化学生命工学部

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理工学研究科 宇都宮 正義さんが第39回有機合成若手セミナーにおいて優秀研究発表賞を受賞

氏名

宇都宮 正義

所属

理工学研究科 化学生命工学専攻 化学・物質工学分野(触媒有機化学研究室)

受賞年日

2019年08月08日

大会・団体名

第39回有機合成若手セミナー

受賞名

優秀研究発表賞

研究テーマ等

Ti-Pd合金触媒による第一級アルコールを用いたメチルキノリンのアルキル化

賞の概要

 公益社団法人 日本薬学会関西支部主催の学会 第39回有機合成若手セミナーにおいて、「Ti-Pd合金触媒による第一級アルコールを用いたメチルキノリンのアルキル化」 の題目で計114件のポスター発表から優秀研究発表賞を受賞した。
 アルコールを用いた水素移動反応は副生成物が水のみの環境調和型の反応である。我々は Ti-Pd 合金が温和な条件で水素の吸蔵・放出が可能なことに注目した。この合金が従来の無機酸化物担持型触媒に代わる新たな固体触媒として利用可能であることを見出した。Ti-Pd 合金触媒がアルコールをアルキル化剤として用いた水素移動を伴うアルキル化反応に高活性を示し、メチルキノリンの基質に対して適用可能であった。加えて、簡便な洗浄操作のみで触媒の再利用に成功した。 

指導教員

大洞 康嗣

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