博物館情報庫
考古(本山)海外・参考資料
2010.04.24
黒色土器 他(ペルー チムー)
こくしょくどき ほか(ぺるー ちむー)
西暦900年ころからインカ帝国に征服される1470年ころまで、ペルー北海岸に王国として栄えた。チムー王国の首都であったチャン・チャン遺跡は世界遺産に指定されている。
チムーでは、焼成時に空気を遮断する還元焼成による黒色磨研土器が、型入れ製法によって大量に生産されていた。チムー文化の土器は、浮き彫りで人物、ジャガーあるいは鳥などの文様を施したり、浮き彫り文様の地の部分を点で埋めたりするなどの特徴をもつ。
土器製作以外にも金属工芸品生産などが行われていた。