調査と資料第124号(関西ファミリービジネスのBCMと東アジア戦略研究班)がフランスのメディアに掲載されました
2026.06.01
刊行物・研究業績
調査と資料第124号(関西ファミリービジネスのBCMと東アジア戦略研究班)がフランスのメディアに掲載されました。
以下、詳細
(写真:サント=マルグリット日本拳法クラブ提供)
先日、サント=マルグリットの道場で日本拳法をテーマとした交流会が開催され、約30名が参加した。実践者や武道愛好家、地域のクラブ関係者が集い、フランスにおける日本拳法の草分け的存在であるアリ・ズビリ氏を囲みながら、その半生を描いた日仏二言語書籍『Ma vie de résilience(私のレジリエンス人生)』の紹介が行われた。
日本と武道に彩られた歩み
『Ma vie de résilience』は、日本の関西大学教授である亀井克之氏の監修のもと制作されたもので、アリ・ズビリ氏の人生をたどる一冊である。アルジェリアでの幼少期から武道との出会い、そしてフランスおよびヨーロッパにおける日本拳法の発展に尽力してきた歩みが描かれている。
ズビリ氏は幾度も日本で研鑽を積み、その人生の大部分を日本拳法の普及に捧げてきた。本書はまた、忍耐、自己克服、そして次世代への継承という、武道精神(武道の理念)に基づく取り組みを紹介している。そこには、敬意、規律、謙虚さ、連帯といった価値観が息づいている。
日本国外を代表する日本拳法家
七段の段位を有するアリ・ズビリ氏は、日本国外において最も高位に位置する日本拳法家の一人である。また、フランス日本拳法協会(ANKF)の創設者であり、ヨーロッパ日本拳法連盟の設立にも尽力した。
この日の交流会には、バカラ、ラオン=レタップ、ジャンメニル、バ=ラン県シャトノワ、さらにプレヌファンの空手クラブなど、近隣各地から多くのクラブ関係者が参加した。
実践と継承を重視した交流の場
当日は、アリ・ズビリ氏をはじめ、エルヴェ・ヴァランタン氏、パスカル・ルスヴール氏、ラシッド・ベンサラ氏、フィリップ・ドゥリエ氏らによる技術指導も行われた。参加者たちは畳の上で共に稽古し、それぞれの経験を交流させながら、日本武道への共通の思いを分かち合った。
その後のサイン会は、クラブ間、そして世代を超えた交流の時間へと発展した。この集いは、日本拳法が長年にわたり大切にしてきた「継承」と「人間的価値」の重要性を改めて確認する機会となった。日本拳法は、それを実践し続ける人々によって支えられ、受け継がれているのである。