理工学研究科、美濃 翔太さんが第71回高分子学会年次大会において優秀ポスター賞を受賞
氏名
美濃 翔太
所属
理工学研究科 化学生命工学専攻 化学・物質工学分野 高分子設計創生学研究室
受賞年日
2022年06月23日
大会・団体名
第71回高分子学会年次大会
受賞名
優秀ポスター賞
研究テーマ等
コアゲル法による光学活性星型ポリアセチレンの合成
賞の概要
公益社団法人高分子学会(会員数1万名)主催の第71回高分子学会年次大会(参加者数2千名)において「コアゲル法による光学活性星型ポリアセチレンの合成」に関する研究でポスター発表を行い,学生部門応募者463名の中から優秀ポスター賞(受賞者数53名)を受賞した。
置換ポリアセチレンはπ共役主鎖に由来する光電気機能を発現する。置換基の設計により,らせんや液晶構造を形成可能であり,学術・工学的双方の観点から活発に研究されている。受賞者らの研究室では,分子量の制御されたcis立体規則性ポリアセチレンを合成可能な well-defined Rh 触媒,ならびに当該触媒を用いる一方向巻優先のらせんポリアセチレン合成を報告している。一方,スターポリマーは,コアとなる中心部から複数の線状ポリマーが放射状に分岐しており,線状ポリマーとは大きく異なる 流体力学半径に基づく特異な溶液物性や粘度を示す。本研究では,ポリアセチレン部位を腕鎖に有するヘリカルキラルスターポリマーのコアゲル法による合成および機能を評価した。
指導教員
三田 文雄