活動報告

HOME 活動報告 高槻家族講座(第3回)報告(於:薬科大)(10.06.12)

高槻家族講座(第3回)報告(於:薬科大)(10.06.12)

更新日:2014年3月13日

平成22年6月12日(土)、大阪薬科大学において、高槻家族講座(通算第3回) 
シリーズ「食の楽しみ」第1回「もっと食べよう、米粉食品」を開催いたしました。
会場の様子.jpg


第1部、第2部の講演には197名が、第2部のこども体験コーナーには、
小学生39名とその保護者28名が参加されました。



第1部 招待講演「お米で作る食べ物の話」

グリコ栄養食品㈱ 食品原料営業部 當麻 義人 氏

當麻氏は、まずはじめに、グリコグループの企業理念やグループ企業の概要について説明の後、地元高槻市に本社を置くグリコ栄養食品株式会社を紹介し、同社が取り扱う商品のうちグルテン製剤について説明されました。
次に、世界の食糧事情が深刻化していることと日本でお米の消費量が減ってきたことから米の活用の取り組みが始まり、米粉や飼料として利用する新規需要米が生産されるようになり、米粉製造の技術改良により米粉パンが作れるようになったとの説明がありました。
さらに、米粉を使った料理として米麺料理やたこやき、ケーキなどについて紹介されました。
最後に、高槻市の米生産事情について、府下第3位の生産量、作付面積があり、「ひのひかり」
「きぬひかり」の2品種が生産されていることなどが説明されました。 

                                       1.jpg                  2.jpg

 第2部 講演「砂糖って悪者」

大阪樟蔭女子大学 学芸学部健康栄養学科 教授 北尾 悟 氏

北尾教授は、まずはじめに、「なぜ、私たちは食べ物を食べるのか?」について話され、砂糖の製造工程や分類等の砂糖の基本的な知識を紹介された後、砂糖と「虫歯」「肥満」「糖尿病」との関係を検証し、砂糖はそれらの一番の元凶ではなく、脳の栄養素としてなくてはならない甘味料であり、精神の安定をもたらすという隠されたパワーがあることを紹介されました。
さらに、先生達の研究により、砂糖を調理加工に用いた場合、食品素材のもつ機能を損なわない、つまり、素材のもつ機能を生かした調理加工には砂糖は欠かせない甘味料であるということが明らかになったことを紹介されました。

                                      3.jpg                 2 Pro.Kitao_2.JPG

 第2部 こども体験コーナー「米粉カレーパンを作ってみよう!」 
                                     米粉をつかって、アツアツのパンを作ろう

ご協力:グリコ栄養食品㈱

第2部として小学生を対象としたこども体験コーナーでは、グリコ栄養食品株式会社食品原料営業部の當麻氏をはじめとしたグリコ栄養食品の方々の指導のもと、米粉を使ったカレーパン作りの講習が行われました。
今回は昨年リニューアルオープンした大阪薬科大学の学生食堂が会場になりました。
最初にパン生地を手のひらで平べったくのばし、その中にカレー生地をのせて包み込み、形を整えたら水の入ったボウルに入れた後、パン粉の入ったボウルに移してパン粉をつけたら発酵のため小休止。この間に當麻講師から、パン生地の材料には地元高槻産のお米を使ったグルテン入り米粉「ささめ雪」を使用しているとの説明がありました。
発酵により少し大きくなったパン生地をグリコのお姉さんに渡して油で揚げてもらって、こんがりふっくらとしたカレーパンが出来上がりました。
こどもたちは自分で作ったカレーパンをおいしそうに食べていました。
最後に今回受講した小学生の皆さんは「米粉博士」の称号の賞状を受け取りました。

       img_3396.jpg          画像 004.jpg         img_3435.jpg

活動報告
  • 関西大学
  • 大阪医科大学
  • 大阪薬科大学