8/28、9/11、10/16 の各日に、 外国語教育学研究科主催　講演会をオンライン（Zoomまたはウェビナー）にて開催しました。これから大学院への進学を考えておられる方だけではなく、現職教員または研究者の方々など、各回とも多数の方にご参加頂きました。

8/28 の新谷 奈津子教授による講演では、「外国語教育におけるライティング活動と文法指導」を演題に、最新の研究データをもとに、どのように実際の指導をより効果的におこなうことがでるか、について話されました。講演後の質疑応答はチャット（書式）で行われたにもかかわらず、多くの参加者が最後まで熱心に議論に参加され、活気溢れる講演となりました。

9/11 の山崎 直樹教授による講演では、中国語や英語など、指導する言語がさまざまに異なる方々が参加され、どの外国語の学習にも共通する汎用性の高い内容が取り上げられました。「プロジェクト型外国語学習の組み立て方と学習評価の方法」の演題で、昨今特に注目されているオンライン授業でのプロジェクト型学習をどのように実施していくかについて、理論的枠組みの中で話されました。学習評価のためのルーブリック作成に有益な具体例なども紹介され、参加者に有意義な時間となりました。

10/16 の水本 篤教授による講演は、「外国語教育におけるコーパスの利用」の演題でおこなわれました。コーパスを用いた研究の最前線について話された後、コーパスを言語教育に応用する方法（Data-driven Learning)が、豊富な研究結果とともに紹介されました。その際、実際にコーパスを利用した場面や、学習者の声などとともに、導入時の留意点などにも言及されました。最後には、使用可能なコーパスも多く提示され、参加者にとって興味深い情報が満載の講演となりました。