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これまでの出来事

冬至に向けて

2025年12月24日

今年の冬至は12月22日。一年で一番昼が短くて夜が長い日です。昔の人は冬至に向かい日が短くなっていく様子に冬の訪れを感じ、栄養豊富で免疫効果がある食べ物(なんきん・小豆・ぎんなん・にんじん・きんかん・れんこん)をいただくことで、冬を乗り越える力をつけ、病気になるのを防いだようです。
関大幼稚園では、子どもたちが園内にある草花や木々から季節の移り変わりを感じられることを大事にしながら、一年の行事の中にある日本の文化や風習を伝えていきたいと考え、日々の保育を行なっています。
冬の訪れは子どもにも身近に感じやすいものです。風や水の冷たさに触れながら、寒さに負けない健康な体作りへの意識も深めたいところです。そこで、冬至に向けての風習を伝えながら、銀杏やなんきん、ゆずを保育の中に取り入れています。

ぎんなん

園庭にあるイチョウの木が、毎年たくさんの実をつけます。落ちた実をこまめに拾い集めてくださる中塚のおばさん。その実を洗ってくださるはぐくみの会の役員さんと有志の保護者の方々。そして中塚のおばさんが数日天日干しをしてくださって、やっとできあがります。
これらの様子を目にしていた子どもたちが、いよいよ1粒いただきます。
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年少と年中児は殻から出してもらったものを、年長児は自分で固い殻から実を出していただきました。
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恐る恐る口に入れて、やっぱり食べられないという子には無理強いはしません。「おいしい!」という子もいましたし、「・・・にがい・・・」と渋い顔をする子もいました。大人の味に挑戦です。
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銀杏の話を聞いている年少児
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手のひらに一粒
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ん?風邪ひかないようにとは言うけれど・・

ゆず

ゆずは園内にはないので、市販のゆずのコンポートをお湯でといていただきます。
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ゆず茶をいただく年少児

ゆず湯は身体を温めてくれますが、子どもには少し刺激が強いようなので、園内で収穫し、みんなで美味しくいただいたみかん(無農薬)の皮を各担任が天日干しして、寒い日にみんなで手を温めました。「いいにおい!」「(手が)つるつるしてる」と子どもたちは大喜びでした。

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年少児
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年少児
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年長児
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なんきんクッキー

年長児が作るクッキーになんきんを飾って焼きました。
作る年長児も楽しそうでしたし、いただく年少、年中児たちもワクワクしながらいただきました。

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