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小学校への出張講義報告(10.01.15)

更新日:2014年3月13日

 2010年1月15日(金)、高槻市立奥坂小学校の6年生3クラスを対象に出張講義を実施しました。「腕の動きと筋肉の働き」(関西大学 倉田先生)と「人間の体の中の消化反応を体の外で観てみよう!」(関西大学 河原先生)の授業をそれぞれ1時限ずつ行いました。          奥坂小河原先生3

  「人間の体の中の消化反応を体の外で観てみよう!」はいつも食べている食べ物がどのように消化されていくのか、なぜ消化されるのかについてカツオブシや豆腐等の身近な食材を使っての実験で理解を深める内容になっています。
 酵素や酸性・アルカリ性の強さを示すpHについての解説を交えながら、人間の体の中で胃は強酸性、小腸は弱アルカリ性とそれぞれの器官で異なることや、そこで生産される消化酵素も異なっていること、さらに胃腸薬などの医薬品が体に効く仕組みを6年生で学ぶヨウ素-デンプン反応を使って観察してもらいました。

      奥坂小河原先生1    奥坂小河原先生2 

  「腕の動きと筋肉の働き」は人体の骨格の仕組みと筋肉のつき方を、リアルな模型を使って直に手で触れて体験してもらって考えを深めていく内容です。伸筋と屈筋の2種類が表裏に配置されて腕を曲げたり伸ばしたりできることを体験してもらいました。
また筋肉隆々の学生アシスタントがモデルとなり筋電計という器械を使って、伸筋が働いているときは、屈筋が休んでいるなど、腕の曲げ伸ばしの中にも筋肉が複雑に制御されていることについて理解を深めてもらい、年をとると腰が曲がる理由と筋力低下の関係などについても解説されました。 

     奥坂小倉田先生1    奥坂小倉田先生 

 実験を手伝ってくれた学生はお昼休みを6年生のみなさんと一緒に過ごし、「どうしてこの大学・学部を選んだの?」「小学校の頃、好きだった勉強は?」「今の勉強は楽しい?」などといった質問に答えたり、運動場で一緒にサッカーをしたりと、授業以外のシーンでもこどもたちに強い印象を残したようです。。
 出張講義の後には、6年生のみなさんから、授業の感想や興味を持ったこと、楽しかったことなどについてのおたよりもいただきました。
 普段、あまり接することのない大学の学生たちとの交流がこどもたちの新たな興味を引き出すことができたようです。

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