2015/5/11(月)開催:江川直樹レクチャーの開催についてアップしました。(2015/4/22更新)

5/11(月)18:00~
「多様な集住環境としての団地再編の空間イメージを探る」レクチュアシリーズ(その6)
「"環境にやさしく活力のある地域づくり"から団地再編を考える
 -ハマービー・ショースタッド(ストックホルム)、ヴォーバン(フライブルグ)から-」

講師:江川直樹(関西大学)
場所:関西大学 先端科学技術推進機構 会議室
概要:古いものを大切にする精神を持ちながらも、「サステナブルな社会」に向けて、大きく一歩前進しているヨーロッパ諸国。その中でも、成功事例として注目を集めているスウェーデンとドイツのプロジェクトの現況を紹介し、環境にやさしく、活力のある地域づくりから、団地再編の目指すべき方向を考えたい。2つのプロジェクトの成功要因は、省エネを実現しながら暮らしやすい環境を整備していく生活者中心の街づくりをしていること、団地再編を通して日本のスマートシティを考える上でも参考になるところは多い。特に前者が、他のヨーロッパ諸国の例と同様に街路型、沿道型で構成されているのに対し、後者は並行配置型団地の良いところを持ちつつ沿道性のある住宅市街地型にもなっているところが興味深い。環境共生街区なので、太陽の向きを重視しつつ、コミュニティの領域性にも配慮して、外部空間をも閉じつつ開いたコミュニティ型としている。その住宅地らしいあいまいさが気持ち良い。車の利用に対する考え方も進取的で興味深い。

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