内田慶市教授の最終講義が開催されました
- 2021年02月26日
2月19日(金)千里山キャンパスで、内田慶市教授最終講義が開催されました。
内田慶市先生は、1951年福井生まれの福井育ち、大阪市立大学で学生時代を過ごされた後、福井大学を経て、1990年4月に関西大学文学部(2010年4月からは外国語学部)に着任されて以来、30年にわたり本学の教育と研究の、常に中心であり続けられました。講義は、「文化交渉と言語接触―道草ばかりの私の研究―」と題され、先生の学習者から研究者への軌跡を決定づけたターニングポイントを、生き生きとしたエピソードとともに話されました。それは、「東西言語接触」や「文化交渉」という、現在では当たり前のように語られる言葉の誕生と、研究分野として確立されてゆく歴史そのものでしたが、その根本には、少年時代以来の言葉に対する深い興味と、中国語への愛情があることの伝わる最終講義でした。数十人が以文館4階セミナースペースに参集し、300人以上がオンライン視聴、なかには中国やイタリアなどの海外から視聴した方々もおられ、大盛会でした。「人生いまだ旅の途中、これからもがんばります」と、拍手に笑顔で答えておられました。
内田慶市教授 最終講義プログラム 2021年2月19日 金曜日15時開始
1 外国語学部長 竹内理教授挨拶
2 東アジア文化研究科副科長 二階堂善弘教授挨拶
3 「文化交渉と言語接触―道草ばかりの私の研究―」内田慶市先生
4 関西大学中国文学会会長 陶徳民教授挨拶
5 花束贈呈(文学部 吾妻重二教授)
6 内田先生挨拶
司会 藤田髙夫 関西大学副学長・文学部教授