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2000年度学生生活実態調査報告

あとがき

 関西大学学生部の『学生生活実態調査』には昭和30年以来の歴史があります。他大学と比較しても、学生部がこのような調査を長期にわたって、しかも毎年実施している例はありません。昭和63年からは調査形式も多様化し、3種類の異なったタイプの調査をローテーションして今日に至っています。本年度は「特別調査」の年に当たり、平成5年以来7年ぶりに「100考察−関大生の意識」を実施致しました。

 本文を見て頂ければわかりますように、100項目の意識調査内容は、主に正課教育に関するもの、大学施設や制度、厚生、課外活動に関するもの、アルバイトや食生活などの個人生活に関するもの、そして関大生に対する印象等に分類できるかと思います。詳しい内容は本文に譲りますが、いくつもの注目すべき調査結果が出ています。たとえばまず、昨年の調査にも表れていました授業に対する姿勢の改善を挙げることができます。昨年は授業への出席率の上昇という形でしたが、今回も、勉強のために関西大学に入学した者の割合(質問1)、授業を聞いてきちんとノートを取っている者の割合(質問17)、授業の予習・復習を心がけている者の割合(質問19)などにそれが表れています。また今回新たに質問しました携帯電話やパソコンの所有率(質問28〜29)や、その利用(質問30〜37,40〜41)を見ましても、学生自身の情報化は進んでいますし、情報化社会への大学の対応(質問8)も評価されています。しかし、昨年の調査で明らかとなりましたクラブ・サークルへの所属率の大幅低下を反映するかのように、今回もクラブ・サークル活動の活発さ(質問50)やクラブの試合観戦率(質問51)では低下が見られ、また関西大学学歌を歌える者も、残念なことに20%未満に低下しています(質問77)。とはいえ、現状のままでよいというわけではなく、たとえばスポーツが強くなれば大学は活性化する(質問53)と考えている者も多数いることがわかりました。

 このように学生生活実態調査は、学生生活のさまざまな面を統計的に明らかにし、学生気質の変遷等を解明する上でも有意義なものとなっています。今後も学生部の調査は、正課教育だけではなく、それ以外の学生の生活実態や意識がよりいっそう鮮明になるよう、さらに検討・改善してゆきたいと思っています。ご意見を頂ければ幸いです。

 最後に、調査にご協力いただいた学生諸君や各学部事務室の方々、集計・分析にお力添えを頂戴した本学情報処理センターの皆様に対し、厚く御礼申し上げます。

「2000年度 学生生活実態調査 報告書」作成委員会

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