学生生活における注意
マナーに関すること
公共の場でのマナー
昨今、一部の不心得の学生による迷惑行為に関する苦情が数多く寄せられています。
1人の関大生の恥ずべき行為が関大生全体のイメージとなり、本学の社会的信用を失いかねません。
本学の学生としての自覚と良識を持ち、マナー・モラルのある行動をとるようにしてください。
● 電車・バス車内でのマナー
通学時の電車・バス車内は関大生だけのものではありません。
周囲の方の迷惑にならないように乗車しましょう。
- 電車・バス車内にて大声で騒がないこと。
- 電車を降車する人のために通路をあけ、出口付近に荷物を置かないこと。
- 優先座席を使用する際には他の乗客への配慮を持ちましょう。
- 混雑時の車内では、リュックは前に抱えるか網棚を利用しましょう。
● 地域住民に対するマナー
大学周辺は多くの店舗や住宅が密集しており、本学学生以外の方々も周辺道路を通行し、近隣店舗を利用していることを認識し、良識ある行動を心がけてください。
- 車輌通行の妨げとならないように、通学時に道幅いっぱいに広がって歩かないこと。
- 深夜に騒いだり、店舗前に座り込んだりしないこと。
特に飲酒後に店舗の前で集団で居座らないこと。 - 歩きたばこをしないこと。
- ながらスマホをしないこと。
● キャンパス内での球技・ボール遊びについて(サッカーやキャッチボール等)
悠久の庭やあすかの庭等の禁止されている場所での、球技・ボール遊び、他人に危害を加える可能性のある行為を一切禁止します。特に千里山キャンパス中央に位置し、芝生が植えられたスペースである悠久の庭でのサッカーやキャッチボール等は、過去に負傷事故の発生もあり、大変危険です。見つけ次第、厳しく指導します。
自転車通学のマナー
● 自転車は指定駐輪場へ
本学では、学内の教育環境の維持・整備を目的に、自転車専用の駐輪場を設置しています。
自転車で通学する際は必ず指定駐輪場を利用してください。
指定駐輪場以外の場所で違法・迷惑駐輪をした学生には、厳格に指導を行っています。
● 自転車保険に入ろう!
過年度に、他大学生が自転車運転中に「ながらスマホ」をし、ぶつかった歩行者を死に至らしめた事故が発生しました。また、死亡に至らないまでも、被害者の怪我の度合いによっては、数百万円~数千万円に上る治療費や損害賠償が発生した事例もあります。
気軽に乗れる自転車は、正しく使用しないと大きな被害を生み出す可能性がある乗り物であることを忘れてはいけません。
大阪府では2016年7月から自転車条例により自転車保険の加入が義務付けられています。
自転車を運転する方は、必ず自転車保険に加入するようにしてください。
● 自転車の盗難が多発
最近、学内での自転車の盗難が多発しています。盗難車両の多くは無施錠であったため、盗難防止のため、指定駐輪場では種類の異なる錠を前輪及び後輪に使う等、必ず鍵をかけてください。
自動車・バイク・原動機付自転車(電動キックボードを含む)通学の禁止
● 自動車・バイク・原動機付自転車(電動キックボードを含む)通学の全面禁止
本学では『教育環境を騒音等からまもる』『周辺地域住民の方々の生活環境をまもる』『通学途上の交通事故防止』等の理由により、自動車・バイク・原動機付自転車(電動キックボードを含む)通学を禁止しています。
教職員や警備員による迷惑駐車・駐輪巡回指導等により対策を講じ、違反者に対しては厳格に指導を行っています。
● 大学周辺での不法・迷惑駐輪はやめましょう!
不法・迷惑駐車・駐輪があとを絶たず、地域住民からは多くのご意見が大学に寄せられています。これらの行為が地域店舗等の業務妨害や緊急車両の通行の妨げ、事故を誘発する原因になっている場合もあります。悪質な行為を行う一部の学生により、関大生全体の印象が悪くなりかねません。不法・迷惑駐車・駐輪を行う学生に対しては、厳格に指導を行います。
飲酒・薬物・悪質な団体に関すること
飲酒に関する注意
「20歳未満の人の飲酒」や「飲酒運転」は、法律により禁止されています。アルコールには麻酔作用があり、20歳未満の人が飲み方や適量もわからず一度に多量に飲むと、急性アルコール中毒に陥り、重篤な場合は生命に関わる事態となりかねません。また、飲酒運転は、運転に必要な判断力を低下させ、重大な事故を引き起こす可能性があります。もし、誰かに勧められても、しっかりと断ることが大切です。
薬物に関する注意
昨今、大学生による覚せい剤・大麻等の所持による事件が相次いで発生し、大きな社会問題となっています。
特に、大麻は若年層の検挙者数が増加傾向にありますが、インターネットやSNS 上で「大麻は他の薬物より安全、害がない」などの誤った情報を信じ、軽い気持ちで使用してしまうケースが多く、薬物を取り巻く現状は憂慮すべき状況にあるといえます。
覚せい剤・大麻等の違法薬物の所持・使用・売買等は犯罪です。1 回でもこのような薬物を使用すれば、その依存性の強さから薬物に溺れる悪循環に陥り、重篤な症状が現れることも知られています。また、友人や家族といった大切な人たちも失う結果となります。
薬物乱用は1回でも「ダメ。ゼッタイ。」。「薬物」の恐ろしさと危険性をしっかりと認識し、心ない人の誘惑に負けてしまうことのないように注意してください 。
悪質な団体に関する注意
昨今、学内外において、悪質な団体からの勧誘に関する相談が複数寄せられています。
「悪質な団体」とは、「正体を隠して近づき、親しくなった頃に正体を徐々に明らかにし、金品の強要や強制的な入会などを行う団体」のことです。
- 例)
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- サークルやボランティア、SDGs の活動を装って近づき、献金強要などを目的に強制的に入会させようとする宗教団体
- 自己啓発や投資、就活セミナーなどと偽り、参加者から高額な金銭搾取を行う団体
これらの多くの団体は、学生の悩みや不安感、孤独感や現代社会の問題・関心事に対して真剣に考える学生の意欲を利用して心の隙間に入り込み、徐々に勧誘を行っていくことが特徴です。
日常生活の中でこのような不審な勧誘があった場合には、安易に個人情報を提供せず、慎重かつ冷静に行動してください。
誰もが加害者・被害者にならないために
悪質商法に関する注意
学生をターゲットにした悪質商法は年々巧妙化し、後を絶ちません。アポイントメントセールスやキャッチセールス、架空請求、ネットワークビジネス等と、その手口は様々です。
昨今、学内外において、サークルの勧誘のような素振りで声をかけ、名前や住所・電話番号・メールやLINEのID等を聞き出そうとする人たちが確認されています。また、進路や就職に対する不安感を利用し、儲け話をきっかけにして高額な商品を購入させるといった被害報告も寄せられています。
安全な学生生活を送るために、次のことに注意してください。
- 「大きなビジネスをしないか」、「すごい人脈を持つことができる」、「高額なアルバイトがある」などの甘い言葉を信じて、安易に契約しない。
- 身近な人からの勧誘でも「怪しい」と思ったら毅然と断る。
- 電話番号や住所、SNSのアカウントID、メールアドレス、預貯金など、個人情報を簡単に教えない。
- 身に覚えのない請求は、直接確認等の連絡は絶対に行わない。
万が一、被害にあってしまった場合は、一人に悩まずに、大学や居住地の消費生活センターで相談するようにしてください。
盗難・窃盗に関する注意
図書館、食堂や課外活動施設(部室や更衣室など)での盗難が発生しています。トイレに行く際などのほんの少しの時間でも、貴重品は放置することなく常に自分自身で管理してください。
また、学内駐輪場や下宿先でも自転車盗難の報告が寄せられています。購入の際には防犯登録の手続きをするとともに、鍵を複数取り付けておくなどの被害防止対策を行ってください。
不審者に関する注意
キャンパス周辺において不審者の目撃情報が寄せられ、実際にキャンパス内外で痴漢・露出行為をする事案が確認されています。
一人で行動する際は「私は大丈夫」と過信せず、特に夜間や早朝は複数人で行動するよう十分に注意し、防犯に努めてください。
万が一、被害にあった場合には、勇気を出して近くにいる人に助けを求めてください。
また、不審な人物を目撃した場合や遭遇した場合は、身の安全を確保し、すぐに最寄りの事務室まで申し出てください。
なお、大学では携帯用防犯ブザーの貸し出しを行っています。必要な方は、以下の窓口までお越しください。
- (貸出窓口)
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- 千里山キャンパス:学生生活支援グループ
- 高槻キャンパス:高槻キャンパスオフィス
- 高槻ミューズキャンパス:ミューズオフィス
- 堺キャンパス:堺キャンパス事務室
情報の取り扱いに関する注意
近年、SNS等の普及により、いつでも、どこでも、誰でも社会への情報発信をパソコンやスマートフォン等を介して、容易に行うことが可能となっていますが、その反面、軽率な書き込みによるトラブルが急増しています。
一度の軽率な書き込み(発言)が、あなた自身の将来を大きく変えてしまう可能性があることを認識してください。関西大学の学生として、モラルに欠けた行動をしないよう心がけましょう。
- 1.SNS等においても日常生活と同様に、社会的ルールを遵守すること
- 2.SNS等で他者を傷つけるような発言はしないこと
- 3.SNS等では他者に誤解を与えるような不用意な発言をしないこと
- 4.SNS等の情報は必ずしも正しいものではないということ