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カーボンニュートラル社会の実現に向けて ~"Roadmap to Carbon Neutrality by 2050"を策定~

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 地球環境が限界を訴えるかのような局面が多発するようになり、国境を越えて各国が地球環境問題の重大性と緊急性を認識している今日、地球市民として一人ひとりが地球環境への責任感と使命感を持ち、取り組みに参画することが大切です。

 本学は教育・研究機関として、地球環境保全の促進に向けた多角的な取り組みを行う使命を感じており、2021年11月に「関西大学気候非常事態宣言」を発出し、今後、2050 年までのカーボンニュートラルと脱炭素社会の実現を目指した教育・研究活動をはじめ、事業活動における再生可能エネルギーの積極活用(省エネルギー化)等の取組みを展開することを表明しました。

 これを受けて、先ずは大まかな目標や計画を学内構成員で共有して取り組んでいくため、本学におけるカーボンニュートラル実現における指標となる"Roadmap to Carbon Neutrality by 2050"を策定いたしました。

 まず、授業や学内外での活動をはじめとする教育や社会貢献事業において、カーボンニュートラルを内容に取り込むことで、学生がカーボンニュートラルを始めとした環境保全に関する取り組みについて理解し「考動」できる人材を育成することであります。学生や生徒が在学中に習得した知識と経験から、その後もカーボンニュートラルに貢献する人材として、社会をリードする存在になると考えるとともに、そのような人材を社会へ輩出することに注力します。

 次に知の拠点としてカーボンニュートラルの実現に資する技術等の研究を活性化するとともに、社会に対する研究成果の還元を推進いたします。総合大学の強みを生かし、カーボンニュートラルについて学際的かつ総合知による研究に取り組むことにより、既存の概念にとらわれない成果の獲得とその成果の社会実装に努めます。さらに、キャンパスが存する自治体や地域とも連携した取組み推進を図ります。

 また、キャンパスのカーボンニュートラルにも取り組み、環境配慮型の照明、空調設備への更新を行うとともに、学内の廃棄物削減とサーキュラーエコノミー構築を推進いたします。

 これらの取り組みにより、キャンパス内のカーボンニュートラルを推し進め、本学が本格的な省エネルギーに着手し始めた2014年度と比較して、2030年度時点でキャンパスのCO2排出量を50%削減、2050年度時点では100%削減し、カーボンニュートラルの実現を目指します。

以 上

関西大学環境保全委員会

【添付資料】

20220824最新版_★ロードマップ.pdf

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