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小学校への出張講義報告(高槻市立玉川小)(10.12.08)

更新日:2014年3月13日

平成22年12月8日(水)に高槻市立玉川小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
玉川小学校は富田団地の中にある小学校で、今回が初めての訪問となります。

今回は2クラス合同の2限連続で関西大学 倉田先生の「腕の動きと筋肉の働き」についての授業を行いました。
この実験講義では筋肉の活動を測定する筋電計を使用します。
倉田先生の研究室のティーチングアシスタントの学生が実験のモデルとなり、真冬の最中でもTシャツ姿となって力こぶの筋肉をむき出しにして測定される人(被験者)になります。
腕を曲げるときに発生する力こぶのパルス、腕を伸ばすときに発生する二の腕のパルスが視聴覚室のスクリーンに映しだされ、倉田先生と学生との力比べでとても大きな筋力が発生していました。

休み時間には筋電計の実体験コーナーも設け、自分の筋肉の波形を見てみたい生徒たちの行列ができました。
また机ではティーチングアシスタントの学生さんと小学生の腕相撲大会も開催しました。
休み時間の後は倉田先生が、人工骨に曲げる筋肉と伸ばす筋肉の2種類の人工筋肉が付いた模型を使って筋肉の動きに解説を加えました。

その次はティーチングアシスタントの学生たちが人工筋肉の模型を持って生徒たちに感触を体験してもらいました。
「人工筋肉の中身はどうなっているの?」と質問する生徒もいました。
腕の力こぶの筋肉の曲げるときの「長さ」、「太さ」はどうなったのか、記入式のテキストに生徒たちは次々と書きこんでいきます。
授業の後半はテコの法則の復習と、骨と筋肉の関係にテコを当てはめて深く考えてもらいました。

倉田先生から「人間の体は腕だけでなく、足も胴体も逆の働きをする筋肉で制御されています。年をとると腰が曲がるのは、腹筋の筋肉の力が強く、背中の筋肉が負けてしまうからです。みんなもよく食べて、よく寝て、たまには勉強して、筋肉も鍛えて老後に備えて丈夫な体をつくろう!」とお話があり、実験講義は締めくくられました。

☆DSCF9312.jpgのサムネール画像 ☆DSCF9359.jpgのサムネール画像 ☆DSCF9381.jpgのサムネール画像

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