ニュージーランド海外英語研修3日目



  8月1日(第3日目)(日)

 ようやくベッドでぐっすり休むことができたので、みんな朝から元気いっぱい。ホテルの今日の活動に臨むためのエネルギーを、朝食バイキングでしっかりチャージし、ホテルを後にしました。今日の活動は、タウポ市内の観光名所をいくつか巡り、午後からはいよいよ目的地ネイピアへ。そしてついにホストファミリーとの対面、ホームステイ開始となります。

 まず向かったのは「クレーター・オブ・ザ・ムーン」。ここは熱せられた地下水が地表まで上がってきて、地表温度自体が高くなっているいわゆる地熱地帯。地面のいろんなところがクレーターのようにくぼんでいて、そこからは蒸気が立ち上っています。その蒸気が立ち上る場所に遊歩道が設けられており、1時間ほどの時間で一帯を散策することができる公共施設となっています。歩くだけでつまらないという感想が出るんじゃないかなあと正直不安だったのですが、みんな立ち上る蒸気や、湧き上がる地下水にとても興味を示してくれたり、和気藹々と歌を歌いながら歩いたりと、とても良い雰囲気で散策することができました。みんな楽しいことを見つける力に長けた生徒たちです。それってとても大切なことですよね。

 次に向かったのは「フカ滝」。毎秒22万リットルもの水が流れ落ちる、迫力ある滝です。ナイアガラの滝のような、激しい落差のある滝では無いですが、その轟く轟音と澄んだ水の美しさには一見の価値があります。ちなみに「フカ」とはマオリ語で「泡」という意味だそうです。激しい水流で水が細かく砕け、小さな泡がたくさん浮かんでいる様子から名付けられたのでしょうか。ニュージーランドでも人気の高い観光名所だそうです。生徒たちもその流れの激しさに驚いていました。

 さて、お昼の時間になりました。今日のお昼は「エビバーガー」です。地熱を利用してエビの養殖が行われているそうで、そのエビで作ったバーガーです。日本にもエビを使ったバーガーはありますが、ここのエビバーガーはひと味違います。写真を見ていただければ、その特異性がはっきりおわかりいただけるでしょう。こんなバーガーは日本人の発想ではでてきませんね。出てきたときのみんなの唖然とした表情がとても愉快でした。かなり大きなバーガーで、大人でも食べきれなくてもおかしくないサイズなのですが、女子もきれいに平らげる人が多く、驚きました。ほんといろいろ頼もしい人たちです。

 また、ある男子生徒はトイレに行ったときに居合わせた小学生ぐらいの男の子に、「いっしょに写真を撮って」と話しかけたそうです。小学生の男の子からしたら「なんでこんなところで…」と思ったでしょうが、積極的に英語で話しかけようとする姿勢は立派です。みんなこの研修の趣旨をしっかり感じ取ってくれているんだなあと嬉しくなった出来事でした。

 お腹もふくれて次に訪れたのは、「タウポバンジー」。その名の通りバンジージャンプができる施設です。向かうバスの中でバンジーしたい人はいるかと聞いてみました。何人かはやってみたいと言いましたが、けっこうなお金がかかることがネックとなり、最終的に誰も飛ばず、他の観光客がやっているのを見ようということになりました。しかし着いてみると、間が悪く、その時間帯にはお客さんは誰もいません。こうなったら仕方が無い。あきらめて帰ろうか? そのとき突き刺さる生徒の目線。「バンジージャンプ見たいよう」と無言でこちらを見てきます。そんな目で訴えかけないで…。そして何が起こったか。みなさんのご想像におまかせいたしましょう。答えは【Student’s Voices】の中にあります。

 これにてタウポでの活動は終了。一路ネイピアへ。曲がりくねった山道を進むこと2時間。みんな車中はおやすみタイムでした。のんびりした雰囲気です。そしてネイピアが近づいてみんなを起こすと、一転緊張した雰囲気が漂い始めました。いよいよ、ホストファミリーとの対面の時間が近づいてきました。それは日本語によるコミュニケーションから離れるということ。誰にも頼れない状況に踏み込むということ。不安にならないわけがありません。でもその不安も貴重な体験。しっかり噛みしめてもらいましょう。

 そしてまずはネイピアボーイズハイスクールへ。ここで男子の対面式を行います。青空の澄み渡る中で、一人一人名前を呼ばれて、ホストファミリーに迎え入れられます。名前を呼ばれて次々前に進み出る生徒たち。みんな顔が硬い! 硬いを通り越して引きつったような表情の人までいます。でもホストファミリーの方々はこちら側の心境も察してくださっているようで、優しくほほえんで握手をしたり、ハグをしたり。みんないい人そうです。我々は「がんばれ」と声をかけながら、見送りました。

 続いてヘイスティングガールズスクールへ移動し、女子の対面式を行いました。女子のほうは、緊張はしているものの、表情はやわらか。わざわざバスを出迎えに外で待っていてくれた現地の女の子もいたりして、バスを降りた瞬間から盛り上がっていました。対面式でも、みんな笑顔で次々にホストファミリーに迎え入れていただきました。さっそく会話を始めているところもあり、今後に期待を感じさせる様子がうかがえました。

 さて、こうなってしまったら、我々教員は、「今頃どうしているだろう」と思いをはせるしかありません。きっと苦労していると思います。会話もそんなに盛り上がっていないかもしれません。でも、今回の参加生徒のみんなは、ものすごく適応力を持っていると思っています。とにかく積極的に、失敗を恐れず踏み込んでいって欲しいと思います。まずはあすの朝、いろいろ話を聞かせてもらおうと思っています。そして明日は初めての現地校での授業。まだまだ戸惑うこともたくさん。でもその戸惑いもまた良い思い出にしてほしいと思います。


 


 [Student’s Voice]

 今日はフカ滝やクレーター・オブ・ザ・ムーンを見学したり、エビバーガーを食べたりしました。僕はエビが苦手だったのですが、エビバーガーおいしかったです!! そして勇気ある瀬野先生がバンジージャンプを飛んでくれました!! すごい!! お疲れ様でした。そしてホストファミリーとの対面。とてもやさしくいい人たちです。これからの生活が楽しみです!!(1年生男子 Iくん)

 We went to Craters Of The Moon Geothermal Walk and Huka Fall today. It was interesting for me to see beautiful view. Mr.Seno tried Bungy Jump for us. And I’m Enjoying home stay now. I’d like to inprove speaking English better than I do now.(1年生男子 Yくん)

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