大阪が誇る中小・スタートアップ企業の技術等を発信する展示企画「リボーンチャレンジ」に、関西大学が実施主体として出展します。テーマは「大学×企業が生み出すイノベーションの可能性」。SDGsやカーボンニュートラルをキーワードに、最先端の研究力と企業の技術力の融合によって描き出される「100年後の未来」を表現します。企業のみならず、学生の参画や校友との連携によって創り出される関大ならではの展示空間にご注目ください!
中小・スタートアップ出展企画推進委員会(企画・運営:公益財団法人大阪産業局、大阪商工会議所協力:大阪府、大阪市)が主導する、大阪の中小企業・スタートアップの支援事業企画のこと。大阪ヘルスケアパビリオン内に設けられる展示・出展ゾーンにおいて、中小企業・スタートアップの優れた技術力や魅力、象徴的な成果が発信されます。認定件数は全26件で、本学は教育機関として唯一選定されています。
株式会社アックスヤマザキ
トヨタ車体の特許技術「タグステッチ技術」を活用した、従来の家庭用ミシンでは縫うことができなかった立体物を縫製できる「MIRAIミシン」を紹介します。自動車用内装部品に直接加飾縫製を施すこの技術の利点に着目し、ソファなどの立体物への直接縫製を可能にします。宇宙服を着ながらでも破れたところを自分で直接補修できる、そんな未来を創造します。
株式会社ナノスパイク
新素材「ナノスパイク」はナノレベルの突起物で構成されており、物理的に殺菌・抗菌できることから、化学物質を使わない抗菌材や撥水素材として利用することができます。従来の化学的作用による抗菌剤や抗生剤は環境への負荷、人体への悪影響リスクなどの課題がありましたが、「ナノスパイク」はそれらのデメリットを克服する革新的な素材です。この新しい抗菌技術により、感染症のない豊かな社会の実現をめざします。万博では、「ナノスパイク」を搭載した樹脂フィルムを展示します。
Virtual Motorsport Lab Inc.
Virtual Motorsport Labは自動運転レーシングカーの開発体験ができるシミュレータを提供しています。日本全国や海外からオンラインで参加できる仮想空間での自動運転レース選手権を開催します。参加者は自動運転レースの開発競争を通してAIやモビリティ技術を楽しみながら学ぶことができます。万博では、関西大学 堀口研究室の協力により、音声での制御や自動運転レーシングカーの開発を体感できる展示を行います。先端テクノロジーを体験していただくことで、未来のAI・モビリティ人材の発掘と育成につながるような展示をめざします。
Cranebio株式会社
病原体の早期発見や治療に役立つさまざまな可能性を秘めた「DNAオリガミナノロボット」。このナノロボット技術により、専門的な知識や高価な機器がなくても、誰でも手軽に病気の検査ができる未来をめざしています。万博では、DNA分子を折りたたんで極小サイズ(髪の毛の太さの1/500程度)の構造体を作り出すDNAオリガミ技術で作成した、目視できないほど小さい「DNAオリガミナノロボット」の展示を通じ、細菌やウイルスの検出を行う未来の医療技術を来場者に紹介します。
株式会社イノカ
環境移送技術は、AI/IoTを活用して多様な生態系を水槽内に再現する革新的な技術です。これに再生医療から着想を得た「チタン」の増殖基盤を組み合わせることで、サンゴの効率的な増殖を実現します。会場では、自然の海をそのまま切り取ったような生態系水槽を展示し、この技術が海洋環境の保全や未来の地球環境にどのように貢献できるかをお伝えします。また、ブルーカーボンを活用したカーボンニュートラルへの挑戦についても紹介します。
株式会社KUREi
「道路が凍って滑る」「信号・看板に雪が付着して見えない」「遅霜の影響で花から果実に育たない」といった凍結に関わるさまざまな寒冷地の課題は、氷結晶を小さくすることで解消するかもしれません。展示では、氷核の発生から氷結晶の成長までの過程を制御する「氷結晶制御機能」によって「凍る」をコントロールする技術で、未来の凍結に困らない寒冷地対策を紹介します。
大阪冶金興業株式会社
産学連携の研究成果として、次世代加熱技術「ミリ波照射」で製造した、本物と同じ結晶構造を持つ人工ルビー製の「茶道具」を展示し、「日本の和」と「次世代技術」の融合を表現します。また、極低温に強い先端材料である「関大合金シリコロイ」を活用した、カーボンニュートラル社会の実現に貢 献する技術についても紹介します。
株式会社アイ・エレクトロライト
会場では、開発中の「IL(イオン液体)電池」について、液が蒸発しないため炎を近づけても燃えない安全性や、宇宙空間などの特殊環境下での実用性を、オリジナルキャラクター「IL電池兄弟」が楽しく紹介します。また、天然素材を活用した部材や環境負荷を低減する製造技術により、電池を廃棄することなく再生可能なものにするサーキュラーエコノミーバッテリーの実現に向けた取り組みにいても展示します。
株式会社ゴエンジン
「食い倒れの町」や「天下の台所」として知られる大阪や関西エリアは、食文化の魅力が集まる場所ですが、ムスリム(イスラム教徒)の方々にとっては、配慮や情報が不足しており、観光や食事において制約を感じることがあります。大阪・関西をムスリムの方々にとっても魅力的な街にしたいと考え、本展示では、万博に訪れるムスリムの方向けに、食品サンプルやオリジナルキャラクター「サクラフィカ」を使い、関西の魅力あふれる食に関するMuslim Smileな情報を紹介します。
コロナ禍、静かにその役割を果たしてきたアクリルパーテーション。使い道のなくなってしまったアクリルパーテーションに再び光を当て、アート作品としての新たな命を吹き込みました。関大発、「リボーン(再生)」のシンボルが夢洲の地に舞い降ります。
一見無機質に見えるアクリル板ですが、熱により細かな穴を無数に開けることで、生命の光を宿します。プラスチックの原料である石油は、太古の生物の死骸が大地の熱や圧力を受け、長い時を経て生まれたものです。実は生命のルーツを持つ素材であるアクリル板。役目を終えたら棄てるのではなく、そこに新たな命を吹き込み、別の形で輝かせる「リボーン(再生)」を象徴するアートとなりました。球状に組み上げられたアクリルは、環境問題で疎まれがちなプラスチックと現代の私たちの暮らしに潜む、脈々たる自然との繋がりを照らし出し、未来へ続く「終わりなき循環」をイメージしています。
野村 仁衣那
東京都生まれ。大学で日本文学を学んだ後、就職。
小売業の会社で働く中で空間とプロダクトの関係に興味を持ち、桑沢デザイン研究所昼間部で空間デザインを学ぶ。日常風景で見慣れたオブジェクトを穴で埋め尽くす "Life Through Holes" の制作を中心に、現代でのものとひとの関わりにおける本当の豊かさとは何かを考え続けている。
2021年スパイラル青山 SICF22 審査員賞(MIKIKO賞)受賞。
2022年 DESIGNART TOKYO 2022 UNDER30 受賞。
(Selected by Astrid Klein & Mark Dytham )
本学卒業生で漫画家として活躍するみづほ梨乃氏と穂積りく氏が漫画ネームを描き起こし、それを本学漫画同好会の学生が漫画に仕上げるという夢のコラボが実現。各企業の未来技術を題材にした「100年後の未来社会」が面白おかしく4コマ漫画で表現され、展示会場のタッチサイネージ上でお楽しみいただけます。産学連携だけじゃない、「企業×学生×校友」による共創コンテンツは関大ならでは!さらに、6月8日に同パビリオン「リボーンステージ」では、演劇研究部「学窓座」による関連演劇も披露されます。
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