更新日:2014年3月13日
平成22年11月26日(金)に高槻市立如是小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
如是小学校は女瀬川の近くある小学校です。
出張講義では一学期にも6年生対象に「顕微鏡で生物を観察しよう!」の実験講義で訪れており、今回が二回目の訪問となります。
今回は2クラス合同2限連続でランチルームにて、関西大学 倉田先生の「腕の動きと筋肉の働き」についての授業を行いました。
「力こぶのできる人、手を挙げてください」との問いかけから始まり、「筋肉ってどうやればつくのか、答えは決して一つだけではないから」とつぎつぎと生徒たちが思い思いの答えを返していきます。
また、倉田先生の研究室のティーチングアシスタントの学生の方がモデルとなり、上腕二頭筋(力こぶ)と上腕三頭筋(二の腕)に筋電計をつけ、曲げ伸ばしした時にどちらの筋肉が使われているか、筋電位の変化を大画面のモニタ画面に映しだすと「すげー!」と歓声が沸き上がりました。
倉田先生と力を入れて踏ん張っている学生のやりとりを生徒たちは好奇心一杯で見入っていました。
次に人工模擬筋肉を使って筋肉が力を入れたときどうなっているのかをティーチングアシスタントの学生が生徒のひとりひとりに実際に触ってもらって感触を確かめてもらい、理解を深めてもらいました。
また休み時間には生徒たちにも腕に筋電計をつけて、体験してもらう時間も設け、多くの生徒が自分の筋肉で実感を深めました。
授業後半では、テコ実験器を使い、テコの種類の説明をしたり、力をかける場所によって必要な力が異なるというテコの原理を実際に体験してもらったり、「どちらのほうが小さな力で持ち上げられるのか」の問いかけに対して、それぞれの答えを予想した生徒たちの代表に自ら実際で確かめてもらいました。
普段は使わない「二の腕」の使い方や、子どものうちから筋肉を均等に鍛えることによって老後も腰の曲がらない健康な体を維持できるなどの話で締めくくられました。