社会安全学部の亀井教授が日本リスクマネジメント学会 優秀著作賞 文学賞を受賞しました

2022923日、仙台市の東京エレクトロンホール宮城・大会議室で開催された日本リスクマネジメント学会・第47回全国大会において、大森勉氏(社会安全研究科博士後期課程20203月修了)の著書『経営戦略リスクマネジメント 理論と実践』(ミネルヴァ書房、20214月)に日本リスクマネジメント学会・優秀著作賞、亀井克之教授の共著『フランス映画に学ぶリスクマネジメント 人生の岐路と決断』(ミネルヴァ書房、20224月)に日本リスクマネジメント学会・文学賞が授与された。

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大森勉氏の『経営戦略リスクマネジメント 理論と実践』は、2020年度の社会安全研究科における博士(学術)の学位取得論文に加筆修正して刊行された本。企業リスクマネジメントに関する緻密な先行研究のレビューに基づき、企業が実際にどのように経営戦略リスクに対する意思決定を行っているのか、そしてどのような組織体制を構築しているかを大規模なアンケート調査と、主要10社におけるインタビュー調査に基づき、提示した労作。

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亀井克之教授の共著『フランス映画に学ぶリスクマネジメント 人生の岐路と決断』は、映画評論家の杉原賢彦氏との共著。社会安全学部の講義科目「危機管理とリーダーシップ」で映画を題材に展開される講義を発展させた内容。「映画はすべて主人公がリスクや危機に直面し、それを乗り越える展開」「リスクや危機は映画の醍醐味」「人生を等身大に描くフランス映画は人生の危機管理や決断を学ぶ宝庫」が理念。選りすぐりの12本の作品の解説、リスクマネジメントの観点から何が学びとれるか、読者が各作品の主人公だったらどういう決断をするかの問いかけで構成される。『週刊東洋経済』『キネマ旬報』『毎日新聞』などに書評が掲載され、「筆者のフランス映画愛が満ち溢れる異色の実用書」「フランス映画とリスクマネジメント:1冊で2つが学べる書物」と評されている。

 日本リスクマネジメント学会は、1978年に創立された学会で、日本学術会議登録、日本経済学会連合、経営関連学会連絡協議会に加盟している。