更新日:2014年3月13日
2010年11月25日(木)、高槻市立上牧小学校の5年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
実験講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察しよう!」(関西大学 河原先生)でした。
上牧小学校は田畑に囲まれたのどかなところにあり、校門から直ぐのところには庭石サイズの大きな岩石標本が並んでいて目を引きました。
実験講義では生徒のみなさんに自分でプレパラートを作ってもらうため、植物の葉を持ってくるよう、事前に連絡を入れています。
紅葉の季節なので銀杏や楓の紅葉が目立っていました。
なかにはアロエの葉を持ち込んでいる生徒さんもいました。
河原先生から顕微鏡の歴史や、身近な食べ物、納豆に含まれる納豆菌が一つの細胞で出来ていることや、人間を含めたすべての生物は細胞でできていることについて話されました。
また初めて微生物を発見したオランダの商人、レーウェンフックが自作していた単式顕微鏡と同じ原理のものを厚紙、ビニールテープ、ガラスビー ズを材料に押しピンを使って小学生のみんなに自作してもらいました
さらに摘んできてもらった葉っぱを使ってプレパラートも作成してもらいました。
また、大学でも使用される高性能の光学顕微鏡も用いてさまざまな微生物、植物、解剖組織のプレパラートの自由観察をおこないました。
植物や、プランクトン以外にも豚の肝臓など動物のプレパラートにも夢中になっていました。
短い限られた時間のなかの実験講義なので「もっとやってみたかった」などの生徒の声が聞かれました。