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小学校への出張講義報告(高槻市立西大冠小)(11.01.20)

更新日:2014年3月13日

平成23年1月20日(木)に高槻市立西大冠小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
西大冠小学校は城北公園のさらに南にある小学校です。
出張講義では昨年も含めて今回が2回目の訪問となります。

今回は関西大学 河原先生の「顕微鏡で生物を観察しよう!」の実験テーマで授業を行いました。
河原先生の医工薬の紹介や、身近な目には見えないヨーグルトなど発酵食品に含まれている微生物の話からはじまりました。
オランダの商人レーヴェンフックのアマチュアの趣味の研究によって生まれた小さな手作り顕微鏡のこと、レーヴェンフックは雨粒の中、口の中から動きまわる微生物を初めて発見されたことを話されました。
「みんなは実はたくさんの細胞が集まって体ができています。細胞は皮膚の細胞、髪の毛の細胞、目の細胞、一つ一つがみんな違います。今日はみんなにレーヴェンフックと同じ原理の顕微鏡を作ってもらいます。それだけではつまらないので今日持ってきてもらった植物の葉でプレパラートも作ってもらいます!」と話されました。

各実験台に一人ひとり、白衣姿の研究室所属のティーチングアシスタントがついて実験の指導を行いました。
「みんな、手を刺さないように気をつけてブラックボードにピンで穴を開けましょう!」と恐る恐る初めての顕微鏡の工作がはじまりました。
「黒テープ側とレンズの光の通り道が上手く開けられるかな?自分の顕微鏡でプレパラートを見た後は、大学でも使っている光学顕微鏡でも見てみようね!」と問いかけがあり、そのあとも、「複数の染色液で染めた気孔のプレパラートもあるから見てみる?」との問いかけに「ヨウ素で染めたデンプンの結晶が滅茶苦茶綺麗やった!」と生徒たちも喜んでいました。
デジタル実体顕微鏡では小さなダンゴムシも見てもらい、触角や動かしてる口を見て生徒たちも夢中で観察していました。
今回もたくさんのプレパラートを顕微鏡で観察しているうちに時間は過ぎてしまいました。

アンケートでは「けんびきょうで、見たことのないものがみえてびっくりした。」「ダンゴムシやクモを顕微鏡で見れたし、自分でつくれたから楽しかった」「いろいろな細ぼうをけんび鏡をつかって見たので楽しかったです。」「話が長かったりしたけど分かりやすく言ってくれた」「実際にやったから分かりやすかった。」などの感想をたくさん頂きました。

☆DSCF1157.jpgのサムネール画像 ☆DSCF1161.jpgのサムネール画像 ☆DSCF1173.jpgのサムネール画像

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