一目惚れ、絶対ここで学びたいと決めていました。もちろん映像制作だけなら専門学校や美術系大学で学ぶ道もありますが、映像と同時に心理学や情報など、とにかく幅広い領域を学びたいという希望がありました。そんな自分の想いに応えてくれる学部は総合情報学部しかありませんでした。

身近で奥深いマーケティングの世界

1年次には、総情を知るきっかけにもなったメディア系の授業はもちろんのこと、系の区分にこだわらず少しでも興味を感じた授業は、なるべく履修するようにしていました。 特に印象に残っているのは『経済学』です。この授業を受けるまでは、"経済"と聞いてもどこか自分とは縁遠い世界のことのように感じていました。でも本来は、消費をしない人などいないのと同様に、誰もが"経済"の当事者のはずです。そんな身近で奥深い分野に可能性を感じ、興味の軸が社会情報システム系に映り始めた頃出会ったのが、今ゼミで取り組んでいる"マーケティング"でした。当初は「お金に関する計算が難しそう」という印象が強く、文系だった私には苦手意識もありました。しかし、やみくもに数字だけを追いかけるのではなく、実際の消費の現場で得た、さまざまな情報を考慮・分析し、"売れる仕組み"を考えていく。なんてクリエイティブでおもしろいんだ!とマーケティングの虜になりました。本格的に自分の学びを掘り下げる3年次からは、今まで座学で学んできたことを実践したいと思い、実際の商品開発にチャレンジできる今のゼミに決めました。

フィールドワークでつかむ“売る”ことの本質

ゼミでは、マーケティングの基礎を学ぶケーススタディとして、毎年取り組んでいる2つの有名コーヒーチェーンの違いについて考察する課題があります。まず両店舗を訪れ、食器やインテリアなどのハード面から、商品ラインナップ、客層や価格帯の違いなど…etc。フィールドワークで調査します。普段何気なく利用しているコーヒーショップにも、"一杯のコーヒーを売る"ための工夫と緻密な戦略があふれていることに気がつきます。その後は、先輩にも参加していただきながら、調査結果を発表し合い意見を交わします。ディスカッションでは、自分では思ってもみなかった意見が出たり、まったく異なる視点で分析を試みるメンバーがいたりと、マーケティングの難しさとおもしろさ、その両方を実感することができました。このゼミは自分の意見をしっかりと発言できるメンバーが集まっているので、議論が白熱しすぎることもあります(笑)。ですが大切なのは、それぞれの意見に耳を傾け、空中分解させること無くひとつの目標に向かって前向きな議論にしていくこと。この課題を通じてマーケティングのフローだけでなく、分析の仕方やディスカッションの際の役割分担など、グループワークのポイントも学ぶことができました。

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市場調査と企画力が問われる商品開発

ケーススタディが終わると、商品開発プロジェクト スチューデント・イノベーション・カレッジ<空想生活>、通称Sカレへのチャレンジがはじまります。これは、実在の企業がスポンサーになり全22大学29ゼミの学生が、商品企画からマネジメントまでを行うプロジェクト。マーケティングの実践と、その成果を市場で評価してもらうことのできる貴重な機会です。私のグループのテーマは『手のひら木工小物』、グループ名は、誰かのfavorite(=お気に入り)になればとの思いを込めて"ふぁぼ"と名付けました。このプロジェクトでは、素材やサイズ、加工の工数等の条件はありますが、コンセプトやターゲットだけでなく、商品自体も自由に提案することができます。もちろん、自由に発想できるからこそ商品化に至るすべての課程で説得力が求められます。Sカレでは、本番の前に開会式で企画段階のプレゼンがあるのですが、私たちのグループはコストやデザインなど、ツメの甘さをことごとく指摘され見事に撃沈。夏休みにいちから企画を見直すことになりました。メンバーそれぞれが分析調査とアイデアを絞り、辿り着いたのがアロマスタンド。メインターゲットである女性のニーズがあること、そして市場が確立され広く一般化した癒し系グッズであることが決め手になりました。もちろん構造のシンプルさや加工のし易さなど、コスト面も意識して考えました。

こだわりのプレゼンテーションで商品の魅力を伝えたい

企画は先生からも好評をいただき、いよいよ本格的な商品開発に進みます。序盤に苦しんだ甲斐もあって、イメージが固まってからは、比較的スムーズに具体的な商品に落とし込んでいくことができました。デザインは木製の素朴さや優しい印象を活かして、りんご、洋なし、ももをモチーフに。商品名はアロマを文字って"Aromapple(りんご)"Aromapear(洋なし)""Aromapeach(もも)"の3種類に決定しました。本番発表では、デザインとネーミング、それにプレゼンテーションの構成にも高い評価をいただくことができました。実は、プレゼンに関しては秘策があったんです。元々、映像制作をめざしていたこともあり、プレゼンは商品CMを作り、映像を活かしたものにしたいと考えていました。CMは発表前の特徴紹介、締めのライフスタイル提案の2本仕立て。他のグループにはないユニークな発表ができました。将来はこの経験を糧に、マーケティングの視点を活かした商品パッケージに携わる仕事をしたいと考えています。

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心から「やりたい!」と思えることが、必ず見つかる場所。食わず嫌いにならずに、とにかくチャレンジ!