概要と沿革

研究所の概要(沿革)

 経済・政治研究所は、1958年4月に当時の岩崎卯一学長の提案により、複数学部にまたがる総合的・学際的な研究機関として設置された。「経済・政治、社会に関する理論及び実態を研究調査し、もって学術文化の発展と人類の福祉に貢献すること」を目的として掲げている。
 2008年に創立50周年を迎え、現代社会の高度化・グローバル化に対応し、産業界・行政界・地域社会との連携に基軸を置いた研究機関として、「社会に貢献する研究所」を指向した事業を展開している。とくに2010年から2014年にかけて復旦大学日本研究センターと共催で「復旦・関大経済フォーラム」を上海と大阪で交互に毎年開催し、2012年6月には上海市のシンクタンクである上海社会科学院世界経済研究所と学術交流協定を締結し、アジアとの学術交流強化を図った。
 現在は、企業・行政関係者、一般社会人及び学生を対象として、各研究班の分担による「産業セミナー」や、研究所としても「公開講座」を開催し、学部の枠を超えて研究の成果を学生および広く社会へ還元しており、其々の開催回数は200回を超える。またこれら以外にも、各研究班における研究会を公開する「公開研究会(公開セミナー)」も実施している。
 各研究班の研究成果は『研究双書』(加えて『調査と資料』を刊行することができる)として、また、産業セミナーや公開講座、そして公開セミナーの内容については『セミナー年報』として刊行し、それぞれ公表している。
 更に当研究所は、実業界等から専門家を招いた顧問制度を導入し、研究所の運営及び研究活動に対して第三者的な側面からの意見や助言をいただく機会を設け、研究所の充実に役立てている。