博物館情報庫

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八十島コレクション
2010.04.17

ワンスック(タイ)

ワンスック(タイ)

わんすっく(たい)
 

 仏教徒が国民の90%を超えるタイでは、アユタヤ朝時代(1351〜1767)から、インドの古代宗教バラモン教の占星術の影響を受けたとされる曜日信仰があり、タイの人びとは母親から自分の誕生日の曜日を教えてもらう習慣がある。
 各曜日にはそれぞれプラ・ブラチャム・ワンと呼ばれる守護仏がおり、寺院では自分の守護仏を熱心に拝んでいる人びとの姿が見られる。
 この像は「プラ・プックループ・パーンラムプーン」と呼ばれる金曜日(ワンスック)の守護仏で、仏法と伝道について瞑想する像である。