理工学研究科 吉田 泰之さんが 3rd International Conference on Biomaterials Science in Tokyo (ICBS2016)においてPoster Presentation Awardを受賞
氏名
吉田 泰之
所属
理工学研究科 総合理工学専攻(機能性高分子研究室)
受賞年日
2016年11月29日
大会・団体名
3rd International Conference on Biomaterials Science in Tokyo (ICBS2016)
受賞名
Poster Presentation Award
研究テーマ等
Temperature-responsive Biodegradable Injectable Polymer Systems Forming Covalently Cross-linked Hydrogel by Thiol-ene Reaction
賞の概要
3rd International Conference on Biomaterials Science in Tokyo (ICBS2016)において、当該学生は体内注入後に体温に応答して溶液状態からゲル状態に変化するポリマーの合成と物性・性能評価に関する研究発表を行った。この種のポリマーは従来は、体内でゲル化した後に体内の湿潤した環境下では、早期に溶液状態に戻ることが課題であったが、当該学生は、温度に応答してゲル化した際にチオール-エン型のマイケル付加反応により共有結合による架橋を形成し、体内におけるゲル状態を長期間維持可能な新規な材料の開発に成功した。また、その維持期間は架橋剤の使用料により自在に制御できることを見出した。この成果をICBS2016で発表し、ポスター発表者135名の中から特に優れた発表を行った5名に授与されるPoster Presentation Awardに選出された。
指導教員
大矢 裕一