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中村桂子先生(JT生命誌研究館館長、関西大学客員教授)講演会開催(於:関西大/医科大・薬科大にはTV会議システムにより配信)(10.11.17)

更新日:2014年3月13日

三大学医工薬連環科学教育研究機構は関西大学大学院理工学研究科と共催し、JT生命誌研究館館長の中村桂子客員教授による講演会を関西大学千里山キャンパスで開催しました。

IMG_1856.JPG 講演会の模様はテレビ会議システムで大阪医科大学、大阪薬科大学にも配信され、
三大学の学生ら合わせて150名が聴講しました。

 「生命を基本に置く社会をつくる」をテーマに、「人間は本来自然の一部であったのですが、いまや多くの人工のものが私たちのまわりにあふれています」
「20世紀は機械と火の時代であったが、21世紀は生命と水の時代といえるでしょう」
「言い換えれば世界観が機械的なものから生命論的なものに移っているともいえます」
「無から始まった宇宙の中で誕生した地球にあって、38億年もの間の悠久のときを経た生命の歴史があり、生まれてきた生きものたちは互いにかかわりあいながら、
また大きな絶滅も経験しながら多様に進化してきました」
「それらの多くの生きものたちが織りなす生命誌をひもといてこれからの時代を考えるとき、生きものとしての生き方を大切にし、自然を愛づる想いをもつことが必要なのではないでしょうか」と、学生らに語りかける中村先生の講演に聴講者は熱心に聞き入っていました。

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