1974年、本学に部落問題研究室が開設されました。人権や差別に関する諸問題を対象とする研究機関としては、全国の大学で2番目、私立大学では初めてのものです。そして、1985年には研究対象を広げ、人権問題研究室と改組され、今日に至っています。
いうまでもなく、人権概念は不変なものではなく、多くの市民による人権擁護・人権確立の取り組みのなかで、広がり、深化してきています。人権問題研究室 は、20名を超える研究員と、学外から招いた8名の委嘱研究員および6名の非常勤研究員からなる研究体制で、多様化し、深化する人権問題の研究に取り組んでいます。そして、こうした研究活動が数々の人権問題の解決につながっていくことを願っています。

2024年4月1日
関西大学人権問題研究室
室長　宮本 要太郎