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小学校への出張講義報告(高槻市立阿武山小)(10.12.17)

更新日:2014年3月13日

平成22年12月17日(金)に高槻市立阿武山小学校の6年生4クラスを対象に出張講義を実施しました。
阿武山小学校は大阪薬科大学の目と鼻の先にあり、白い塔のようなものがある校舎です。
今回が初めての訪問となります。

実験講義では阿武山中学でのサタデースクールにおける医工薬連環科学教育機構の実験講義に参加していた小学生も何人か来ていました。
今回は2クラス合同2限連続を2回、関西大学 倉田先生の「腕の動きと筋肉の働き」についての授業を行いました。
多目的室での大人数での講義になりました。「力こぶのできる人、手を挙げてください。えーこれだけしかいないのかな?」、「どうやったら筋肉をつけることができるのかな、答えは一つとは限らないよ?」の呼びかけに、生徒たちも思い思いの答えを返していきます。
倉田先生の研究室のティーチングアシスタントの学生が冬場にTシャツ姿の実験モデルとなって筋電計をセットし、力こぶができると大きな青いパルスが電子黒板に映しだされました。
二の腕の動きは黄色いパルスで示され、腕の曲げ伸ばしで力こぶと二の腕の筋肉は別々に働いていることが示されました。
また倉田先生とティーチングアシスタントの学生との力比べで更に大きな波形がスクリーンに映しだされました。
「大きな力を入れると大きな電気が発生するんだ!」と生徒たちから声が上がっていました。

次に倉田先生が、人工筋肉の模型筋を使って先程の筋電計での実験での腕の中身の筋肉の動きについて解説を加えました。

休憩時間を利用して筋電計で測ってみたい生徒たちが倉田先生のもとに集まりました。
人工筋肉の模型を持って子どもたちに次々とさわってもらい、「筋肉に力を入れるどうなるのかな?長さ、太さの変化をよく観察してね」との問いかけに、楽しそうに観察していました。
それが終わると子どもたちは記入式のテキストに観察した筋肉の図を赤いボールペンで書き込んでいきました。
授業後半からはテコの実験器を使い、骨と筋肉の関係について考えを深めました。
「どちらのテコがリンゴを小さな力で持ち上げられるのかな?」と問いかけに、2つの意見の代表者、それぞれに実際体験をしてもらいました。

授業の最後は「お年寄りが歩きにくいのは関節を伸ばす筋肉の力が少なくなっていくからなのです。筋肉は硬くなって伸び縮みしにくくなっていきます。
みんなの老後には先生たちはもういなくなっているけれど、いまのうちからよく食べて、よく寝て、よく運動して丈夫で長生きできる体づくりを心がけようね」と締めくくられました。

☆DSCF0219.jpgのサムネール画像 ☆DSCF0319.jpgのサムネール画像 ☆DSCF0326.jpgのサムネール画像

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