3つの研究ユニット

公共政策ユニット

本ユニットは、社会的不平等、ジェンダー格差、金融行動、健康・育児政策、メディア制度などの公共政策に関する課題を対象とし、フィールド・実験室実験、調査データ分析、パネルデータ分析を用いた実証研究を行います。個人の行動と社会的帰結の間のメカニズムを明らかにし、因果推定をはじめとする定量分析によって、政策設計に関するエビデンスの蓄積に貢献することを目的としています。また、学際的な視点から、政策評価と制度改善に資する研究拠点の形成を目指します。

マネジメントサイエンスユニット

本ユニットの目的は、データに基づいてマーケティング・サイエンスや企業内制度設計に関する研究に取り組み、組織側の視点から社会・経済的課題に対する解決策を提言することです。消費者行動や人の社会行動・経済活動など様々な分野において、データを用いた応用研究に取り組みます。特に、実験を通じた人の行動に関する詳細なデータを収集して、近年のデータサイエンス分野で注目を集めているマルチモーダルデータや生成AIのような先端技術の活用に取り組み、社会・経済的課題解決のための先端技術の活用方法を示すことを試みています。

データ創出ユニット

本ユニットは、人の行動のモデリングを通じて、集団や個人の経済的意思決定の性質を明らかにすることを目的としています。実験経済学的手法に視線計測を組み合わせ、意思決定過程における情報処理を直接観測するとともに、その結果を理論モデルおよびAI・シミュレーションによるモデリングに接続します。小集団における協力行動を中心とした社会的行動、企業における制度設計、政策や保険を含む社会制度を対象に、評価・インセンティブ・情報提供が個人の意思決定を通じて集団的結果に至るダイナミズムを解明し、社会経済行動の統合的理解を目指します。