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【政策創造学部の講義をチョット拝見Vol.4】 <社会と人権> |
March 03, 2008 |
<「社会と人権」担任:孝忠教授>
「社会と人権」という科目をみたとき、「人権」という語が目につきました。そのときにイメージした「人権」とは、高校時代に授業にも出てきた「いじめ」や「部落問題」といったものでした。同時に、「社会と人権」は、導入科目となっていたので、講義内容はこれから政策創造学部で学んでいくことになる専門科目の基礎的な内容の一つだろう、ということも予想できました。
そこでシラバスを調べてみました。そこには、「基本的人権について…」と書かれていました。「基本的人権」と「人権」とに違いはあるのかな、と思いましたが、基本的人権の成立、発展、保障の歴史、さらには現代社会における「新しい人権」のことなどが、講義概要に書かれていました。また、この科目は、「法律学入門」の意味もあるとされていました。これからどの分野を専門的に勉強することになっても、必要になることなので、履修することにしました。
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政策創造学部1年次生
吉岡 慎治
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講義では、現代国家にとって欠かせない憲法と立憲主義との関係について、明治維新後の近代化や憲法、民法、刑法などの制定と不平等条約の改正との関係について、そして、フランス人権宣言、世界人権宣言や国際人権規約への発展、拡がりや、それに対する批判などが説明されました。日常生活と関係するところでは、消費者問題、いじめや雇用の問題などを聞くことができました。
高校時代の授業で出てきた用語や事件もあるので、講義内容そのものが難しいと思うことはあまりなかったですが、いろいろ考えさせられ、感じることも多くありました。
1つは、同じ事件や判決に対して、いろいろな見方、考え方があるのだな、ということです。最終的な結論だけではなく、いろんな意見や見方が出てきたことをふまえて、1つの「判決」が下され、1つの「法律」ができるのであって、それらの意見や見方が「間違っている」のではなく、採用されなかっただけだという説明を聞けたことです。
もう1つは、基本的人権は、本当に「普遍的なもの」なのか、ということです。私人間(個人と個人との間)のことは、本来基本的人権の問題ではなかったということを聞いて驚きましたが、人権は大切でかけがえのないものだと思ってきたので、そのことに対する批判があることは知りませんでした。「人権の普遍性」に対して、多文化主義やフェミニズム、さらには先住民族の権利などの視点からの問いかけがあることを学ぶことができました。
この講義を通じて私は、これから専門科目を学び、自分の関心を持つテーマを専門演習などで学んでいくための基本的で基礎的なことを学ぶことができたと思います。また、自分で興味をもったことを自分で調べ、考えていくことの大切さを気づかせてくれた講義だったと思います。
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