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概要

ご挨拶 「産学官連携・プロジェクト研究の推進拠点として」

化学生命工学部 化学・物質工学科
先端科学技術推進機構 機構長 石川正司 教授
先端科学技術推進機構
機構長 石川 正司

 先端科学技術推進機構(略称;先端機構、ORDIST)は、学内外研究者・機関との共同研究、プロジェクト研究、および多様な形態の産学官連携活動を目的とする全学組織として、旧・工業技術研究所の組織を発展させ、2002年4月から活動を始めました。その後、活動の拡大に合わせて組織の改組・拡充を行い、現在、「新物質・機能素子・生産技術(略称;N)」、「情報・通信・電子(I)」、「生命・人間・ロボティクス(B)」、「環境・エネルギー・社会(E)」の4研究部門で構成されています。

 先端機構は発足時から複数の研 究センターを設立して研究活動を進め、「医工薬連携研究センター」、「地域再生センター」が現在に続く長い活動を行っています。近年では2008 年度から「文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の複数プロジェクトが採択され、これを集約した「戦略研究総合センター」が2012 年に開設されました。2016 年度には「社会空間情報科学研究センター」が開設され、総合情報学部研究員をコアとする全学的なプロジェクトがスタートしました。さらには2016 年度には文部科学省による新規公募事業、「私立大学研究ブランディング事業」に、前述の医工薬連携研究センターが提案した“「人に届く」関大メディカルポリマーによる未来医療の創出”が採択され、全学的支援を受けてスタートしたところです。このように、先端機構は既成の大学内組織を越えたダイナミックな研究チームの形成と、先端的な理工学研究・開発を推進しています。

 本機構は、本学教員による研究員とともに、特別任命(特命)助教をはじめとする特命教員、ポスト・ドクトラル・フェロー(PD)、リサーチ・アシスタント(RA)が活躍しています。特命助教は、大型外部資金による研究専念ポストとして、関大の若い力を存分に活かして成果発信し、キャリア形成にも活かせるよう設置しました。RA を務めているのは本学の博士課程後期課程の学生であり、研究人材育成の役割も本機構は担っています。

 近年では、各省庁および関連機関からの受託研究に類するプロジェクトも増加しています。併せて民間企業からの受託研究、共同研究なども増加傾向にあります。本機構は、社会的研究ニーズと本学教員の能力とのマッチングを図る機関でもあります。これらを強化するため、本学創立130 周年記念事業の一つとして、「イノベーション創生センター」が2016 年9 月に竣工しました。ここでは企業共同研究、ベンチャー活動、大型開発プロジェクト、さらには文理協働での製品開発を推進し、本学の学是である「学の実化」を推進する強力な研究開発機関です。

 先端機構は、研究部門別発表会や東京センターを利用した研究発表会、例年1 月には「関西大学先端科学技術シンポジウム」を開催し、研究シーズと各年間の成果を総合的に公開しています。また、本機構の外郭団体である「関西大学科学技術振興会」は、企業と本学との技術交流を密接に行うことができる組織です。

 母体の工業技術研究所から半世紀を超える歴史を持つ先端機構は、今後も各省庁ならびに自治体、学外機関、およびイノベーション創生センターなどを通じて企業との連携を一層強化し、優秀な研究人材の育成と、社会貢献として価値ある研究開発を推進してまいります。地域の発展に寄与するのみならず、日本発信技術の飛躍的な発展に貢献してゆく所存です。学内外を問わず、本機構の積極的なご利用をお待ち致しております。

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