西川 浩平 ゼミ

  • 産業・企業経済コース
  • 産業・企業経済専修

ゼミの内容について

消費者、企業、政府といった経済主体は、常に何らかの意思決定を行っていますが、一方を選択すると、他方は選択できません。例えば、合併するか悩んだ末、合併を選択した企業があったとします。この企業の業績が合併前後で悪化した場合、合併が良くなかったのでは?と考えるかもしれません。しかし、本当に比較すべき対象は、この企業が合併しなかった時の業績のはずですが、残念ながら合併を選択した企業について、合併しなかった時の業績は分かりません。

本ゼミでは、この合併を選択した企業の合併しなかった時の業績、つまり仮想現実的な状況での業績を明らかにする、実証ミクロ経済学について学びます。実証ミクロ経済学は、これまで皆さんが学んできた、ミクロ経済学、統計学(計量経済学を含む)を企業戦略の構築や政策の立案に結びつける、非常に刺激的かつ実践的な分野です。そのため、民間企業や霞ヶ関に代表される行政機関において、実証ミクロ経済学を習得した人材への需要は高まっているのですが、現状として供給が追い付いていません。本ゼミでは、このギャップを埋めることのできる人材になることを目標とします。

研究活動の進め方

本ゼミでは、まず実証ミクロ経済学の分析で頻繁に用いられている、差分の差分法や需要関数の推定方法について学びます。いずれも聞きなじみのない名称かもしれませんが、統計学、計量経済学の基礎ともいえる最小二乗法がベースになります。さらに需要関数の推定結果に基づき、シミュレーションを通じて仮想現実的な状況を現出させる方法を学びます。PCを用いた実習を通じて、各自がこれら手法を実践できるよう学習を進めます。

次に、3~4人に分かれてグループ研究に取り組みます。研究成果については、経商合同学内ゼミナール大会や学外のコンテストで発表します。この発表に至るまでの過程で、研究の進め方、論文の書き方、発表の仕方について学んでいきます。

そして4年次には、グループ研究の成果をベースに各自で研究を進め、卒業論文を作成していきます。その際に、余力のある学生については、海外のコンサルティング企業などの分析で行われている、需要関数の推定結果に基づく限界費用の計測、さらには新たな均衡点の解き方について学びます。

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