更新日:2014年3月13日
2010年7月12日(月)、高槻市立上牧小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
テーマは「聴こえない音:超音波を見よう!」(関西大学 山本先生)でした。
上牧小学校は変電所近くの緑豊かな田園地帯にありました。
あいにくの雨模様でしたが、出張講義を終えたころは雨もやみ、こども達が中庭で元気にボール遊びをしていました。
山本先生からは、イルカやコウモリなどの超音波を使う動物の話から、お母さんのお腹の中の赤ちゃんの超音波診断や、ガンの治療などの医療と超音波の話があり、その後、クイズ形式で超音波の周波数当てをしました。
大人の耳には到底聴こえない20,000Hzが聴こえた児童もいました。
超音波とは周波数が高すぎて聴こえない音のことを言い、個人差があることなどがわかりやすく解説されました。
その次は各実験テーブルに移り、「超音波で手を洗おう」、「超音波で物を浮かそう」、「超音波で霧を出そう」、「超音波スピーカー」などのバラエティー豊かな実験をティーチングアシスタントの学生たちと共にしました。
こども達は加湿器などにも使用されている人工の霧のなかに手を突っ込んだり、超音波でアルミホイルに穴を開けたり、何個の発泡スチロールを超音波で浮かせることができるのか等々、生き生きと実験に参加していました。
アンケートには「超音波が音や霧を出せる事が分かった」、「その場で実験したからよく分かった」、「楽しい実験だった」など、多くの感想が寄せられました。