Kandai Vision150 未来を問い、そして挑戦する。

Kandai Vision 150のアウトライン

このたび、関西大学は創立130周年を迎えるにあたり、20年後の関西大学の更なる充実・発展のため、学園の理念(「建学の精神」及び「学是」)に立ち返り、それを今日的に解釈したうえで、どのような人材を育成するか、どのような学園をめざすのかを全構成員が考え、行動するための指針として、Kandai Vision 150を策定しました。
Kandai Vision 150では、「学校法人関西大学の将来像(20年)」として、「全体の将来像」と、それを基に「教育」、「研究」、「社会貢献」、「組織運営」のより具体性のある4つの将来像を描きました。
更に、それらの将来像をより実行性のある行動計画に繋げるため、前半の10年間における政策目標を、8つの分野〔①教育(大学・大学院)、②教育(併設校)、③研究・社会連携、④国際化、⑤学生の受入れ、⑥学生支援、⑦就職・キャリア、⑧組織運営〕に分けて策定し、推進主体及び実施主体を明確にしました。
実施主体では、その政策目標を基に、10年間の前半の5年間で達成すべき中期行動計画を策定し、更に中期行動計画においては、1年目から5年目までの年度単位での行動計画を立案し、当該年度の事業計画へとブレークダウンさせることにより、確実かつ着実に関西大学の充実・発展に繋がるよう体制を整備しています。

ビジョンに込めたメッセージ

未来を問い、そして挑戦する。Kandai Vision150を取りまとめる作業は、思いがけず「ビジョンの意味するもの」を考える機会ともなった。KU Vision 2008-2017を改めて紐解くと、長期ビジョンの位置づけは次のように定義されている。・将来のあるべき姿を示すもの・戦略や計画を策定する際の方向性を示唆するもの・中・Eキ期的な視点を持つ将来のある時点における到達目標となるもの我々は、ここに「構成員一人ひとりが、将来を見据え、今、何を成すべきかを考え、コミュニケーションを図る契機となるもの」を加えたい。このような定義は、もしかすると一般的ではないかもしれない。しかしながら、私学においては、自由闊達な議論こそが活性化の源ではなかったか。そのため、Kandai Vision150は対話形式で将来像を示すこととし、1つのテーマと4つのサブテーマからなる問いを設けた。具体的な問いは、次のとおりである。・テーマ : 多様性の時代を、関西大学はいかに生き抜き、先導すべきか。・サブテーマ教育 : 変化を続ける社会に、関西大学はいかなる人材を送り出すべきか。研究 :学の真価を問われる時代に、関西大学はどんな知を提示できるか。社会貢献 : 社会貢献のあり方において、「関大らしさ」はどこにあるか。組織運営 : より柔軟で堅牢な組織となるために、関西大学はどう変わるべきか。今般、この問いに応じ示した将来像は、一つの答えである。ただし、唯一の答えではない。予測困難な時代にあって、未来を問い、対話を重ね、答えを模索し挑戦する姿こそ、我々のめざすべき将来像なのだ。問いは依然として開かれたままである。次に探求の途に就くのは、ビジョンの実質化を担う各構成員であり、その一人ひとりに期待とエールを込めて、このメッセージを送りたい。
次期長期ビジョン策定専門部会座長 永田 眞三郎

Kandai Vision 150の構成図

Kandai Vision 150の構成図は以下のPDFでご案内しています。

Kandai Vision 150の構成図(クリックで拡大)

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