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10日目は、午前中に日系文化センター・博物館を訪れました。ここでは日系カナダ人の歴史について学ぶことができます。生徒たちはスタッフの話に真剣に耳を傾け、かつて日系カナダ人が経験した苦労について知り、また日本とカナダとの文化の違いなどについて理解を深めました。

午後からはバンクーバーのダウンタウンを散策です。到着後はバンクーバーサイン、オリンピック聖火台、カナダプレイスといったフォトスポットで記念撮影です。その後、多くの地元の人や観光客で賑わう街中を散策します。今日も朝が早かったため、生徒たちはまずフードコートやカフェで腹ごしらえです。その後はお土産を思い思いに購入し、生徒たちは束の間の自由時間を満喫したようでした。中にはホストファミリーへのお礼の品を購入している生徒の姿もあり、お世話になった人に対する感謝の気持ちが垣間見えました。今夜が、生徒たちがホストファミリーと過ごす最後の夜になります。これまでお世話になったことに対する感謝をしっかりと伝え、悔いのないように過ごしてほしいと思います。

11日目となる今日は、ついに出国の日です。朝8時前、生徒たちはいつものようにホストファミリーの送迎で集合場所にやってきます。どの生徒もホストファミリーと名残惜しそうに感謝と別れの言葉を交わし、中には涙する生徒の姿もありました。その様子から、ホストファミリーと良い関係を築けたのだということが感じられ、生徒たちにとって本当に貴重な経験になったと思います。その後はスティーブストンという港町へバスで移動します。午前中で曇りがちの天候ということもあり、上着を羽織っての観光となりましたが、生徒たちはこれまでとはまた違った街の雰囲気を楽しんでいました。

さて、いよいよバンクーバー空港に向けて出発です。バスの車内ではこれまでお世話になった現地バスガイドにお礼を伝えます。空港に到着すると生徒たちはパスポートを手に、出国の時よりも落ち着いた様子で荷物を預け、保安検査までを済ませました。空港で1時間半ほど最後の自由時間を過ごし、予定通りの午後1時半頃、成田空港に向かう飛行機に搭乗しました。約10時間半にも及ぶ長いフライトでしたがとくに大きなトラブルなく、12日目の7月25日の午後4時半頃、日本へ入国することができました。その後、成田空港から伊丹空港へ午後8時頃、無事に戻って来ることができました。預けていた荷物を受け取り、諸連絡をして解散となりました。

この限られた期間で、生徒たちは普段の生活ではできないような様々な経験をできたことだと思います。それらの貴重な経験は、彼らの今後の財産になるはずです。今回の研修を経てたくましく成長した生徒たちには、さらなる成長と活躍を期待しています。

最後になりましたが、今回の海外英語研修を実施するにあたり、ご尽力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。