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現実社会をロジックで読み解く ゼミpress

若者向けコールドプレスジュースを開発。
JA協賛コンペでブロック優勝。

佐々木ゼミ

4年次生内藤 愛

座学でのインプットを、
フィールドワークでアウトプット。

せっかくなら、それまでの授業でインプットしたことをフィールドワークでアウトプットする機会がほしいと考えて佐々木ゼミを選びました。このゼミでは、主に企業のマーケティング戦略について座学とフィールドワークの双方から学ぶことができます。ゼミでは5つのチームに分かれて、それぞれ各種ゼミ大会への出場を前提として研究に取り組んでいきます。食料廃棄について調査するチーム、無書店地域の研究に取り組むチーム、商店街活性化に取り組むチームなど、さまざまなチームがありました。そんななか私たちは、JA全中協賛のアグリカルチャーコンペティション(以下、アグコン)への出場を見据えて、コールドプレスジュースの開発を行うことになりました。

学生主体で、ヒアリング調査や
商品開発の協力依頼を実施。

amaサラダと関西大学が1日限定コラボしたコールドプレスジュースのチラシ
開発した商品を実際に販売した際のチラシ

「コールドプレスジュース」とは、「低温圧縮方式」という栄養素が壊れにくい製法で野菜や果物を搾り出したジュースです。一本で野菜約1kgを消費できるこのジュースが若者にも広がれば、野菜の消費拡大にも貢献できるのではないかと考えました。そこで、関東・近畿圏でコールドプレスジュースを提供する30店舗にヒアリング調査を行いました。
この時点では、商品開発を行うことは決まっていませんでしたが、今回のターゲットである自分たち若者の意見を取り入れた商品開発に取り組めないかとは考えていました。そこで、ヒアリングさせていただいた兵庫県尼崎市の「amaサラダ」さんにご協力をお願いしたところ、快諾してくださったんです。自分たちで勝手に決めてしまい、先生には事後報告となったのですが、「全然大丈夫だよ」と応援してくださってありがたかったです。

SNS映えするエッグクラウドで、
栄養・価格の問題も解決。

優勝した時の写真
JA全中協賛のコンペティションでブロック優勝

商品開発にあたっては、ヒアリング内容をもとに「SWOT分析」を行い、強みや弱み等を踏まえた戦略を検討。そのうえで「amaサラダ」さんに3案ご提案したところ「全部やってみましょう」と言われて驚きました。私が考えた「エッグクラウドトッピング」も商品化されました。ポイントとなったのは、栄養面・価格面・見た目です。大量に野菜を使うことから高価格になっていたので、エッグクラウドを組み合わせてジュースの割合を減らしながらタンパク質をプラスしました。また、若者受けを考えるとSNS映えも重要です。雲のような卵白が特徴的なエッグクラウドは、その点でも効果的でした。実際に飲まれたお客様からも「シュワシュワ食感が面白い」と言っていただけてよかったです。アグコンでも「ユニークなアイデア」と評価され、ブロック優勝することができました。

なぜ経済学部に?

経済学部ではいろんなことにチャレンジできる機会があります。経済学部独自のGoLDプログラムでニュージーランドへ語学留学したこともそのひとつ。そのとき身につけた語学力は、3年次にベンチャー企業を立ち上げたときにも役立ちました。梅田キャンパスのスタートアップカフェで相談して、先輩と一緒にインバウンド観光客向けのラーメン屋台をはじめたんです。私は接客を担当。マーケティング分析をもとに外国人観光客のニーズを踏まえて顧客をうまく取り込むことができました。1年間だけでしたが、楽しかったです。

※学年を含め、掲載内容はインタビュー当時のものです。

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