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平成26年度第1回研究例会
6月11日(水)、センター2階会議室にて、平成26年度の第1回研究例会を開催した。「豊臣期大坂図屛風」がヨーロッパへ渡ったルートには、オランダ東インド会社が関わった可能性が高いと考えられる。そこでイサベル・ファン・ダーレン氏(日蘭学会)に本センターが所蔵する「オランダ東インド会社役員会決議事項集成」(マイクロフィッシュ779枚)の調査を依頼し、その成果に基づく報告を行っていただいた。
「オランダ東インド会社役員会決議事項集成」は、オランダ東インド会社の最高統治機関における1602年から1796年までの決議事項の集成資料で、原本はオランダ・ハーグの国立文書館に所蔵されている。本センターが所蔵するのはそのマイクロ撮影資料である。
報告の後は、近世初期の日蘭貿易において「豊臣期大坂図屛風」がどのように扱われたかを解明するために、今後どのような調査・研究が必要となるかについての議論が交わされた。
- 日時
- 平成26年6月11日(水)12:00~13:30
- 会期
- 関西大学大阪都市遺産研究センター 2階共同研究室
- 報告
- イサベル・田中・ファン・ダーレン氏(日蘭学会・長崎大学非常勤講師)
- 「関西大学所蔵『オランダ東インド会社17人会議の決議録』について」

研究例会の様子
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