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小学校への出張講義報告(10.01.20)

更新日:2014年3月13日

 2010年1月20日(水)、高槻市立南大冠小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。  

 関西大学 倉田先生の授業「腕の動きと筋肉の働き」に加え、 出張講義初めてのテーマ「聴こえない音:超音波を見よう!」   の授業を関西大学 山本先生が行いました。

 

  南大冠小倉田先生1                      「腕の動きと筋肉の働き」では倉田先生がプロジェクターの画像を交えて、人体の骨格の仕組みと筋肉のつき方を説明し、人体模型を使ってこどもたちが直接模擬筋肉に手で触れて考察していく内容になっています。筋肉には伸筋と屈筋の2種類があること、それらが表裏に配置されて腕を曲げたり伸ばしたりできることを体験してもらいました。 
  また学生アシスタントがモデルとなり、筋電計での計測を倉田先生との力比べなどで実演します。これを通じて筋力の大きさは電流で計測できること、伸筋と屈筋の制御が表裏の関係になっていることなどを学んでもらいました。 
  また、老化で腰が曲がるのは背筋と腹筋のバランスが変わってしまうからなど健康維持のための予防に関する示唆も盛り込まれて解説されました。  

 

 「聴こえない音:超音波を見よう!」では山本先生が超音波診断、治療といった医療への応用例や、超音波の直進特性について映像を交えてわかりやすく説明されました。
  こどもたちには、超音波の音当てクイズを通して音と周波数の関係について学んでもらい、音が聴こえる限界への挑戦実験では静まり返って耳を澄ませていました。 

南大冠小 山本先生1   南大冠小 山本先生3   南大冠小 山本先生2

 その後は4つのグループに分かれ、それぞれ学生アシスタントとともに体験実験を行いました。
 実験は超音波洗浄機でアルミ箔に穴を開ける、超音波で物体を空中に浮かせる、加湿器の基部として使われる超音波霧発生装置を観察する、音楽が超音波指向性スピーカーによって放射され壁に跳ね返るなど、どれも興味深いものばかりでこどもたちはどの実験にも身を乗り出して集中していました。

南大冠小 山本先生4   南大冠小 山本先生6   南大冠小 山本先生5 

 授業を担当した山本先生は「多くの機材を持ち込んでの実験は準備も大変ですが、こどもたちの興味を引き付けるのには効果的なようです。今後はもっとこどもたちに考えさせるような内容にしていきたいです」と話しています。

 

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