更新日:2017年11月28日
11月19日(日)、関西大学高槻ミューズキャンパスに於いて「自由研究コンテスト2017」第二次審査会・授賞式を開催しました。
関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学の3大学で構成される本機構では、平成21~23年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択された事業を平成24年度以降も継続して取り組み、「医工薬連環科学」教育課程の構築と教育成果の社会還元に努めています。本コンテストはその一環で、未来の科学の発展のために子どもたちの理科への関心を高めることを目的としています。
8回目を迎える今年度も、高槻市、高槻市教育委員会、高槻商工会議所から後援を受け、また、高槻ロータリークラブから協賛いただき実施しております。
今回は高槻市内の小・中学校20校から総数577作品の応募があり、その中から第一次審査を通過した32作品の発表が行われました。
小学校中高学年(3~6年生)・中学生の部では、興味・関心を持った身近なものを題材にして、疑問に感じたこと、やってみたいことを独自の視点で実験・観察し、発表しました。研究の動機から考察まで、よくまとめられた発表ばかりでレベルの高さを感じました。
小学校低学年(1~2年生)の部では、「未来の生活」をテーマにした作文を大きな声で、元気よく朗読しました。家族との会話や、本で読んだことなどを出発点に、子どもらしい発想で展開して、未来にむけた思いや願いが膨らんでいることを感じました。
保護者の方以外にも学校の先生やお友達など192名ものご参加をいただきました。当日は発表者の作品を掲示し、来場者は子どもたちの力作に見入っていました。
発表終了後、箕面市立豊川南小学校 井上洋先生による講演会「琥珀の原石を磨いて宝石を作ろう」が行われ、地球の誕生と生命の歴史について学びました。
また、子どもたちが参加する実験では、琥珀の原石を実際に磨き、「天然のタイムカプセル」といわれる琥珀の魅力に、目を輝かせていました。
授賞式では、入賞の10名に加え、審査会に参加の入選者全員に賞状と記念品が授与され、最後は全員での記念撮影を行いました。
本コンテストを通じて、興味をもったことを研究し、知識を深めることや頑張って取り組むことの大切さを子どもたちは感じたと思います。また、賞をとったことをゴールとするのではなく、スタートとし、人のためになることを考えられる人になって欲しいと、私たちは考えています。
また、各学校の先生方ならびに保護者のみなさまにおかれましては、本日までに多大なお力添えをいただきましたこと御礼申し上げます。
二次審査の結果は以下のとおりです。
※個人情報保護の為、氏名は省かせていただいております。
賞 | 学校名 | 作品名 |
小学校中高学年・中学生の部 最優秀賞 |
第六中学校 ※グループ研究 |
「淀川」水環境について知り、理解し、 行動する |
小学校中高学年・中学生の部 最優秀賞 |
樫田小学校 3年 | 私のおなかの声 |
小学校低学年の部 最優秀賞 |
関西大学初等部 2年 | せかい中をたびする尾ひれ |
小学校中高学年・中学生の部 優秀賞 |
五百住小学校 4年 | カマキリの体力測定 |
小学校中高学年・中学生の部 優秀賞 |
三箇牧小学校 5年 | 大発見!!ろうそくに火がつくには... |
関西大学賞 | 奥坂小学校 6年 | 丸は四角より強し |
大阪医科大学賞 | 高槻中学校 2年 | 夏休みの朝の定番~ラジオ体操~ |
大阪薬科大学賞 | 関西大学初等部 2年 | ガンをあらいながすシャワー |
高槻ロータリークラブ賞 | 関西大学中等部 1年 | 鳴き声調査によるセミ類の 生態学的研究 |
審査員特別賞 | 奥坂小学校 5年 | おはしと手の長さの関係 |
なお、上記入賞作品については、12月2日(土)~11日(月)の間、高槻市役所 高槻市総合センター1階にポスターを展示いたしますのでぜひご覧ください。