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研究班のご紹介

言語接触研究班
Language contact and Cultural Interaction

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(2期目)

研究テーマ

周縁アプローチによる東西言語文化接触の研究とアーカイヴスの構築
Studies in Cultural and Linguistic Exchanges Between West and East, adopting the Peripheral Approach and the construction of archives

研究目的および研究の特色


ものごとの本質は、その中心よりもむしろ周縁からこそ見えてくることがある。学問研究においても然りである。たとえば、大航海時代以降、布教、貿易等に伴う人的物的交流により中国語を学習、或いは考察の対象とする異邦人が現れ、彼らの手によって夥しい数の文献が蓄積された。こうした「域外=欧米、日本、朝鮮、琉球等」の目を通して観察された中国語に関する文献は、中国人のものよりも現象を複眼的に捉え、16~19世紀の中国語の真の「面目」を反映していると考えられる。このことは、中国語研究だけに特有のものではなく、他の言語研究においても同様であり、たとえば日本語研究においても、周縁からのアプローチの有効性は何ら変わるものではない。
一方、現在、世界的規模で進む文献のアーカイヴス化は学問の無限の可能性を秘めているが、それだけでは展望が開けないことも事実である。そこには新しい方法論の確立が不可欠となる。本研究では、特に、1)世界をリードする文化交渉学研究の方法(=「周縁アプローチ」)を基盤とした新しい個別言語学(特に、中国語学、日本語学)の確立を目指し、2)個別言語の研究(特に近代を中心として)を行いながら、3) 近代における各言語研究に関わる周縁文献を中心とするアーカイヴスを構築し、このことにより、中国語学および日本語学研究を既存の研究とは質の異なる高みに導くことを目的とする。

The true nature of things is oftentimes better recognized from the periphery rather than the center. This is also true in academic research. For example, the Age of Exploration brought to China, through missionary activities and trade, foreign people, some of whom learned or researched the Chinese language and produced a massive amount of literature on this topic. This literature, developed through the eyes of “outsiders,” notably those from Western countries, Japan, Korea, and the Ryukyu archipelago, offers multifaceted perspectives in understanding linguistic phenomena in China, as well as reflecting the true “face” of the Chinese language from the sixteenth to the nineteenth century. The peripheral approach is not only effective in the study of Chinese, but also other languages, such as Japanese.
Although the current world-wide effort to archive the extant literature may have unlimited academic potential, it does not provide the kind of progress we expect to see in the field. We need a new methodology. The purpose of this study is to elevate the quality of Chinese and Japanese language studies through 1) establishing a new field of linguistics in the individual languages (especially Chinese and Japanese) based on the peripheral approach, the leading methodology used in cultural interaction studies, 2) investigating a particular, preferably a modern, language, and 3) constructing archives of the peripheral literature on language studies produced in modern times.

研究員

主幹 沈 国威(外国語学部 教授)
  乾 善彦(文学部 教授)
  内田 慶市(外国語学部 教授)
  奥村 佳代子(外国語学部 教授)
  木津 祐子(委嘱研究員・京都大学文学研究科 教授)
  陳 力衛(委嘱研究員・成城大学経済学部 教授)
  伊伏 啓子(客員研究員・北陸大学未来創造学部 専任講師)
  松田 清(客員研究員・京都大学名誉教授)
  賀 楠(非常勤研究員)
  田中 巳榮子(非常勤研究員)
  氷野 歩(非常勤研究員)
  仇 子揚(準研究員)
  斉 燦(準研究員)

研究成果発表

出版
  • 内田慶市編著『関西大学長澤文庫蔵琉球官話課本集(資料集刊35)』(H27.3刊)
  • 沈 国威・内田慶市編著『東アジア言語接触の研究(研究叢刊51)』(H28.2刊)
紀要
第47輯
  • 奥村佳代子「唐話資料史における『唐韻三字話』―『唐話纂要』及び『南山俗語考』の三字話との比較―」
  • 沈 国威「近代英华辞典环流:从罗存德,井上哲次郎到商务印书馆」
  • 田中巳榮子「『西鶴五百韻』の用字―漢語の和語化と当て字―」
第48輯
  • 奥村佳代子「漢訳『海外奇談』の語句の来歴と翻訳者」
  • 王 暁雨「近代日中における翻訳事業と思想受容―「自由」を実例として」
第49輯
  • 内田慶市「卡薩納特圖書館藏雍正朝教案檔案」
  • 奥村佳代子「非漢語圏における中国語問答記録―『備邊司謄録』「問情別単」の「問」の言葉―」
  • 王 暁雨「近代日中における「国民」概念の成立―国家構成員の育成と知識人の試み」
研究例会
平成25年度
  • 内田慶市「『改良民國官話指南』の釈義について」
  • 沈 国威「近代語の語源探索:概念史をバックグラウンドに「伝統」を例として」
  • 奥村佳代子「『唐韻三字話』の語彙―他資料の「三字話」との比較」
    内田慶市「琉球官話の新しい資料―長澤文庫蔵『中国語例文集』について」
    木津祐子「琉球「通事書」再考―『廣應官話』について」
  • 内田慶市「中国人による英華辞書の系譜」
    沈 国威「『申報』1872~1900年における鄺其照」
  • 内田慶市「サンクト・ペテルブルグ蔵満漢版『古新聖経』」
  • 田中巳榮子「近世初期俳諧の難読漢字と節用集の関係を中心に」
    乾 善彦「古代における日中言語接触の実相」
平成26年度
  • 松田 清「吉雄権之助編蘭英漢対訳辞典における宗教・本草博物関係語彙」
    陳 力衛「各領風騒数百年―“文学”与“教育”的交替」
    沈 国威「『積極』と『消極』:物理学用語から人文科学用語へ」
    奥村佳代子「東アジア周縁資料における中国語」
    木津祐子「本文から見る周縁資料」
    内田慶市「カサナテンセ図書館の幾つかの資料」
  • 田中巳榮子「近世初期俳諧の漢語の一側面」
    乾 善彦「『小野篁歌字尽』とその周辺」
    沈 国威「漢字の意味とその獲得:日中比較対照の試み」
平成27年度
  • 奥村佳代子「近世日本人による白話文―創作白話文の題材と語彙語法」
  • 内田慶市「言語接触研究の過去・現在・未来――文化交渉学の視点から」
    陳 力衛「現代中国語にはどれくらい日本借用語があるのか」
    沈 国威「訳語が如何に確立されたのか?:中国語における「economy=経済」を例に」
  • 内田慶市「鱒澤文庫に見られる稀覯本」
ICISシンポジウム
  • 内田慶市「周縁資料による中国言語学研究の過去・現在・未来―文化交渉学の視点から」
  • 沈 国威「近代訳語はどう創られたのか」
  • 乾 善彦「漢文訓読という言語接触」
  • 陳 力衛:コメンテーター

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近世近代日中文化交渉(日中移動伝播)研究班
Cultural Interactions between Japan and China in the Early-Modern and Modern Periods

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(2期目)

研究テーマ

近世近代における日中間の人物移動と情報伝播
Movements of People and Dissemination of Information between Japan and China in the Early- Modern and Modern Periods

研究目的および研究の特色



近世から近代にかけての東アジアでは、人とそれに媒介されるモノや情報の移動・伝播が加速度的に拡大する。本研究班は、そのうち日本と中国の間における現象にひとまず対象を限定する。そして、どのようなモノや情報が、どのような人の手によって、どのようなプロセスを経て伝播したのか、さらに、伝播したモノや情報がいかなる文化的影響を引き起こしたのかに注目する。そのうえで、近世近代の日中文化交渉の一側面を切り取るとともに、文化事象相互の比較研究を行う。本研究班は、グローバルCOE プログラムにおいて、関西大学が推進した研究プロジェクトの一つである「物質文化の環流と継承からみた東アジア諸国の広域文化交渉」を引き継ぎ、さらに展開する役割を担っている。

Early-Modern and Modern East Asia witnessed a rapid expansion in the movement of people, and along with people the dissemination of goods and information. This study examines what kinds of goods and information were disseminated, by whom, and by what means, in contacts between China and Japan. It also asks how the goods and information of each culture, once disseminated, influenced the other. We take a closer look at the cultural implications of these interactions between China and Japan in the early-modern and modern periods and compare the cultural phenomena of each in relation to the others. Having inherited a research project promoted by Kansai University as part of the Global Center of Excellence Program, called, “the Wide-Area Cultural Interaction in East Asia from the Standpoint of Circulation and the Inheritance of Material Culture,” we assume the responsibility to further advance this project.

研究員

主幹 井上 克人(文学部 教授)
  陶 徳民(文学部 教授)
  中谷 伸生(文学部 教授)
  藤田 髙夫(文学部 教授)
  竹内 洋(客員研究員・関西大学東京センター長)
  氷野 善寛(客員研究員・目白大学外国語学部専任講師)
  松浦 章(客員研究員・関西大学名誉教授)
  太田 由佳(非常勤研究員)
  熊野 弘子(非常勤研究員)
  桑野 梓(非常勤研究員)
  辜 承堯(非常勤研究員)
  施 燕(非常勤研究員)
  髙橋 沙希(非常勤研究員)
  中島 小巻(非常勤研究員)
  中村 朋美(非常勤研究員)
  日並 彩乃(非常勤研究員)
  王 君強(準研究員)
  張 万挙(準研究員)
  陳 慧慧(準研究員)

研究成果発表

出版
  • 松浦 章著『近世東アジア海域の帆船と文化交渉(研究叢刊44)』(H25.10刊)
  • 松浦 章著『近代東アジア海域の人と船―経済交流と文化交渉(研究叢刊49)』(H26.12刊)
  • 井上克人著『〈時〉と〈鏡〉超越的覆蔵性の哲学―道元・西田・大拙・ハイデガーの思索をめぐって―(研究叢刊50)』(H27.3刊)
  • 中谷伸生著『耳鳥齋アーカイヴズ―江戸時代における大坂の戯画(資料集刊36)』(H27.3刊)
  • 陶 徳民編著『重野安繹における外交・漢文と国史―大阪大学懐徳堂文庫西村天囚旧蔵写本三種(資料集刊37)』(H27.3刊)
  • 松浦 章編著『日本台湾統治時代のジャンク型帆船資料―中国式帆船のアーカイヴズ―(資料集刊38)』(H27.10刊)
  • 陶 徳民編著『吉田松陰と佐久間象山―開国初期の海外事情探索者たち(I)―(資料集刊39)』(H28.3刊)
紀要
第47輯
  • 陶 徳民・藤田髙夫「内藤書簡研究の新しい展開可能性について-満洲建国後の石原莞爾・羅振玉との協働を例に-」
  • 中谷伸生「美術交渉としての日本美術史研究と東アジア」
  • 松浦 章「朝鮮国漂着中国船の筆談記録にみる諸相」
  • 陳  贇「「程度」―回帰借語としての可能性」
  • 薄 培林「近代日中知識人の異なる琉球問題認識―王韜及び彼とその日本の友人を中心に―」
第48輯
  • 中谷伸生「耳鳥齋の版本における作風展開」
  • 松浦 章「清代帆船による東アジア・東南アジア海域への人的移動と物流」
  • 髙橋沙希「青木繁の評価をめぐって」〔研究ノート〕
第49輯
  • 中谷伸生「木村蒹葭堂の絵画を貫くもの」
  • 陶 徳民「Searching East-Asian-related Archives in Springfield, Illinois:A Journey to the Mecca of Lincoln Studies」〔調査報告〕
  • 松浦 章「野村治一良と日本海航路―大阪商船・北日本汽船・日本海汽船」
  • 日並彩乃「復古大和絵に纏わる「近代性」の言説に関する一考察」
  • 宮嶋純子「日中四分律論書における語義解釈の比較―元照『資持記』と照遠『資行鈔』を中心として―」
  • 辜 承堯「青木正児の戯曲研究に関する一考察―近代日中の中国戯曲研究を視野に―」
  • 呂  超「宮崎市定の中国史像の形成と世界史構想」
研究例会
平成25年度
  • 松浦 章「吉田初三郎と東アジアの汽船航路案内」
  • 松浦 章「朝鮮国漂着中国船の筆談記録にみる諸相」(言語接触研究班研究例会)
平成26年度
  • 陶 徳民「日記・手紙で甦る個人と時代―アーネスト・サトウ研究ブームに思うこと―」
平成27年度
  • 呂  超「宮崎市定における近隣地域史像の変遷―東洋史からアジア史へ―」
  • 松浦 章「1930年代日本郵船会社の上海航路案内」
  • 中谷伸生「岡倉天心の美術史における近代と反近代―近世絵画の評価をめぐって―」
    日並彩乃「冷泉為恭《山越阿弥陀図》の図像学―理想郷のダブルイメージ」
    髙橋沙希「青木繁筆《わだつみのいろこの宮》の構想に関して」
特別講演会
平成25年度
  • 中谷伸生「荒川修作+マドリン・ギンズが捨てようとしたもの」
ICISシンポジウム
  • 中谷伸生「木村蒹葭堂の文人趣味と文化交渉」/コメンテーター(東アジア宗教儀礼研究班[1部])
  • 藤田髙夫「林泰輔の中国上代研究―伝統漢学から近代中国学への展開」
  • 髙橋沙希「明治洋画界における青木繁」
  • 陶 徳民:コメンテーター

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東アジア宗教儀礼研究班
Studies of Religious Rituals in East Asia

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(2期目)

研究テーマ

東アジアにおける宗教儀礼と社会秩序
Religious Rituals and Social Order in East Asia

研究目的および研究の特色



東アジア宗教儀礼班では、仏教・儒教・道教の儀礼と社会秩序の関係について総合的に研究を進めていく。儀礼の内容はもとより、背後にある思想、諸地域における歴史的な展開について考察を行っていくことを目的とする。
東アジア社会においては様々な宗教儀礼によって社会の安泰が祈られ、儀礼の執行によって社会秩序が可視化された。天変地異といった自然の脅威に対する祈り、疫病をはじめ、病平癒に対する祈りなどは、日常的に営まれてきた。また、現世のみならず、人々の死後の安寧を祈る祭祀も様々な形式で執り行われた。こうした宗教儀礼は国家や村落をはじめとした共同体の安定的な運営、存続に寄与し、支配秩序の形成にも役だった。
本研究班では、個々の研究分野を乗り越え、研究成果を比較検討、総合化して、儀礼が持つ歴史的・思想史的な意味を明確にしていきたい。

In our comprehensive study of the relationship between the rituals of Buddhism, Confucianism, and Taoism and social order, we examine the content of these rituals as well as their underlying beliefs and historical development in different regions.
In East Asia, social stability was achieved through various religious rituals, and the execution of these rituals allowed people to visualize their social order. Worship was carried out in pursuit of peace not only in this life, but after death. These religious rituals played an important role in the steadfast management and maintenance of communities, ranging from nations to villages, and in the establishment of an orderly system of government within these communities.
Our research team, composed of researchers who specialize in Buddhism, Confucianism, and Taoism, will collaborate with the aim of uncovering the historical and ideological significance of rituals through comparisons between, and integration of, previous studies in each field.

研究員

主幹 原田 正俊(文学部 教授)
  吾妻 重二(文学部 教授)
  二階堂 善弘(文学部 教授)
  西本 昌弘(文学部 教授)
  長谷 洋一(文学部 教授)
  井上 智勝(委嘱研究員・埼玉大学人文社会科学部研究科 教授)
  三浦 國雄(委嘱研究員・中国四川大学文化科技協同創新研発中心 教授)
  山田 明広(客員研究員・奈良学園人間教育学部 専任講師)
  榧木 亨(非常勤研究員)
  佐藤 健太郎(非常勤研究員)
  佐藤 トゥイ ウェン(非常勤研究員)
  孫 知慧(非常勤研究員)
  髙橋 あやの(非常勤研究員)
  丁 世絃(非常勤研究員)
  中田 美絵(非常勤研究員)
  二ノ宮 聡(非常勤研究員)
  任 夢渓(非常勤研究員)
  藤原 崇人(非常勤研究員)
  宮嶋 純子(非常勤研究員)
  横山 俊一郎(非常勤研究員)
  ジェレミー・ウッド(準研究員)
  曽 昭駿(準研究員)
  橘 悠太(準研究員)
  董 伊莎(準研究員)

研究成果発表

出版
  • 吾妻重二編著『家礼文献集成 日本篇3(資料集刊27-3)』(H27.3刊)
  • 吾妻重二編著『家礼文献集成 日本篇4(資料集刊27-4)』(H27.3刊)
  • 吾妻重二編著『家礼文献集成 日本篇5(資料集刊27-5)』(H28.3刊)
  • 吾妻重二編著『家礼文献集成 日本篇6(資料集刊27-6)』(H28.3刊)
  • 劉雄峰著 二階堂善弘監訳『神話から神化へ―中国民間宗教における神仏観(訳注シリーズ18)』(H27.12刊)
紀要
第47輯
  • 吾妻重二「鄭斉斗の礼学―朝鮮陽明学と礼教」
  • 二階堂善弘「関帝信仰と周倉」
  • 横山俊一郎「泊園文庫蔵『渫翁先生諸説』の一考察」
第48輯
  • 吾妻重二「水戸藩の儒教喪祭儀礼文献について」
  • 二階堂善弘「明代江南における伽藍神」
  • 佐藤トゥイウェン「鄧輝  とベトナムにおける「二十四孝原編」」
  • 榧木 亨「朝鮮王朝における『律呂新書』研究―朝鮮王朝実録を中心として―」
  • 横山俊一郎「安達清風の学術交流と開拓事業―泊園塾・昌平黌出身者の実践的軌跡―」
第49輯
  • 二階堂善弘「温州の廟と祭神について」
  • 三浦國雄「『朱子家礼』の変容―『応酬彙選』の場合―」
  • 佐藤トゥイウェン「ハノイ漢喃研究院蔵『五倫叙』をめぐって」
  • 鈴木章伯「「新儒家」の誕生に関する一考察」
  • 藤原崇人「クビライ政権と資戒会」
  • 前原あやの「天文占書の解題と「天文占書フルテキストデータベース」の意義」
  • 横山俊一郎「山口県佐波郡における泊園書院出身者の事業活動の一考察―実業家尾中郁太・古谷熊三を中心に―」
  • 榧木 亨「林家における『律呂新書』研究―林鵞峰『律呂新書諺解』を中心として―」
研究例会
平成25年度
  • 藤原崇人「栴檀瑞像の遷転と10~14世紀東部ユーラシアの王権」
  • 原田正俊「室町時代における夢窓派の伝法観と袈裟・頂相」
  • 長谷洋一「島根・清水寺摩多羅神像について」
  • 西本昌弘「唐代貞元年間の訳経事業と空海の一切経書写」
  • 山田明広「現代台湾の鬼月における無縁仏救済儀礼について―道教の中元普度法会と仏教の盂蘭盆会の比較―」
  • 佐藤健太郎「『続日本後紀』掲載僧伝について」
  • 中田美絵「沙陀政権と仏教―後唐建国までを中心に―」
平成26年度
  • 三浦國雄「『朱子家礼』の変容―『応酬彙選』を読む―」
  • 吾妻重二「水戸藩の儒教喪祭儀礼文献について」
  • 二階堂善弘「黄檗宗宝林寺の二十四諸天」
  • 二ノ宮 聡「中国東北地域における廟会の現状―大石橋娘娘廟会を例に―」
  • 前原あやの「星座分類中の三家分類の位置づけ」
平成27年度
  • 二ノ宮 聡「碧霞元君信仰と北京の九娘娘」
  • 前原あやの「『観象玩占』の東アジア的展開」
  • 二階堂善弘「大雄宝殿という名称について」
ICISシンポジウム
  • 吾妻重二「近代学制のなかの泊園書院」(1部)/コメンテーター(2部)
  • 横山俊一郎「泊園書院の教育と明治・大正期の実業家」(1部)
  • 三浦國雄「『北斗本命延生経』徐道齢注の諸問題」(2部)
  • 二階堂善弘「日中寺院における伽藍神の探求」(2部)
  • 西本昌弘「日中交渉史のなかの杭州水心寺」(2部)
  • 鈴木章伯「梁漱溟における社会主義から仏教への転向」(2部)
  • 佐藤トゥイウェン「ベトナムにおける「家訓」文献」(2部)

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非典籍出土資料研究班
Studies of Excavated Non-Classical Material

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(2期目)

研究テーマ

中国周辺地域における非典籍出土資料の研究
Studies of Non-Classical Materials Excavated in areas adjacent to China

研究目的および研究の特色


索勲記德碑殘石之一
(唐、敦煌市博物館所蔵)


武烈王陵碑(新羅、慶州市所在)

本研究班は、H25-27年度の研究を継承し、中国本土と周辺地域(甘粛を含めた東トルキスタン、モンゴリア、マンチュリア、朝鮮)で発見された非典籍出土資料(紙文書・金石・文物など)の調査・分析を通じ、歴史・言語・文化の諸相を復元することを目的とする。
すでに、中国本土における典籍資料では明らかにし得なかった口語や多言語社会の様相、中国本土や周辺地域における非漢族の史的展開に関する一定の成果があげられているが、本研究はこれらを発展・拡張させるとともに、漢語・非漢語、言語学・歴史学といった従来の枠組を越え、ユーラシア東部地域のあり方を総体として明らかにすることを目指す。

The purpose of our research is to continue the studies we pursued from 2013 to 2015 on reconstructing the historical, linguistic and cultural milieu obtaining in mainland China and its environs, especially eastern Turkestan (including Gansu), Mongolia, Manchuria and Korea, based on the combined evidence of materials such as paper manuscripts of various documents, as well as metal artifacts. We have already gained significant insights into aspects of colloquial speech, the workings of multi-lingual societies, and the historical development of the non-Hun races in and around mainland China. (These results would not have been possible if we had restricted ourselves to the evidence of books from mainland China.) We expect to conduct a large-scale interdisciplinary project involving historical and lexical studies of eastern Eurasia as a whole.

研究員

主幹 玄 幸子(外国語学部 教授)
  篠原 啓方(文学部 教授)
  森部 豊(文学部 教授)
  高田 時雄(委嘱研究員・復旦大學歴史學系 特聘教授)
  毛利 英介(非常勤研究員)
  山本 孝子(非常勤研究員)
  李 宇一(準研究員)

研究成果発表

出版
  • 玄 幸子・高田時雄編著『内藤湖南 敦煌遺書調査記録(資料集刊34)』(H27.1刊)
紀要
第47輯
  • 篠原啓方「南山新城碑の調査報告」
  • 高田時雄「パスパ字の刻文をもつ須彌山研墨について」
第48輯
  • 玄 幸子「變文資料再整理―「舜子變」」
  • 森部 豊「イランにおけるフレグ=ウルス遺跡調査報告」〔調査報告〕
第49輯
  • 玄 幸子「太田辰夫「兼語動詞」再検討 中国口語研究への新視点」
  • 森部 豊「唐代奚・契丹史研究と石刻史料」
  • 新見まどか「唐末の盧龍節度使における「大王」号の出現」
研究例会
平成25年度
  • 篠原啓方「慶州南山新城碑の調査報告」
    玄 幸子「2013年度敦煌トルファン学学界動向について」
  • 高田時雄「パスパ文字の刻文をもつ須彌山研墨について」
    森部 豊「石刻史料とソグド人研究―「六州胡」とソグド系突厥を例として」
平成26年度
  • 森部 豊「河朔三鎮研究の回顧と展望」
  • 篠原啓方「新羅における碑石様式の変遷」
    高田時雄「内藤文庫から新たに發見されたウイグル木活字」
平成27年度
  • 森部 豊「唐代契丹人墓誌に関する一考察―遼寧省朝陽市博物館所蔵新出墓誌の紹介を兼ねて―」
    篠原啓方「5~6世紀新羅の教と法」
  • 玄 幸子「太田辰夫「兼語動詞」と認知言語学」
  • 岩尾一史「碑文史料からみた古代チベット帝国:古チベット語碑文史料概観」
    玄 幸子「朝鮮における仏教資料」

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比較信仰文化研究班
Comparative Studies of Spiritual Culture

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(2期目)

研究テーマ

祈りの場の比較文化史的研究
Comparative Cultural and Historical Studies of Prayer

研究目的および研究の特色


ヤスンバ(神の休憩所)


プラハのイエス

仏教やキリスト教、イスラーム教など、様々な信仰の「祈りの場」のありようを広範かつ多角的に比較検討してその共通性と個別性を明らかにすることにより、人の「祈り」という行為に存する心性の地域的、時代的な普遍と特殊を浮かび上がらせる。それは、「祈り」に集約された、人々の生き方の本質的な普遍と特殊を明らかにすることに繋がるに違いない。歴史学的手法を基軸にしながら、民俗学や人文地理学、美術史学など多様な視点を取り入れつつ「祈りの場」の比較を試みることが本研究班の目的である。

This study provides an extensive and multifaceted comparison of “sites of prayer” among various faiths, including Buddhism, Christianity, and Islam, and examines their common and distinctive features. The comparison reveals the universal and idiosyncratic nature of popular states of mind about “praying” across different regions and times, and ultimately, the universality and idiosyncrasy of popular ways of life, as epitomized in the act of “praying.” The purpose of this study is to compare “sites of prayer,” based on a historical methodology, as well as on the perspectives offered by a variety of fields, such as folklore, human geography, and art history.

研究員

主幹 新谷 英治(文学部 教授)
  蜷川 順子(文学部 教授)
  野間 晴雄(文学部 教授)
  松井 幸一(文学部 助教)
  恵崎 麻美(非常勤研究員)
  田辺 めぐみ(非常勤研究員)
  茶谷 まりえ(非常勤研究員)
  毛利 美穂(非常勤研究員)
  森 隆男(非常勤研究員)
  吉田 雄介(非常勤研究員)
  齋藤 鮎子(準研究員)

研究成果発表

紀要
第47輯
  • 蜷川順子「Asian Cities Depicted by European Painters―Clues from a Japanese Folding Screen」
  • 野間晴雄「王立キュー植物園の設立と拡大(前編)―大英帝国ネットワークの一翼―」
第48輯
  • 新谷英治「『キターブ・バフリエ』に見えるシリア海岸」
  • 吉田雄介「マスジェドにおける現在のズィールー(綿製敷物)の使用状況―イラン・ヤズド州メイボドおよび近郊の事例から―」
第49輯
  • 新谷英治「異なる2種の『キターブ・バフリエ』」
  • 蜷川順子「出現と痕跡―パリ外国宣教会を手がかりに」
  • 森 隆男「神社が創出する集落空間の秩序―丹波市青垣町今出地区の事例を中心に―」
  • 恵崎麻美「戦中期という時代と芸術―小磯良平作《南京中華門の戦闘》《ビルマ独立式典図》《日緬条約調印図》に関する考察―」
  • 吉田雄介「オスマン朝手織物生産の研究手法を再考する―イランの手織物産地研究のために」〔研究ノート〕
研究例会
平成25年度
  • 森 隆男「聖地・稲荷山をめぐる歴史的動向」
  • 松井幸一「琉球における湧水拝所の特性」
  • 新谷英治「イスタンブルの祈りの場―キリスト教徒イスラーム」
  • 吉田雄介「祈りと敷物―イランの綿絨毯「ズィールー」」
  • 蜷川順子「幕末の日本に向けられたキリスト者の眼差し―パリ外国宣教会の活動を中心に」
  • 園田恵梨果「グスタフ・クリムトの《哲学》と神智学」
平成26年度
  • 茶谷まりえ「日本の捕鯨における“聖なる空間”に関する考察」
    松井幸一「聖地の保存と景観整備」
    吉田雄介「バクフとしてのズィールーに織り込まれた文字―メイボド地域およびその周辺で実際に使用されている事例から」
    森 隆男「住まいに出現する聖地―宮崎県椎葉村神楽を中心に」
  • 齋藤鮎子「ベトナムにおける年中行事を中心とした祈りについて」
    野間晴雄「南アジアにおける聖地の景観と祈りの場―ヒンドゥー教と仏教―」
    園田恵梨果「グスタフ・クリムトの《ベートーヴェン・フリーズ》における祈りの形」
    蜷川順子「幕末の日本に向けられたキリスト者の眼差し―横浜聖心教会の建設―」
    新谷英治「日本のムスリムの祈りの場」
平成27年度
  • 森 隆男「聖地をもつ集落空間の秩序」
    恵崎麻美「小磯良平における西洋受容―戦中期西洋美術受容と宗教の関係を中心に―」
    蜷川順子「19世紀のパリ外国宣教会―大浦天主堂のルーツを求めて:上海編―」
  • 松井幸一「那覇市湧水調査報告書からみる湧水拝所の分布と利用」
    野間晴雄「ヒンドゥー教における聖地の場―バラナシを中心に―」
    吉田雄介「ズィールー(綿製絨毯)の用途の変容―祈りの場での敷物から用途の多様化―」
  • 齋藤鮎子「富士宮市における富士山と祈り―世界文化遺産「富士山」の構成資産を手掛かりに―」
    茶谷まりえ「クジラとイルカをめぐる祈りのかたち―日本の事例から―」
    新谷英治「日本のムスリムの祈りの場 その2―各地の事例から―」

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日本文学研究班
Japanese Literature Studies

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(2期目)

研究テーマ

日本古典文化の形成と受容
The formation and reception of a culture of Japanese classics

研究目的および研究の特色



本研究班はテーマを「日本古典文化の形成と受容」とし、日本古典文学・芸能の形成過程とその受容過程の両面を研究対象とする。
日本古典文化の形成と受容の両面についての研究では、「形成」については日本雅楽が中国(隋唐)の燕楽の影響を受けて成立した過程を、「受容」については奈良・平安以来の日本漢詩文が明治・大正期の泊園書院において継承された、その実態を、それぞれ研究する。日本近現代文学分野では「古典文学 / 近代文学」の断絶と連続の両相について研究し、日本古典文学・芸能分野ではそれぞれの研究を継続して深化させる。英米文学とヨーロッパ文化研究分野では、欧米の表象文化において日本の古典文学・芸能がどのような位相で受容されたのかについて研究する。
今回の研究班で最も重要なことは、関西大学東西学術研究所にエズラ・パウンド研究の拠点を作ることである。パウンド(1885-1972) は、俳句の英詩化を試みるとともに、能に関心を抱いて謡曲を英訳した文学者である。パウンドこそ、E.F. フェノロサとの関係も含めて「近代欧米における日本古典文化の受容」というテーマにも、さらには「東西学術研究所」の設置目的にも、最もふさわしい存在であると言えよう。

The theme of our group is “The formation and reception of a culture of Japanese classics.” We will study how in the process of its formation Japanese classical music was influenced by that of the Sui and Tang periods; and how Chinese poems composed in the Nara and Heian periods were received, and their tradition transmitted, in the Hakuen Academy during the Taisho and Meiji periods. We will also examine the continuity and discontinuity between Japanese classics and modern literature; and how Japanese classics and traditional performance art were received in American literature.
Another important objective of our group is to create a research base for Ezra Pound Studies. Pound(1885-1972) was a man of literature who composed haiku in English and translated a Nō play into English. Pound, who was also closely associated with E. F.. Fenollosa, is a subject of enquiry in keeping with the research principles of the Institute of Oriental and Occidental Studies.

研究員

主幹 長谷部 剛(文学部 教授)
  大島 薫(文学部 教授)
  関 肇(文学部 教授)
  高橋 美帆(文学部 教授)
  増田 周子(文学部 教授)
  山本 登朗(文学部 教授)
  溝井 裕一(文学部 准教授)
  関屋 俊彦(客員研究員・関西大学名誉教授)
  北井 佑実子(非常勤研究員)
  橘 千早(非常勤研究員)
  中葉 芳子(非常勤研究員)
  福留 瑞美(非常勤研究員)
  山寺 美紀子(非常勤研究員)
  顧 琦淵(準研究員)
  蘇 洋(準研究員)
  平田 恵美子(準研究員)

研究成果発表

出版
  • 増田周子著『一九五五年「アジア諸国会議」とその周辺―火野葦平インド紀行―(研究叢刊48)』
    (H26.3刊)
紀要
第47輯
  • 長谷部 剛「英語のなかの杜甫」
  • 増田周子「織田作之助『六白金星』の執筆に関する考察―『文藝』版草稿断簡の検討を中心として―」
第48輯
  • 長谷部 剛「ドイツ語のなかの杜甫―堀辰雄の「杜甫訳詩」とのかかわりを中心に―」
  • 惠阪友紀子「関西大学図書館蔵生田本『和漢朗詠集』上巻の本文」〔史料紹介〕
第49輯
  • 長谷部 剛「林謙三の東洋音楽研究に関する未発表原稿について」〔資料紹介〕
  • 増田周子「火野葦平の新中国視察記―広東から、漢口へ」
研究例会
平成25年度
  • 大橋毅彦「ライシャム劇場は何を生み出しどう語られたか?―多文化多言語都市・上海を考える―」
  • 長谷部 剛「郭沫若[訳]『日本短篇小説集』について」
平成26年度
  • 大島 薫「新出説法資料に「唱導研究」を問う―成菩提院所蔵『悟鈔』紹介―」
  • 関  肇「竹久夢二と新聞小説挿絵」
平成27年度
  • 溝井裕一「想起する帝国―ナチス・ドイツにおける「過去のイメージ」の乱用に関する考察」
  • 増田周子「火野葦平「インパール作戦従軍手帳」から見た戦争の記録」
  • 山本登朗「「和習」再考―日本古代漢詩の一面―」

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西洋文学における信仰とフィクション研究班
Faith and Fiction in Western Literature

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(1期目)

研究テーマ

西洋文学における宗教とテキストの関係について
Representations of Religion in Western Literature

研究目的および研究の特色


London, British Library, MS Cotton Nero D.iv, fol. 211v; ヨハネの福音書第1章3節のラテン語テキストの行間に古英語による訳が書き込まれている。Copyright ©The British Library.


London, British Library, MS Harley 913 f. 3;中英語による諷刺詩 The Land of Cokaygne の最初のページ。Copyright ©The British Library.

異文化に接した西洋世界の文学作品に「信仰」の形がどのように表れてきたのかを、ヨーロッパ、ロシア、ラテンアメリカで書かれた文学作品を通して考察する。扱う国々は、スペイン、フランス、ルーマニア、イギリス、アイルランド、ロシア、アルゼンチン、チリと、広範囲にわたる。同時に、西洋のキリスト教のラテン語による聖典と東洋で生まれた漢文による仏教の“faith”を説く経典の、東西両方のテキストに見られる訓点と注解のシステムを考察し、中世における東西両地域(東は朝鮮半島と日本;西はブリテン諸島)で、人々がそれぞれのテキストをどのように自国語に翻訳して理解しようとしていたのかについて詳しく調査し、両者の共通点と相違点、そしてその理由と背景を明らかにする。

The purpose of our research is to investigate how “faith” is represented in literatures of the East and the West, and to identify the nature and significance of the forms of contact between different cultures evidenced in these literatures. Our literary studies cover wide areas within Europe and Central and South America, notably Spain, France, Romania, Great Britain, Ireland, Russia, Argentina and Chile. We will also conduct a comparative study of the systems of construe marks devised in both the East (Korea and Japan) and the West (the British Isles), which were designed to help students of these areas read authoritative religious texts written in Chinese and Latin, respectively.

研究員

主幹 和田 葉子(外国語学部 教授)
  ローベルト・ヴィットカンプ(文学部 教授)
  近藤 昌夫(外国語学部 教授)
  鼓 宗(外国語学部 教授)
  パトリック・オニール(在外委嘱研究員・
ノースカロライナ大学チャペルヒル校(アメリカ合衆国)教授)
  ジョン・ホイットマン(在外委嘱研究員・
コーネル大学(アメリカ合衆国) 教授)
  川神 傅弘(客員研究員・関西大学名誉教授)
  入子 文子(非常勤研究員)

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身体論研究班
Studies of the Architectural Body

研究期間

平成28年4月1日~平成31年3月31日(1期目)

研究テーマ

荒川+ギンズ『建築する身体』をめぐる考察
A Study of the Concept of “Architectural Body” in Arakawa + Gins

研究目的および研究の特色


天命反転住宅外観
(撮影:中野正貴)


荒川修作、マドリン・ギンズ

本研究班は、現代美術家の荒川修作、マドリン・ギンズが唱えた思想「建築する身体」「天命反転」を、学際的な視点から考察し、「22世紀へ向けての身体論」を提案することを目的とする。
本研究の一番の特徴は、新しい身体論の構想を、荒川+ギンズ研究をフィルターにして目指す点にある。荒川+ギンズが自身を芸術・科学・哲学の総合を目指すコーデノロジスト(coordinologist、荒川による造語)と称したように、荒川+ギンズ研究には学際的な視点が不可欠である。その点をふまえて本研究班では、体験過程理論、東西身体論比較研究、身体教育学とボディーワーク論、絵画・建築作品の表象分析、生態学的アプローチ、リハビリテーション・精神医学臨床研究、荒川+ギンズプロジェクトの継続展開の研究、これに加えて、脳神経科学、システム論、芸術学などの諸分野との交流を図りながら、総合的視点に立つ身体論を提唱していく。

The purpose of our research is to adopt an interdisciplinary approach to examining the new theories advanced by Shusaku Arakawa and Madeline Gins,namely the theories of “architectural body” and “reversible destiny”, in order to propose a new body theory for the twenty-second century.
The attempt to construct a new body theory by investigating the theories of “Arakawa + Gins” is the defining feature of our study. An interdisciplinary approach is indispensable for studying their theories since “Arakawa + Gins” call themselves “coordinologists”(the term coined by Arakawa) who aim at unifying art, science and philosophy. With that interdisciplinary principle in mind, we propose a new body theory constructed from knowledge of fields such as experiencing theory, comparative studies between Eastern and Western body theories, physical education, the theory of bodywork, representational analysis of fine arts and architecture, environmental ecology, clinical research on rehabilitation and psychiatry and the deployment of the ”Arakawa + Gins” project, as well as neuroscience, systems theory and science art.

研究員

主幹 三村 尚彦(文学部 教授)
  門林 岳史(文学部 准教授)
  村川 治彦(人間健康学部 教授)
  小室 弘毅(人間健康学部 准教授)
  稲垣 諭(委嘱研究員・東洋大学 教授)
  染谷 昌義(委嘱研究員・高千穂大学 教授)
  本間 桃世(委嘱研究員・荒川+ギンズ東京事務所(株式会社ABRF)代表)
  岡村 心平(準研究員)

研究班のご紹介