更新日:2018年11月21日
11月18日(日)、関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2018」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学の3大学で構成される本機構では、平成21~23年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を平成24年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
9回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施いたしました。
今回は高槻市内の小・中学校21校から総数738作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した作品のうち、28作品の発表が行われました。保護者の方以外にも学校の先生やお友達など179名ものご参加をいただきました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、それぞれ興味・関心を持ったテーマを題材にして、独自の視点で実験・観察した内容についての発表を行いました。研究の動機から考察まで、丁寧にまとめられた発表ばかりでレベルの高さを感じました。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を大きな声で、元気よく朗読しました。いずれも子どもらしい発想で、未来にむけた思いや願いが膨らんでいました。
発表終了後、箕面市立豊川南小学校 井上洋先生による講演会「空を飛ぶ仕組みと、道具の話」が行われました。ペットボトルを使ったロケットのデモンストレーションやドローンを間近で見た子供たちは目を輝かせていました。
また、子どもたちが参加する工作では、3種類のプロペラから自分の好きなプロペラを選び、竹とんぼを作成しました。
授賞式では、入賞の10名に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、全員で記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、入賞したことをゴールとするのではなく、スタートとし人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
また、各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、本日までに多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
賞 | 学校名 | 作品名 |
小学校中高学年・中学生の部 最優秀賞 |
関西大学中等部 2年 | 鳴き声調査によるセミ類の 生態学的研究Ⅱ~標高と生態~ |
小学校中高学年・中学生の部 最優秀賞 |
三箇牧小学校 6年 | メダカの体色が周りの色で変わる?おどろきメダカ研究 |
小学校低学年の部 最優秀賞 | 関西大学初等部 1年 | みらいのせいかつについて |
小学校中高学年・中学生の部 優秀賞 |
高槻中学校 1年 | 新生田川の水質調査~上流から下流までの変化をたどる~ |
小学校中高学年・中学生の部 優秀賞 |
五百住小学校 5年 | カマキリにもバリアフリー~介護が必要なカマキリの飼い方~ |
関西大学賞 | 阿武山小学校 5年 | 地震で建物はどのようにゆれるのだろうか |
大阪医科大学賞 | 奥坂小学校 5年 | セグロアシナガバチについての研究 |
大阪薬科大学賞 | 関西大学初等部 2年 | みらいのおいしゃさんセット |
高槻ロータリークラブ賞 | 関西大学初等部 6年 | 磁力を利用したコイン選別機 !?~自動販売機のコイン分けの仕組みとは?~ |
審査員特別賞 | 阿武山小学校 6年 | イーストの発酵と温度の関係 |
なお、上記入賞作品については12月6日~19日の間、高槻市役所 高槻市総合センター1階でポスター展示を予定しております。ぜひご覧ください。