理工学研究科 岩見結衣さんが第33回日本健康医学会総会において湖歩会藤原賞を受賞
氏名
岩見 結衣
所属
理工学研究科 化学生命工学専攻 生命・生物工学分野 食品栄養化学研究室
受賞年日
2024年11月09日
大会・団体名
第33回日本健康医学会総会
受賞名
湖歩会藤原賞
研究テーマ等
チャノキ(Camellia sinensis)の花抽出物のチロシナーゼ活性阻害効果
賞の概要
対象となった研究は、チャノキ(Camellia sinensis)花抽出物ついて、含有ポリフェノール類を同定したことと、マッシュルーム由来およびマウスB16メラノーマ細胞内のチロシナーゼ活性阻害効果を有することを明らかにした。
チャノキは,ツバキ科の常緑低木であり,その葉は茶として広く利用されてきた。近年日本国内では,高齢化に伴うチャノキの生産者減少により,管理を放棄される茶畑が増加している。 一般的に,茶畑では花が咲かないように管理されているが,放棄茶畑では多くの花が咲く。茶の研究は,従来は葉の含有成分とその効能研究が中心で,茶花についてはまだ十分には検討されていない。茶花を有効に活用できれば,茶産業の衰退が進む地域の活性化に貢献できると考える。そこで本研究では,茶花の化粧品素材としての有効活用を図るにあたって,マッシュルーム由来チロシナーゼ活性評価試験およびマウスB16メラノーマ細胞内チロシナーゼ活性評価試験,そしてチロシナーゼ活性を阻害する成分の探索としてポリフェノール類の同定を行った。
発表の場である第33回日本健康医学会総会では、約50の発表があった。その中で、優秀な発表を行った若手研究者に授与される湖歩会藤原賞を受賞しました。
指導教員
福永 健治