理工学研究科 杉本 光輝さんが第七回低温・氷温研究会において発表優秀賞を受賞
氏名
杉本 光輝
所属
理工学研究科 化学生命工学専攻 生命・生物工学分野 (食品化学研究室)
受賞年日
2019年03月02日
大会・団体名
第七回低温・氷温研究会
受賞名
発表優秀賞
研究テーマ等
長期熟成牛肉中の脂質過酸化指標の変化
賞の概要
氷温とは、0℃以下から氷結点までの未凍結温度領域を指す。この温度領域での食品貯蔵は一時貯蔵に利用される冷蔵貯蔵よりも品質保持時間の延長、旨味成分の増加、有害微生物の減少などの有用効果が報告されている。
対象となった研究は、氷温域での牛肉の108日間という長期貯蔵において、脂質過酸化指標であるチオバルビツール酸陽性物質量はほとんど増加していなかった。そのため、氷温域での牛肉の長期貯蔵は、これまでのチルド域の貯蔵よりも長期間貯蔵できる可能性が示唆された。
発表の場である低温・氷温研究会は氷温学会という氷温技術の応用をめざす会員数200名程度の学者の集まりの下部組織で、主に学生が研究発表を行うものである。今回の研究会は発表件数が8件であり、その中で最優秀の発表と認定された。
指導教員
福永 健治