化学生命工学部

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理工学研究科 飯田 彩乃さんが第8回アジアバイオマテリアル学会大会において8th ABMC Biomaterials Science Awardを受賞

氏名

飯田 彩乃

所属

理工学研究科 化学生命工学専攻 化学・物質工学分野 機能性高分子研究室

受賞年日

2021年11月30日

大会・団体名

第8回アジアバイオマテリアル学会大会

受賞名

8th ABMC Biomaterials Science Award

研究テーマ等

Synthesis of polydepsipeptide with alkynyl side-chain groups as a functional biodegradable polymer

賞の概要

日本バイオマテリアル学会主催の第8回アジアバイオマテリアル学会において「Synthesis of polydepsipeptide with alkynyl side-chain groups as a functional biodegradable polymer」に関する研究で英語でポスター発表を行い,合計約50件のポスター賞応募者の中から8th ABMC Biomaterials Science Awardを受賞した。

近年,広く研究・応用されている生体内分解吸収性ポリマーである脂肪族ポリエステル類の多くは側鎖に反応性官能基を持たない為,側鎖に反応性官能基を有する生分解性高分子の開発が望まれる。我々はこれまで,グリコール酸とアミノ酸を構成成分とし,その側鎖の反応性官能基を保護した環状デプシペプチドモノマーとラクチドなどのラクトンとの共重合体をもちいた研究を展開してきた。しかし,デプシペプチドモノマーの側鎖保護基の嵩高さのために単独重合で高分子量体を得るのが困難であるとともに共重合ではデプシペプチドの割合を高めると重合度が低下してしまうといった課題がある。
本発表では,側鎖に比較的立体障害が小さいと考えられるアルキニル基を導入した環状デプシペプチドモノマーを合成し,単独重合におけるより高い重合反応性やそのポリマーの側鎖のアルキニル基に対するアジ化分子が高い導入率を示したことを報告した。

指導教員

大矢 裕一

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